香りの分析試験のご案内 -香りを“強み”に変える時代へ!印象を可視化し、製品の魅力づくりをサポート-

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター
2025-05-30 16:00

一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下、ニッセンケン)では、香気成分を可視化する「香りの分析試験」を実施しています。香りの印象を客観的に示すことで、品質管理や製品訴求の裏付けに役立ちます。

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香りが製品イメージと購買行動に与える影響

消費者の「香り」に対する感受性は年々高まっており、製品に含まれる「香り」がブランドイメージや購買行動に影響を与えるケースが増えています。特にアロマ製品や化粧品などでは、香りの質や強さ、持続性が購買の決め手になることも少なくありません。このような背景から、ニッセンケンでは従来の官能評価に加え、香りを化学的に分析する「香りの分析試験」を実施しています。製品開発、品質管理、そしてマーケティングにまで役立つ“香りの見える化”を支援します。

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試験の特長

【対象製品】
 繊維、皮革、金属、薬剤 など

【特長】
①高感度な成分分析
 香気成分を効率的に検出・分析し、高感度かつ安定した測定が可能です。
②高精度の解析データベース
 香気成分に関する化合物情報や文献情報が多数登録されたデータベースを活用し、目的成分の抽出・同定が可能です。さらに、「柑橘系」「甘い」「脂っぽい」など、においの印象(キャラクター)も言語化することができます。

【活用例】
・香り付きアロマ製品の香気成分を可視化し、製品訴求に活用
・香りの持続性や強度の経時変化を評価し、機能性の根拠づけに活用 など

【分析事例】
市販のアロマスプレーを分析したところ、下図の香気成分が主に検出され、「柑橘系のフレッシュで爽やかな香り」と「甘く温かみのある香り」を持つことが確認できました。当該製品は、実際にオレンジ、ベルガモット、ラベンダー、シダーウッド、ライムなどの精油が使用されていました。

香りの検出成分を時間軸で可視化

香りの検出成分を時間軸で可視化

データベースと照合し、香りの“印象(キャ ラクター)”を化学的に表現

データベースと照合し、香りの“印象(キャ ラクター)”を化学的に表現

本試験に関するお問い合わせ先

最寄りの各事業拠点にお気軽にお問い合わせください。
https://nissenken.or.jp/contact/

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一般財団法人ニッセンケン品質評価センターとは

ニッセンケンは、1948年の設立以来、繊維製品を中心とした「試験・検査」を通じて、製品の安全性や機能性を評価し、日本と世界のものづくりを支えてきました。現在では、世界最先端の安全基準「エコテックス®認証」において、アジア地域で唯一の認証機関でもあります。

繊維関連の各種試験に加え、抗ウイルス性能の評価、香粧品検査、海外市場への進出支援、さらには品質やサステナビリティを軸にしたブランディング支援まで、幅広い領域に対応。「品質課題のソリューションパートナー」として、企業や製品の新たな価値創出を支援しています。

設立日:1948年12月6日
本社所在地:〒111-0051東京都台東区蔵前2-16-11
代表者:理事長 駒田 展大
ウェブサイト:https://nissenken.or.jp/
事業内容:繊維製品、それに類する製品及び健康と安全性に係わる製品の試験、分析、解析
     エコテックス®国際共同体加盟機関
     厚生労働省登録試験検査機関
     JNLA登録試験事業者