低炭素セグメント(R)をシールド工事に適用 ― CO2排出量を最大約70%削減し、環境負荷を低減 ―
安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷一彦)は、安藤ハザマ興業株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:田渕勝彦)で製造した「低炭素セグメント(R)」(注1)を当社が施工中のシールド工事に適用し、CO2排出量の削減効果と実現場での汎用性について確認しました。
1.取り組みの背景
建設業界全体でCO2排出量の削減が求められている中、当社では低炭素セグメント(R)を開発し、現場への適用に取り組みました。
2.現場導入の概要と効果
国土交通省関東地方整備局発注の導水路トンネル(注2)において、使用するセグメント(内径3,500mm、幅1,350mm)のうち10リングに、コンクリートの配合を変えたCO2削減率の異なる2種類の低炭素セグメント(R)を各5リング適用しました。
これにより、従来のRCセグメント製造時と比較して最大約70%のCO2排出量の削減が可能となりました。また、コンクリートの配合を調整することによりCO2削減量とコスト等のバランスを取ることができるため、汎用性があることを確認しました(写真1、2)。


3.セグメント性能試験の実施
低炭素セグメント(R)を現場に適用するにあたり、通常のRCセグメントと同様の性能試験を実施し、所要の品質が確保されていることを確認しました(写真3)。

4.今後の展開
今後も有効な環境対策技術の一つとして、シールド工事に積極的に採用することにより、CO2排出量の削減と産業副産物の有効利用を推進し、低炭素社会と循環型社会の構築に貢献していきます。
(注1)低炭素セグメント(R)
ポルトランドセメントの一部を高炉スラグ微粉末等の産業副産物で置換し、コンクリートのCO2排出量を削減したRCセグメントであり、環境負荷の低減が可能。
(注2)国土交通省関東地方整備局発注の導水路トンネル
R5霞ヶ浦導水石岡トンネル(第3工区)新設工事