ネクストジェンの提供するキャプチャーソリューション 「LA-6000」の接続先を大幅拡大!
音声コミュニケーション市場で培った相互接続力をCTIシステムやAIソリューションに活用
株式会社ネクストジェン(本社:東京都港区、代表取締役社長 執行役員 CEO:大西 新二)は、当社のソフトウェア「LA-6000」が、CTIシステムやAIソリューションと連携し外部サービスへ音声データをリアルタイムで橋渡しする活用方法が拡大しており、新しい接続先が増えたことを発表いたします。

背景
従来、「通話録音」のニーズは証拠保全など、いざという時に発話内容を確認できるよう「守る」「探す」といった目的で利用されるケースが多くありましたが、近年では生成AIの登場で「企業の応対品質・生産性の向上」や「オペレーターの指導・教育」、「VOC活動」などといった活用ニーズが拡大しています。
当社が提供しているソフトウェア「LA-6000」は、通話録音装置として接続性能に定評があり、日本国内でも高いシェアを誇るコンタクトセンターシステムやPBXに対応しています。これまで官公庁や保険、金融業界など多くの企業や団体に採用されており、最近では、NECプラットフォームズ株式会社が提供する、IP-PBX「UNIVERGE SV9500CT(https://www.necplatforms.co.jp/product/sv9500ct/index.html)」との連携要望を受け、1,000席以上の大規模収容が可能な連携*を実現いたしました。
また、通話録音装置としての機能に加え、CTIシステムから受け取った情報や、録音した音声データをAIソリューションなどの外部サービスへ橋渡しするキャプチャーソリューションとしての側面も持ち、日々連携先を増やし、接続性を向上させています。
*大規模収容が可能な連携:EMS API(Event Message Service API)での連携となります。
音声キャプチャー後の連携先となるCTIシステムやAIソリューションを拡大
CTIシステムとの接続事例
株式会社コムデザインが提供する、国内トップクラスの採用実績を持つクラウド型コンタクトセンターソリューション「CT-e1/SaaS※1」においては「LA-6000」との接続が承認され、API接続が可能となりました。これにより「LA-6000」で録音した音声データをリアルタイムに「CT-e1/SaaS」に提供できるようになり、タイムラグなく音声認識を実施し、オペレーターの生産性と業務向上に役立てることが可能となります。
(関連プレスリリース:https://www.nextgen.co.jp/new/2025/04/20250414.html)
AI市場と音声システムの融合を後押し
AIソリューションを開発・販売する企業では、AI技術を活用して高度なソリューションを提供しており、市場の拡大も期待されています。しかし、これらの技術は電話や音声システムの分野とは異なる領域であるため、AIソリューションをうまく機能させつつ「電話環境から音声ファイルを取得する」ことが難しいといった課題を持つ企業は多くあります。
そこで、さまざまな外部システムとの接続実績の多い「LA-6000」を活用し、音声をキャプチャーしAIソリューションに橋渡しすることで、AIソリューションと音声システムをシームレスに連携させることが可能になります。
当社では「LA-6000」をAI市場でも活躍するソリューションに成長させることを目指してまいります。
AIソリューションとの接続事例
NTTテクノクロス株式会社が提供する「FSVM(ForeSight Voice Mining)※2」と「LA-6000」を組み合わせ、リアルタイム音声認識を活かし応対品質を向上させ、顧客満足度を高めるとともに、業務負荷軽減により生産性向上を図ることを実現いたしました。
(関連プレスリリース:https://www.nextgen.co.jp/new/2024/08/20240828.html)
LA-6000接続可能ソリューション
【AIソリューション】
Enour CallAssistant ※ 提供企業:株式会社オプテージ
ForeSight Voice Mining ※ 提供企業:NTTテクノクロス株式会社
RECAIUS コンタクトセンタープラス ※ 提供企業:東芝デジタルソリューションズ株式会社
U-cube cogni ※ 提供企業:株式会社ネクストジェン
OMNIS ※ 提供企業:丸紅情報システムズ株式会社
【CTIソリューション】
UNIVERGE SV9500CT ※ 提供企業:NECプラットフォームズ株式会社
Cisco Unified Communications Manager(Cisco 統合コミュニケーションマネージャー) ※ 提供企業:シスコシステムズ合同会社
Avaya Aura ※ 提供企業:Avaya
NETTOWER CX-01 ※ 提供企業:株式会社 日立情報通信エンジニアリング
Genesys Cloud CX ※ 提供企業:ジェネシスクラウドサービス株式会社
CT-e1/SaaS ※ 提供企業:株式会社コムデザイン
今後の展開
当社では20年以上「モノとモノをつなぐ技術」に大きな価値を見出し、音声システムの接続性能や技術の向上に取り組み、接続性能が高いサービス・商材を開発提供しています。
「LA-6000」においては活用ニーズの拡大に伴い、ビジネスの販売計画としては今後3年間で約15億円の売上を目指しています。通信キャリア業界で培った技術力を武器に、CTIシステムなどのコンタクトセンターシステム関連商材はもちろん、さまざまなAIソリューションと連携し、当社の価値の向上につなげてまいります。
用語について
※1 CT-e1/SaaSとは
「CT-e1/SaaS」は、コムデザインが提供するクラウド型CTIサービスです。低コスト・専用設備不要といったクラウド型サービスのメリットに加えて、機能の網羅性の高さや、導入企業ごとの柔軟なカスタマイズが可能という特長もあり、累計1,745テナント31,000席以上の企業に採用されています。(詳しくはこちら:https://comdesign.co.jp/service/)
※2 FSVM(ForeSight Voice Mining)とは
NTTの研究所が独自に開発した音声認識技術や感情分析技術、言語解析技術を活用したNTTテクノクロス株式会社が提供するコールセンターAIプロダクトです。
生成AIの活用により、保険や金融等の業界特化の語彙や、特定組織の固有の言い回し等をリアルタイムで音声認識し、通話内容のテキスト化や要約、内容に応じたマニュアルの自動表示、通話のモニタリングなどにより、オペレーターやスーパーバイザーの応対業務の応対力向上を支援します。日本国内をはじめ、北米(米国・カナダ)、UKでサービス提供しています。 ※導入実績:5万6千席(2024年7月末時点)(詳しくはこちら:https://www.ntt-tx.co.jp/products/foresight_vm/)
ネクストジェンについて
当社は2001年に創業、電話通信網にIP(Internet Protocol)技術を持ち込むことで、専用設備をソフトウェア化する画期的なイノベーション、通信価格の劇的な低下につながる技術革新をリードしてきました。
いわば、日本のボイス・コミュニケーション・ネットワークを変革してきた真のパイオニア企業です。
当社が提供するソフトウェア・サービスやシステムは、日本の4大通信キャリアに採用され、その技術を基にした一般企業向けシステムやクラウドサービスは、官公庁始め多くの大企業、コールセンター等で活用されています。採用の理由は、海外を含む多様なネットワークとの接続実績に基づく信頼性、安定した通信品質にあります。これまで蓄積した技術・ノウハウを基に、ひとつは音声通信に関する幅広いソフトウェア・システムやクラウドサービスを提供する事業を行っています。
例えば、クラウド PBXサービス(内線電話交換システムのソフトウェア化・クラウド化)、音声収録とAIによる音声認識システム、CPaaS(多様なコミュニケーション手段のプラットフォーム・サービス)を活用したDXソリューション、クラウド音声サービス基盤の提供等です。
もう一つの事業としては、今後さらにニーズが高まるであろう企業業務アプリケーションのクラウド化をサポートするクラウドDX事業、例えば、通信事業者が必要とする複雑な課金システムのローコードクラウド化や業務のコンサルティングを含めたシステムのクラウド化支援サービス等、当社のクラウドサービスの提供を通して得られた技術・ノウハウを活用した顧客のクラウドリフトやシフトの支援を進めています。
公式 Web サイト: https://www.nextgen.co.jp/
公式 Facebook ページ: https://www.facebook.com/NextGen.Inc
※掲載されている会社名・商品名・サービス名は、原則として各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ネクストジェン 管理本部 経営企画部
お問い合わせフォーム:https://www.nextgen.co.jp/contact/