【名城大学】人間学部の志村ゼミの学生がカナダの学生と伊勢神宮で国際交流ゼミを実施

学校法人 名城大学
2025-06-02 17:00
外宮鳥居前で記念撮影に臨む国際交流ゼミに参加した学生ら

外宮鳥居前で記念撮影に臨む国際交流ゼミに参加した学生ら

人間学部の志村ゆず教授のゼミ生が5月18、19日の2日間、三重県伊勢市の伊勢神宮などで、日本研修プログラムで来日中のカナダのコーストマウンテン大学の学生たちと、心理支援をテーマに国際交流ゼミを行いました。両大学の学生たちは神宮参拝をはじめとした日本の風習や文化、リラクゼーションの体験を通して学びと交流を深めました。

参拝マナーを学ぶ

参拝マナーを学ぶ

コーストマウンテン大学はカナダのブリティッシュコロンビア州にあり、日本研修プログラムには学生14人と心理学が専門のリーゼン百合子教授、ライアン・エルナー教授が参加して11日間の日程で東京や奈良、京都、広島、北海道などを回り、その一環として名古屋と伊勢を訪れました。志村ゼミからは院生と学生6人が参加しました。

伊勢神宮は宮域林と呼ばれる森林と清らかな五十鈴川が流れる自然豊かな土地にあり、天照大御神の鎮座の場所と定められてから悠久の歴史を持つ聖地です。かつては心に穢れが生じて病気になると信じられていたため、心の病についても体を清めてから神々にお祈りすることで回復が促されるという考え方がありました。

そこで、今回の学習は「日本の古代の心理支援と現代的な支援を体験する」ことを目的として、学生たちはこの地を周遊しました。朝6時半からの早朝参拝にも参加し、神宮奉賛活動を行っている「伊勢神宮崇敬会」の大原典浩さんから正しく美しい所作の参拝マナーも教えてもらいました。

学生たちはまた、「マインドフルネス」と呼ばれる心理支援法の姿勢を、日本の習字と組み合わせて学習しました。マインドフルネスとは「今この瞬間」に意識を向け、ありのままを観察して受け入れることで、情報量の多い都市部から伊勢神宮に場所を移し、習字のお手本をしっかり見て書くという体験は、ストレス軽減につながりました。学生たちはこの後、マインドフルネスと筋弛緩訓練法を体験してリラクゼーションを行いました。

このほか学生たちは、内宮の別宮である月讀宮や、「みちひらきの神様」として知られる猿田彦神社、かつて「お伊勢さんの台所」として栄えた問屋街の河崎の街も歩いて観光しました。宿泊したのは内宮から徒歩5分の神宮会館で、カナダの学生たちにとって新鮮な和風の宿泊体験となりました。

マインドフルネスと習字体験

マインドフルネスと習字体験

月讀宮も参拝

月讀宮も参拝

猿田彦神社も参拝

猿田彦神社も参拝

日本食を体験

日本食を体験

伊勢河崎商人館で学習

伊勢河崎商人館で学習

浴衣姿のカナダの学生たち

浴衣姿のカナダの学生たち

記念撮影

記念撮影