日本オラクル、「Oracle WebLogic Suite」向けJava仮想化ソリューションを発表
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、本日、仮想化環境においてJavaアプリケーションの容易な実行を支援する「Oracle Virtual Assembly Builder(オラクル・バーチャル・アセンブリ・ビルダー)」および「Oracle WebLogic Suite Virtualization Option(オラクル・ウェブロジック・スイート・バーチャライゼーション・オプション)」を発表しました。
「Oracle Virtual Assembly Builder」は、複数層 (たとえば、Webサーバー層、アプリケーション・サーバー層、データベース層)にまたがるシステム全体のための仮想マシン群を簡単に作成、構成、プロビジョニングできるソフトウェア製品です。「Oracle WebLogic Suite Virtualization Option」は、「Oracle WebLogic Server」と「JRockit Virtual Edition」を組み合わせたもので、仮想化環境向けに最適化されており、アプリケーション性能の向上、ハードウェア利用率の改善を実現します。
「Oracle Virtual Assembly Builder」は、既存のソフトウェア・コンポーネントの設定情報を自動的に取得し、アプライアンスと呼ばれる独立したブロックとして必要な製品・サービスをパッケージ化するためのフレームワークを提供します。管理者は「Oracle Virtual Assembly Builder」を用いて、上記でパッケージ化したアプライアンス・コンポーネントを組み合わせて、システム規模の大小に関わらず、複数層にまたがるアプリケーション構成を容易に設計・展開できます。
「Oracle JRockit Virtual Edition」は、TCP/IP、ハードウェア・デバイスの連動、ファイルI/O、プロセス・スケジューリングなどのオペレーティング・システムとしての基本的な機能を内包した、ハイパーバイザ(サーバー仮想化ソフトウェア)上で直接稼働するJava VMです。エンタープライズJavaアプリケーションにとって重要ではないオペレーティング・システム機能を排除することで、ハードウェア・リソースや管理作業負荷を解放します。
これにより、同じハードウェア上での通常のサーバー仮想化環境に比べて、より多くのアプリケーション・サーバーを稼働させることができます。また、一般的なオペレーティング・システム上での展開に比べて、仮想化Javaアプリケーションのパフォーマンスを30%向上することができます。
「Oracle WebLogic Server」は、「Oracle JRockit Virtual Edition」を利用することで、オペレーティング・システムなしでも、「Oracle VM」上で直接実行することができるようになりました。「Oracle VM」のサーバー仮想化により、エンタープライズ・ソフトウェアの展開や管理が容易になります。また、ビジネスにおいて重要なデータベースやアプリケーションのワークロードに効率的かつ費用対効果の高い方法で対応できるように最適化されています。オラクルのすべてのソフトウェアに対応する唯一のx86サーバー仮想化である「Oracle VM」は、無料でダウンロードすることができます。
「Oracle Virtual Assembly Builder」と「Oracle JRockit Virtual Edition」を同時に使用することで、展開とランタイム効率の向上が可能です。この組み合わせで運用コストおよびリソース・コストの両方を削減し、大きな価値を提供することができます。
●オラクルについて
オラクルは世界で最もcomplete、open、integratedなビジネスソフトウェアとハードウェア・システムの会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com/jp をご覧ください。
●商標
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
■本件に関するお問い合わせ先
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