【BIOME Kobe】小島祐一 油彩個展「存在の残響、筆のはからい」のご案内

堅牢な筆致と温もりに満ちた色彩に、改めて注目する。小島祐一油彩作品を存分に堪能できる個展を開催。

2026-08-19 20:30
Artroom BIOME

2026年8月吉日

アートギャラリーのようでギャラリーではない — A gallery, but not a gallery.

BIOME(バイオーム)から2026年9月に開催される展覧会について、ご案内いたします。

展覧会情報

小島祐一 油彩個展

「存在の残響、筆のはからい」

会 期:2026年9月12日(土)から10月4日(日)まで

時 間:12:30 - 18:00 最終日のみ12:00 – 15:00 

休廊日は木曜・金曜日となります。

*事前の予告なく内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

*最新情報は、BIOMEのウェブサイト、Instagramなどでご確認ください。

神戸・御影のBIOMEでは、2026年9月12日(土)から10月4日(日)まで、京都府在住の画家、小島祐一氏による油彩個展「存在の残響、筆のはからい」を開催します。

しっかりとした筆致、そして絵具づかい。最近の油彩絵画作品では少ないと感じさせるほど、力強いのが小島氏の作品の特徴です。

小島祐一氏とは、2024年5月に開催した、香港在住の坂岡知子氏による絵画個展「香港のアトリエから」にご来廊いただいたことがはじまりです。その翌年、京都で開催された小島氏の個展にご案内いただき、作品を拝見いたしました。

作品そのものに限らず、描き続けられてきた時間、身近な人物や風景との向き合い方に、BIOMEとして紹介すべきものがあるのではと思い、油彩個展「存在の残響、筆のはからい」の開催が実現いたしました。

これまでにもBIOMEでは、様々なアーティストによる油彩作品を扱ってきております。

小島氏の作品は、技術や主題の説明だけでは収まりきらないものがあり、BIOMEにおける油彩作品を新たな境地へと導いてくれるものかもしれません。

描き込まれている作品には、その人が、その時に見えてしまったもの、抱えてしまったもの、手放せなかったものが、面にそのまま残っているようにも見えます。

どこまでも素朴で、どこまでも純粋な作品を、小島氏の技法とあわせて、おたのしみいただける展覧会となります。

小島祐一 油彩個展 「存在の残響、筆のはからい」について

小島祐一氏が描くのは、ご自身、身近な人々、近所の風景など、日々の暮らしのなかにあるものです。

先に大きなテーマや物語を決めるのではなく、目の前にいる人や、その時に見ている景色などから描きはじめるようです。

人物を描くときには、顔のかたちだけではなく、表情、眼差し、姿勢、手の置き方などを見ています。風景では、観光地としての京都ではなく、田畑や道、家並みなど、人々が暮らしている場所を描いています。

制作中に、予定していなかった色や形、線が生まれることがあります。小島氏は、これを"想定外の驚き"と呼んでいます。その"想定外の驚き"を、消したり、描き直したりするのではなく、絵のなかで生かしながら制作を続けます。描く前にはわからなかったものを、描きながら見つけていくことも、小島氏の制作の一部です。

個展のタイトル「存在の残響、筆のはからい」は、描かれた人や風景が、絵のなかにどのように残っていくのか、描いている途中で生まれたかたちや色を、小島氏がどのように咀嚼しているのかを表現しています。

小島氏の作品のなかで、人物も、風景も、安心できる距離に置かれていません。見る側も、少し巻き込まれてしまうのが小島氏の作品です。そこにためらいもありましたが、同時に、BIOMEが新しい場所で展覧会を続けていく上で、避けずに向き合うべき作品であるとも感じました。

本個展はBIOMEにとって挑戦でもあります。

整えられた紹介では届かないものもあります。見やすくするだけでは、かえって失われるものもあります。小島氏の作品には、そうした危うさと、切実さが潜んでいると思います。

油彩と素描を通して、小島氏が人や景色をどのように見て、描き、絵にしてきたのかをご覧いただけます。また小島氏の個展ではお馴染みの設営手法がございます。BIOMEでもその手法を尊重しつつ、BIOMEならではの見せ方に挑戦いたします。

小島祐一氏から個展に寄せて

ぼくは、家族や身の回りの景色の中に、絵を描く意味を見出してきました。自画像、家族の肖像、近所の風景など、日々の生活とほとんど同じ距離にあるものを、油彩や素描で繰り返し描いています。

なぜ絵を描くのかと問われるたびに、結局のところ、「そこにモチーフがあるから」と答えるしかないように感じます。そこにあるものを、その存在のまま描きたい。そして一筆ごとに、描く対象への感謝を込められるようになりたいと願っています。

制作の途中で、ときどき、こちらの意図からは予想できなかった「想定外の驚き」が、画面の側からふいに現れることがあります。おそらく、そこにこそ、ぼくが描こうとしていたものへの手がかりが潜んでいるのだと思います。

(2026年7月 小島祐一)

作家プロフィール

小島祐一 Yuichi Kojima

東京都出身 京都府在住

2002年に嵯峨野に住み始め、2004年から鳴滝にて制作活動を行う。

筑波大学芸術専門学群環境デザイン専攻を卒業後、建設会社の企画設計室に勤務。退職後、自転車にテント、寝袋、自炊道具、スケッチブックを積み、日本各地を巡る旅に出る。北海道の利尻島・礼文島から沖縄県の与那国島までを旅する中で、画家を志す。1993年、鷹美術研究所で人体デッサンを学び、1995年にフィレンツェ国立美術学院(Accademia di belle arti di Firenze)、1997年にアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク(Art students league of New York)で学ぶ。2002年から京都・嵯峨野に住み、2004年より鳴滝を拠点に制作している。

添付資料

DM 表

DM 表

DM 宛名

DM 宛名

小島祐一

小島祐一

「俯く少年」

「俯く少年」

「嵯峨野の冬」

「嵯峨野の冬」

「休息」

「休息」

プロフィール画像 1枚
DM画像  2枚
作品画像  3枚

以 上

お問い合わせ:

BIOME(バイオーム)

兵庫県神戸市東灘区御影2丁目6番11号

BIOME御影Alcove 1階(〒658-0047 )

栗山典

メール:artroom@biomekobe.com 

Web:www.biomekobe.com

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