OTPジェネレーター、USBトークンの出荷数は18億ユニットへ: オンライン取引のセキュリティ強化が目的

株式会社グローバルインフォメーション
2011-12-27 12:30

株式会社グローバル インフォメーションは、ABIリサーチが発行した報告書「On-line ID & Authentication - USB Tokens, OTP Generators, Portable Smart Card Readers, Mobile and Browser Based Software (オンラインID&認証:USBトークン・OTPジェネレーター・ポータブルスマートカードリーダー・モバイル・ブラウザベースのソフトウェア)」の販売を開始しました。

2011年中、コンピューターへの不法侵入やID詐欺における脅威の拡大が話題となってきました。サービスプロバイダーや小売業者、銀行、政府そして企業は、この脅威に対抗するための取り組みを強化しています。

その結果、オンライン取引やオンライン接続のセキュリティ強化を目的とするハードウェアおよびソフトウェアソリューションのベンダーにとって、激しい競争が始まろうとしています。

ハードウェアベースソリューションの累積出荷数は、2016年末までに18億ユニットに達する見通しです。これには、ワンタイムパスワード(OTP)ジェネレーター、携帯用スマートカードリーダー、そしてセキュアUSBトークンが含まれます。

しかし、ブラウザーや携帯機器において、より使いやすいソフトウェアがさらに大きく拡大し、2016年の出荷数の60%を占めると予想されています。

また、予想期間内にUSBトークンも大きく成長する見通しです。RSA社などのセキュリティ企業への不正侵入が話題を集め、OTPへの信頼が低下し、OTPジェネレーター市場の成長が減速したことが原因となっています。

全般的に市場は上昇傾向がつづき、2016年のハードウェアおよびソフトウェアソリューションの年間出荷数は、10億ユニットを超える見通しです。

リサーチアナリストのPhil Sealyは、「有名企業への不正侵入にメディアの注目が集まり、紙面を賑わしました。そして、データ漏洩、セキュリティ侵害に対する認識が高まっています。ハッキング被害は、ひとつの市場にとどまらす、RSA、Sony、Citigroup、L-3 CommunicationsそしてNASAといった企業が2011年に被害を受けました。」

モバイル向けソフトウェアソリューションの出荷数は2013年から急増するでしょう。ますます多くのスマートフォンやタブレットが、ネットワーク接続、取引の処理、そしてEメール管理に使用されているため、これは当然のことです。

情報セキュリティ侵害に対する脅威の拡大によって、モバイルソフトウェアソリューションは、最大の成長が予想されており、2016年には年間出荷数は3億9,200ユニットになる見通しです。

市場調査レポート: オンラインID&認証:USBトークン・OTPジェネレーター・ポータブルスマートカードリーダー・モバイル・ブラウザベースのソフトウェア
On-line ID & Authentication - USB Tokens, OTP Generators, Portable Smart Card Readers, Mobile and Browser Based Software
http://www.gii.co.jp/report/ab226180-on-line-id-authentication-usb-tokens-otp.html
出版日 2011年12月
発行: ABI Research

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