微生物製品の世界市場、2018年までに1790億米ドル到達

株式会社グローバルインフォメーション
2013-09-12 19:00

株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Microbial Products: Technologies, Applications and Global Markets (微生物製品:技術、応用、および世界市場)」の販売を開始しました。

BCC Research によると、2012年の微生物製品の世界市場は、1170億米ドルとなりました。同市場は、2013年にはおよそ1340億米ドルに、さらに2018年には1790億米ドルに成長する見通しです。

微生物はパンやワイン、酢、その他日常品の生産に、含有物の科学的根拠がわからないころから数世紀にわたって用いられてきました。現在微生物学として知られている分野は、19世紀後半まで確立されていませんでした。

エタノールや乳酸、ブタノール、リボフラビン、およびプロテアーゼやアミラーゼ、インベルターゼといった酵素などの代謝物の微生物製品に関連する技術は、20世紀初頭に開発されました。青カビの菌によるペニシリン系抗生物質の大規模生産は第二次世界大戦中に完成し、微生物製品の生産や他の抗生物質、アミノ酸、ヌクレオチド、酵素がすぐにあとに続きました。

今日、遺伝子組み換えされた微生物は、インスリンやインターフェロン、ヒト成長ホルモン、ウィルス性ワクチンなどの非微生物製品の商業的生産に使用されています。微生物はエネルギー(バイオディーゼルやバイオエタノール)の生産や、下水や石油の漏えいによる環境汚染物質を排除にも使用されています。バイオ肥料やバイオ農薬における活性成分として、微生物は農業の生産性の拡大や、採鉱、冶金のコスト効率の良い方法の基本づくりに貢献しています。実際のところ、微生物の商業的可能性は無限大です。

同レポートは、最新のデータに基づいて、多岐にわたる分野における、短中期的に大きな商業的可能性を持つ微生物の用途を調査し、現在および今後の量的推計をおこなっています。当レポートはまた、2012年から2018年までの微生物と商業的用途に使用される微生物製品の世界市場を分析します。この用途には、農業、医療、製造、エネルギー、環境分野が含まれます。

市場調査レポート: 微生物製品:技術、応用、および世界市場
Microbial Products: Technologies, Applications and Global Markets
http://www.gii.co.jp/report/bc180728-glob-microbial-prod.html
出版日: 2013年08月01日
発行: BCC Research

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