【医療DX】医師の負担を軽減。AI画像解析プラットフォーム「FORZSynAI」リリース

1,800施設への導入実績を持つエクセル・クリエイツ。日々の診療から法医学領域まで、幅広いニーズに応える拡張性を実現

2026-08-04 11:40
株式会社エクセル・クリエイツ

株式会社エクセル・クリエイツ(本社:大阪市中央区、代表取締役:棚田誠、以下「エクセル・クリエイツ」)は、医療機関向けAI画像解析プラットフォーム「FORZSynAI(フォルツシナイ)」を2026年8月1日にリリースいたしました。
本製品は、自社開発のAI解析機能を搭載したサーバーシステムです。当社の主力製品として1,800以上の医療機関に導入されている「FORZシリーズ」と連携させることで、AI導入におけるハードルの低減を図ります。日々の診療を支える機能から、将来的には法医学などの高度専門領域まで、施設ごとの課題に合わせて必要なAI機能を柔軟に選択・導入できるプラットフォームとして、医師の読影業務の効率化をサポートします。

開発の背景

エクセル・クリエイツは、画像ファイリングシステム(PACS)、検査システム等の部門システムを統合し、医療データを一元管理するシステム「FORZシリーズ」を全国の医療機関へ提供し、医療現場の負担軽減に貢献してまいりました。
昨今の医療現場においては、高齢化に伴う医療ニーズの増大と慢性的な人材不足が重なり、医療従事者への負担集中が深刻な課題となっています。当社が20年以上にわたりシステムを提供する中でも、多くの医療機関様から「日々の診療における読影業務の負担をいかに軽減するか」というご相談が多く寄せられてきました。こうした状況を踏まえ、読影業務の支援・効率化を目的として、独自の画像解析AIモデルを研究開発し、「FORZSynAI」をリリースいたしました。既存のFORZシリーズと連携することで、新しいシステムを覚える手間や既存のワークフローを変える負担もなく、使い慣れた環境のままスムーズに導入・活用いただけます。

「FORZSynAI」の主な特徴

FORZSynAIの連携イメージ

FORZSynAIの連携イメージ

・直感的な操作性と手軽な運用

FORZシリーズとのシームレスな連携により、普段お使いのビューワー画面上で直感的且つ簡単にAI解析の操作が可能です。専任のIT担当者が不在の施設や、多忙な現場であっても、既存の診療のワークフローを妨げることなくAIを活用いただけます。

・リアルタイム解析で日常診療をサポート

新たに撮影された画像をリアルタイムで自動解析し、日々の診療をスムーズにサポートします。

・日常診療を妨げないフレキシブルな自動解析機能

既存の画像を一括自動解析する機能も搭載。夜間や休診日などの診療時間外に自動で解析を行う等、柔軟な運用が可能です。

・オンプレミス型によるセキュリティの確保

施設内にサーバーを設置し、画像データを院内ネットワーク内で処理します。外部への情報漏えいリスクを抑え、高いセキュリティと患者様のプライバシー保護を実現します。

AI画像解析機能(リリース第1弾:日常診療サポート機能)

「FORZSynAI」は現場のニーズに応じて、順次新機能を追加していくプラットフォームです。今回のリリース第1弾では、日々の診療のサポートを目的とした以下の3機能を提供します。

・骨信号減弱機能(胸部X線)

胸部X線画像から肺野に重なる骨信号を減弱し、視認性を高めて診断を支援します。

     

骨信号減弱機能イメージ

骨信号減弱機能イメージ

・自動CTR推定機能(胸部X線)

心臓および胸郭の端点を自動抽出し、心胸郭比(CTR)を算出。計算の手間を省き、読影業務を効率化します。

 

自動CTR推定機能イメージ

自動CTR推定機能イメージ

・MG位置合わせ機能(マンモグラフィー)

左右乳房画像において、高さ方向の位置を自動調整します。医師が手動で調整する手間をなくし、比較読影をサポートします。

 

MG位置合わせ機能イメージ

MG位置合わせ機能イメージ

今後の展開:「法医学分野向けAI」の開発と、臨床分野への応用

「FORZSynAI」は、今回リリースした「中小規模医療機関の日常診療サポート」を皮切りに、今後は対象となる医療現場や専門領域を拡大し、プラットフォームとしてさらなる進化を遂げてまいります。
その独自の取り組みとして、高度な専門領域に特化した「法医学分野向けAI」の開発を進めています。追加機能としてリリース予定の本機能は、頭部CT画像や腰椎CT画像を対象に、専門性の高い法医学領域の画像解析業務をサポートするものです。

【法医学分野向けAIの主な機能(予定)】
・頭蓋内の出血の識別
・頭蓋骨骨折の検出
・上記AIの組み合わせによる、死因が内因性か外因性かの判別支援
・腰椎CT画像からの身長推定

さらに、本開発で培われる画像解析技術(臓器識別のためのセグメンテーション技術等)は、法医学分野だけではなく、広く一般臨床分野への応用・展開を見据えています。例えば、腰椎の解析技術を応用した整形外科分野への展開や、他部位への転用など、幅広い領域で役立つ機能へと発展させていく予定です。
当社は今後も、中小規模のクリニックから高度な専門研究機関まで、変化する医療現場のあらゆる課題に応え、現場に寄り添うAI画像解析プラットフォームとして「FORZSynAI」をアップデートしてまいります。

【企業情報】

企業名:株式会社エクセル・クリエイツ
代表取締役:棚田 誠
住所:〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場1丁目16番13号 堺筋ベストビル5階
代表電話:06-6121-2130
FAX:06-4964-1133
URL:https://excel-creates.com/
事業概要:医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売
主な製品:画像ファイリングシステム、レポートシステム、検査システム、健診システム
導入実績:国内1,801施設、海外3施設(2026年6月末時点)