企業の「ネットゼロ」移行計画を認証する新サービス BSIジャパン(英国規格協会)、日本市場で11/5開始 日本語で一貫支援、製造・建設・金融等の業界へ導入推進
~脱炭素経営は「宣言」から「第三者検証」の時代へ、海外15社・団体が認証済~
国際規格の認証・原案策定を手掛けるBSI(英国規格協会)の日本法人、BSIグループジャパン株式会社(神奈川県横浜市、以下「BSIジャパン」)は、企業の「ネットゼロ(温室効果ガス排出量実質ゼロ)」実現に向けた移行計画を検証・認証する新サービス「ネットゼロパスウェイ認証」の提供を、日本市場で2026年11月5日(木)から開始します。
本認証は、【1】国際規格に基づくGHG排出量(Scope1、2、3)データの検証と【2】ネットゼロ移行計画の監査の2段階で、年次で実施します。【2】の監査は、将来のISO化を見据えた国際ガイドライン「IWA 42」※1に準拠して行われます。
既に環境マネジメントシステムを構築している場合は、その仕組みを「ネットゼロ」の運用の一部として活用できるため、厳格なSBTi要件への対応を効率的に進めることが可能です。
本認証は、グリーンウォッシュ回避と企業価値向上の両立を可能にし、投資家・消費者・取引先からの信頼獲得やグローバル市場での競争力強化に貢献します。

海外の幅広い業界で導入、「脱炭素経営」の信頼性を向上
同サービスは、英国規格協会(BSI、英ロンドン)が、2024年7月に策定。既に英国とベルギー、中国で導入が進んでいます(脱炭素関連産業を中心に、建設、製造、金融、コンサル、IT、公共、イベント、物流など幅広い業界の15社・団体が認証済。2026年7月時点)。
本認証は、GHG排出量の実質削減を重視し、カーボンオフセットのみに依存しないネットゼロ移行計画の実効性を第三者が評価する仕組みで、海外で活用が拡大しています。

国内で製造業大手から既に引き合い、認証の意義・メリットを共有するセミナーも計画
当社は、ご相談から申請・審査・認証取得・認証後のフォローまでを一貫して提供し、専門人材による日本語対応体制を整えています。
また、グローバルサプライチェーンで脱炭素対応への説明責任が求められる企業を中心に、海外での認証実績も踏まえ、脱炭素関連のエネルギーや製造、建設、金融、運輸・物流といった業界への導入を推進する方針です。既に国内を代表する製造業大手からの引き合いをいただいています。
来季に向けモデルケースを創出し、認証への道筋やメリットを共有するセミナー実施を計画しています。
BSIジャパンの新サービス「ネットゼロパスウェイ認証」3つの特徴

※1:IWA 42…脱炭素戦略の実効性と信頼性を高める推奨事項を定めた国際ガイドライン(ISO ネットゼロガイドライン)。同指針をベースに、第三者による検証・監査を可能にする、初のネットゼロ国際規格「ISO 14060」の策定が進んでいます(IWA 42ガイドラインはすべて推奨事項ですが、ネットゼロパスウェイ認証ではこれらをすべて要求事項とみなして監査)
※2:ISO 14064-1…GHG排出量の算定・報告に関する国際規格
「ネットゼロパスウェイ認証」日本でのサービス概要

背景
脱炭素経営は【宣言】から【第三者検証に基づく実行】を証明する時代へ
世界的にネットゼロへの取り組みが加速する中、国内においても目標を「宣言」するだけでなく、その達成に向けた計画や取り組みの実効性を第三者が検証する、「確証に基づく実行」が求められるフェーズに突入。
SSBJをはじめとする気候関連を含むサステナビリティ情報開示の拡大や、国際的なサステナビリティ要件の高度化を背景に、企業にはこれまで以上に透明性と説明責任が求められています。
BSIジャパンは、2050年ネットゼロの実現に向け、本認証を通じて日本企業の脱炭素への取り組みを客観的な信頼へとつなげ、競争力強化と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
参考情報
サステナビリティ領域全体での国内企業への支援を強化
サステナビリティ領域における、BSIジャパンの強みは、ISOをはじめとする国際規格(国際基準)に準拠した「透明性と信頼性の高い認証・保証サービス」にあります。
当社は多様化する現代の社会課題に対応するため、本領域全体で、国内企業への支援を強化しています。
また、「ネットゼロパスウェイ認証」のほか、「GHG検証」、「気候及び社会データなどサステナビリティ情報開示・第三者保証」、「生物多様性」「食品やイベントサステナビリティ」認証などに関する各種研修・セミナーも行っています。
さらに、本領域の専門チームを構築。関連するISO審査・保証業務の経験豊富な専門人材が在籍し、今後は人員拡充を予定しています。

BSI(英国規格協会)について
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、英国政府から国家標準化機関に指定されている組織であり、規格の開発をはじめ、認証、保証、研修、アドバイザリーサービスを世界各国で提供しています。125年にわたり、私たちは「進歩は、安全で、一貫性があり、信頼できるものであって初めて機能する」というシンプルな信念のもと、優れた意図を信頼できる成果へと転換し、社会にポジティブな影響をもたらしてきました。1901年の鉄道用レール規格の標準化から、ヘルメット安全規格による社会の保護、AIガバナンスの先導、ネットゼロ実現のための統一フレームワークの策定に至るまで、BSIは社会と産業のあらゆる分野で活動し、パフォーマンスの向上、リスクの低減、持続可能な成長の推進に取り組んでいます。 現在は世界74,500社以上の顧客と連携し、組織のパフォーマンス向上、リスク低減、イノベーションの促進、持続可能な成長の実現を支援しています。また、ISO(国際標準化機構)やIEC(国際電気標準会議)をはじめとする国際標準化活動において英国を代表し、国際社会における共通ルールづくりにも貢献しています。
BSIグループジャパンについて
BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人です。マネジメントシステム認証、医療機器認証、製品試験・認証、第三者保証サービスおよび研修の提供を主業務とし、また規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供しています。さらに、時代のニーズに合わせて、デジタルトラストの実現に向けた体制構築や、サステナビリティに関する取組への第三者保証業務を提供し、組織のガバナンス強化と企業価値向上に寄与しています。
URL: https://www.bsigroup.com/ja-JP/