日本オラクル、「Oracle Business Intelligence Applications」を提供開始

日本オラクル株式会社
2009-12-08 13:00

日本オラクル(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は、本日より包括的な事前定義済み分析アプリケーション「Oracle Business Intelligence (BI) Applications」の提供を開始しました。「Oracle BI Applications」は、業務アプリケーションの段階的な導入にあわせて実装できる、事前定義済み分析アプリケーションです。業務プロセスの最適化のレベルに応じて導入できるだけでなく、さまざまな指標やレポートは事前に連携されているため、プロセスの最適化に応じたバリューチェーンの可視化を行えます。

BIシステムの開発において60-70%の工数はデータウェアハウス構造の最適化とETL(Extract:抽出、Transform:加工、Load:書き出し)の定義に費やされるといわれています。「Oracle BI Applications」はベストプラクティスに基づいた分析環境を事前定義済みのため、より迅速な導入が可能となり、BIシステムの開発コストを大幅に削減できます。

「Oracle BI Applications」の特長
・最適化されたデータウェアハウスのデータモデルを定義
 日々増加するトランザクション・データに対して、迅速な意思決定を支援する最適化されたデータウェアハウスのスキーマ構造を提供

・アプリケーションの差異を吸収するETL基盤
 「Oracle E-Business Suite」、「PeopleSoft Enterprise」、「Siebel」、「JD Edwards」といったオラクルのアプリケーションのみならず、SAP社など他社の提供するアプリケーションに対しても事前定義情報を提供します。データウェアハウス構築後に業務アプリケーションが変更されてもETL基盤によって吸収されます。

・一元管理されるメタデータ構造
 すべての「Oracle BI Applications」におけるメタ情報が一元的に管理できるため、業務アプリケーションだけでなく、外部情報も容易に仮想統合することができます。

・業務の役割に即した業績評価指標とダッシュボード
 さまざまな業務領域で事前定義されたダッシュボード、数千におよぶ業績評価指標の活用によって業務アプリケーション導入後の迅速なシステム構築が可能になります。

「Oracle BI Applications」には以下の製品が含まれます。
(但し、予告なく変更されることがあります)

[ERP Analytics]
 Oracle Financial Analytics:企業の収益性とキャッシュフローの最大化を支援
 Oracle Project Analytics:プロジェクトの収益性改善と運営の健全性維持を支援
 Oracle Procurement and Spend Analytics:SCMにおける最適な意思決定を支援
 Oracle Human Resources Analytics:従業員情報から企業の業績向上と従業員維持を支援
 Oracle Supply chain and Order Management Analytics:受注処理の効率化と売上げ回収のプロセス最適化を支援

[CRM Analytics]
 Oracle Sales Analytics:営業プロセスの最適化を支援
 Oracle Marketing Analytics:マーケティングプロセスの改善を支援
 Oracle Service Analytics:サービスレベルや顧客満足度の改善を支援
 Oracle Contact Center Telephony Analytics:コールセンターでのサービス向上を支援
 Oracle Loyalty Analytics:ロイヤリティ・プログラムのプロセス改善を支援

また、IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)が2009年11月19日に発表したレポート「国内BI/BA市場 2008年の分析と2009年~2013年の予測」によると、2008年の国内ビジネスアナリティクスソフトウェア市場規模は1,241億2,900万円、オラクルのシェアは0.9ポイントアップの24.2%を有し首位を堅持しています。

詳細は以下から入手できます。
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20091119Apr.html
出典:IDC Japanプレスリリース「国内ビジネスアナリティクスソフトウェア市場予測を発表」2009年11月

◆参考資料
「Oracle Business Intelligence」情報:http://www.oracle.co.jp/campaign/bi/index.html

●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数2,226名(2009年5月末現在)。
URL: http://www.oracle.co.jp/

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 野見山
TEL: 03-6834-4835 / Fax: 03-6834-6144 / E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press

*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。その他の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。