物言う個人株主・田端信太郎が投資の新視点を明かす『株で儲けたきゃ「社長」を見ろ!』8月1日発売
経営者の特徴から企業の成長性を読み解く実践的投資ガイド
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津 要)は、2025年8月1日に『株で儲けたきゃ「社長」を見ろ!』(田端信太郎著/税込1,100円)を発売します。著者の田端信太郎氏は、NTTデータ、リクルート、ライブドア、LINE、ZOZOなどを経て、現在は物言う株主であり、SNS総フォロワー数68万人超のインフルエンサーとしても活躍する個人投資家です。本書では、数々の成長企業に勤務し、投資家としても数多くの企業経営者と接してきた視点から会社を伸ばす(株価を上げる)経営者の特徴を解説します。

会社を知りたければ、まず社長を見よ
田端氏は本書で、企業に変化をもたらす最大の存在は社長であり、その人物を知ることが投資判断において極めて重要だと述べています。とくに創業オーナー社長の思想や価値観は、企業文化や業績に強く影響を及ぼすと指摘。堀江貴文さんや前澤友作さんのような破天荒な創業オーナー社長、そしてリクルートの峰岸真澄会長やLINEヤフー株式会社(旧LINE)の出澤剛社長のような偉大なサラリーマン社長など、多様な立場で経営者と関わってきた実体験をもとに、「会社を知りたければ、まず社長を見よ」というのは、投資家のみならず、就職・転職希望者や営業担当者など、ビジネスパーソンにとって大切なアプローチだと強調しています。
学歴から家族、社内風土、宗教、SNSまで社長の本質に迫る
田端氏は、会社を伸ばす社長の特徴を、「出身地や学歴、育った家庭環境などのプロフィール」「秘書や側近、家族といった半径3メートル以内の人間関係」「組織の空気感や、社内での呼び方、イエスマンの割合などの社内風土」「内面に抱えた飢餓感や劣等感、さらには信仰や宗教などの内面」「決算説明会の振る舞い方やメディアでの発言、広告戦略やSNSでの行動などの対外活動」など、あらゆる面から探っています。業績や過去の傾向など、データを重視する株式投資において、全く新しい視点と言える内容です。そして本書の最後で「投資とは、単なる数字のやりとりではない。株を買うということは、本質的には、会社の悩みやリスクを共に背負い、その社長が目指す未来を一緒に支える行為。株主とは、社長の上司であると同時に、同志でもある」と結んでいます。投資初心者から思うような成果が出ていない人まで、伸びる会社なのか、そうでないのかを本質的に見極められる一冊です。
『株で儲けたきゃ「社長」を見ろ!』について
目次より
●株価パフォーマンスが高い社長のタイプ
●儲かる会社かどうかは、「経費」の使い方を見よ
●「出身高校」から社長の世界観を読み解く
●「家庭環境」による金銭感覚の刷り込み
●父が「娘に継がせる」のは最悪のパターン
●サラリーマン社長が子どもを入社させたら注意
●社員は「社長」と呼ぶか、「さん付け」するか
●イエスマンの数は「7~8割」までがちょうど良い
●明らかに高すぎる目標を押しつける社長は二流
●会食嫌いの内向的な社長はハイリスク・ハイリターン
●モテたくて起業した社長が応援されるワケ
●コンプレックスは「社長が語らないこと」に潜んでいる
●評価制度や報酬体系から、トップの「価値観の軸」がわかる
●ボルドー好きか、ブルゴーニュ好きかで見える社長の本質
●社長が信じる「宗教」から見える本当のモチベーション
●社長が一人で決算説明していたら典型的なワンマン
●社長以外の登壇者からわかる社内の権力体制
●ファッションがダサい社長には人望がない
●ハゲてる社長は、実は得をしている
●筋トレが趣味の社長は信用できるワケ
著者

田端信太郎(たばた・しんたろう)
1975年石川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。NTTデータを経てリクルートへ。フリーマガジン「R25」を立ち上げる。ライブドア入社後、livedoorニュースを統括。2010年からコンデナスト・デジタルでVOGUE、GQ JAPAN、WIREDなどのWebサイトとデジタルマガジンの収益化を推進。その後、NHN Japan(現LINE)執行役員、株式会社ZOZOコミュニケーションデザイン室長などを経て、現在はアクティビスト投資家に。YouTubeチャンネル「田端大学投資学部」を配信中。著書に『これからの会社員の教科書』『これからのお金の教科書』(SBクリエイティブ)、『ブランド人になれ!』(幻冬舎)など。
書誌情報
書名:株で儲けたきゃ「社長」を見ろ!
著者:田端信太郎
定価:1,100円(税込)
判型・製本・頁数:新書判・並製・256ページ
ISBN:978-4-569-85952-1
レーベル:PHPビジネス新書
発行:PHP研究所
発売日:2025年8月1日