コンテナ建築で公共施設の新しい形を提案。 福岡県篠栗町の児童クラブ分館が竣工、2026年4月より利用開始

「地域とゆるやかにつながる、新しい子どもたちの場所」を 株式会社コプラスが有限会社立開工務店と共同で企画提案・設計

2026-04-28 10:21
株式会社コプラス

株式会社コプラス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:青木直之)は、有限会社立開工務店との共同提案により、福岡県篠栗町における「やまばと児童クラブ整備事業」に参画し、コンテナを活用した児童クラブ分館の企画提案・建物設計を担当しました。

本提案は、放課後児童クラブの定員不足という課題に対し、短工期・コスト縮減が可能なコンテナ建築を用いて応えるとともに、子どもたちの居場所としての質と、地域との関係性の両立を目指したものです。 2026年3月に建物が完成し、4月より利用開始となりました。

やまばと児童館 コンテナハウス外観

やまばと児童館 コンテナハウス外観

提案の背景:放課後児童クラブの定員不足に、コンテナ建築で対応

当建設地の近隣に位置する、やまばと児童館に併設された放課後児童クラブでは、利用希望者の増加により定員不足が課題となっていました。2026年4月の利用開始という目標がある中で、いかに迅速にかつ合理的に整備を進めるかが求められていました。

その解決策として検討されたのが、コンテナを活用した分館整備です。株式会社コプラスはこれまで、篠栗町においてコンテナを活用した観光交流拠点「339Re」の企画・事務局運営に携わり、観光案内とカフェの機能を基に地域住民と来訪者が自然に交わる場を実現してきたことが提案の背景にあります。

篠栗町観光交流拠点 339Re

篠栗町観光交流拠点 339Re

デザインのポイント

本施設では、装飾的なデザインやパステルカラーに寄せるのではなく、落ち着いた色彩と素材感を基調としました。子どもたちが日常的に過ごす場として、年齢や成長段階に関わらず心地よい・長く使い続けられる空間を目指しています。

立体的な外観と個性的なカラーで、目を惹くデザインに

建物は、40ftと20ftのコンテナを組み合わせて立体的に構成し、コンテナならではのモジュール性を活かしながら、単調にならない表情を生み出しました。テーマカラー設定にあたっては児童館の先生方の意見も参考に、やまばと児童館本館の黄色、篠栗の山並みを想起させる深緑、街並みに調和するグレージュの3色を採用。外壁や内装のアクセントに使用し、地域との関係性を意識しています。

子どもにとっての心地よさ・快適さを叶えるプラン

児童クラブという場に求められる「安心」と「居心地のよさ」を起点に設計を行いました。空間は明るく広がりを持たせつつも、子どものスケールに合わせた寸法を設定。建物には大きな窓を設け、光と風を取り込みながら、内外の関係をやわらかくつなぎます。窓の高さや大きさに配慮し、安全性と開放感を両立しました。

まちににぎわいを生む、内と外をゆるやかにつなぐ建築

敷地の南側には多目的に活用できる園庭を配置し、安全性に配慮しながら屋内外の活動が連続できる計画としました。また、エントランスにはピロティを設け、日差しや雨を避けながら人を受け入れる余白をつくっています。

今後、こどもたちの活動とまちがほどよくつながり、にぎわいを生むことが期待されています。

<外観>

<外観>

<室内の様子>

<室内の様子>

<入口・階段>

<入口・階段>

<園庭>

<園庭>

今回の提案を通して

本プロジェクトは、限られた条件の中で課題に応えると同時に、これからの児童クラブや公共施設のあり方を模索する取り組みです。コプラスは今後も、建築とまちの関係を丁寧に捉えながら、機能だけでなく利用シーンやまちの風景、未来の発展まで描いた企画・設計を続けてまいります。

■ プロジェクト概要

• 事業名:やまばと児童クラブ整備事業
• 設計・監理:株式会社コプラス
・施工:有限会社立開工務店
• 所在地:福岡県糟屋郡篠栗町中央三丁目5082番地1
• 構造:鉄骨造/2階建
• 敷地面積:341.33㎡(103.25坪)
• 延床面積:183.07㎡(54.46坪)
• 利用開始:2026年4月

■ 会社概要

株式会社コプラス
所在地:東京都渋谷区南平台町16-29 グリーン南平台ビル5階
設立 :2002年2月6日
資本金:6,011万円
代表者:代表取締役 青木 直之

事業内容:
・不動産企画・事業コーディネート
・不動産コンサルティング
・建築設計・施工管理・プロジェクトマネジメント
・プロパティマネジメント・運営事業
・まちづくり・地域活性化事業

https://www.co-plus.co.jp/