「孤立する高齢者を“おせっかい”で救う」病院が街へ飛び出す新しい医療モデル
クラファン105人・774万円で実装されたコミュニティナースの現場を公開

医療法人社団鴻愛会こうのす共生病院(所在地:埼玉県鴻巣市、理事長:神成文裕)は、2026年3月17日および3月28日の2日間、クラウドファンディング支援者を対象とした「Social Goodプロジェクト(SGPJ)リターンツアー」を開催しました。
本ツアーでは、支援によって実現したコミュニティナースの活動や地域拠点の取り組みを公開し、寄付がどのように地域の仕組みとして実装されたのかを体感できる機会となりました。
「治療の先」にある課題 ― 退院後の孤立
日本では高齢化の進行とともに、独居高齢者の増加や地域コミュニティの希薄化が進んでいます。
特に医療の現場では、退院後に生活の不安や社会とのつながりの希薄化といった課題が顕在化しています。
こうのす共生病院では、この課題に対し、医療の枠を超えて地域との接点をつくる仕組みづくりとして「Social Good プロジェクト」を推進しています。
「活動」ではなく「仕組み」をつくる挑戦
2025年、こうのす共生病院は「おせっかいが街を救う!?未来を創る病院プロジェクト」と題したクラウドファンディングを実施し、105人から総額774万7,000円の支援を集めました。
本プロジェクトは、単なる活動支援ではなく、
・コミュニティナースの専従スタッフ雇用
・地域での継続的な活動基盤の整備
・病院職員が地域と関わる仕組みづくり
を目的としたものです。
これにより、病院が地域に出て人と人をつなぐ「コミュニティナース」の本格実装が実現しました。
支援者が体感した「実装された現場」
今回のツアーでは、支援によって実現した取り組みを支援者自身が現地で体感。参加者は、病院内にとどまらず地域に広がる活動を巡りながら、医療者や地域住民と直接対話しました。
- 退院後も寄り添う「病棟コミナス」

病棟コミナスは、入院中から関わり退院後に不安を抱えている患者や独居高齢者に対し、生活面も含めた伴走支援を行います。
制度の枠を超えた柔軟な支援を特徴としており、スタッフ自身は活動を「少しおせっかいなくらいの関わり」と表現しています。
- 地域拠点「こうのすえん」
病院の外に設けられた地域交流拠点「こうのすえん」は、誰でも気軽に立ち寄れる場所として運営されています。
高齢者、子ども、子育て世代など多世代が集まる地域の居場所となっています。
医療者と住民が語り合う「井戸端会議」

地域住民と医療スタッフがフラットに語り合う「井戸端会議」も開催されています。
医療者が一人の地域住民として地域課題を共有する対話の場となっています。
取材ストーリー(実際の支援現場)
退院後の生活に不安を抱えていた独居の高齢女性は、買い物や通院に強い不安を感じていました。
コミュニティナースが伴走する中で、地域を回る移動スーパーの利用を一緒に始めたことで、日常の買い物が可能になりました。
また、通院時には付き添いを行うことで安心して外出できるようになり、徐々に外出機会が増加。
地域の人との会話も生まれるようになりました。
このように、医療的な支援だけでなく、生活と社会とのつながりを取り戻す支援が行われています。
理事長コメント
「地域の中小病院が担う役割は、医療や介護の提供だけではありません。人と人とのつながりが希薄になる中で、病院が地域の孤立を防ぐ拠点にもなれると考えています。Social Goodプロジェクトは、病院が街の中に飛び出し、人と人をつなぐ新しい医療の形をつくる挑戦です。これを未来の当たり前にしていきたいと思っています。」
医療法人社団鴻愛会 こうのす共生病院 理事長 神成文裕
Social Goodプロジェクトについて
Social Goodプロジェクトは、医療・福祉の枠を超えて地域の孤立を防ぐことを目的とした取り組みです。
主な活動の一部
・コミュニティナースによる伴走支援
・地域交流拠点「こうのすえん」の運営
・地域住民との対話の場「井戸端会議」
病院を地域コミュニティの拠点として機能させる新しいモデルを目指しています。
本件に関するお問い合わせ・取材のお申し込み
医療法人社団鴻愛会
こうのす共生病院 広報室
電話:048-541-1131
メール:info@kouaikai.jp
公式サイト:https://kouaikai.jp/
Social Goodプロジェクトページ:https://kouaikai.net/sgpj/
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