現場マネージャーがAIで自らシステム開発  2026年6月までに全社員にAIエージェントを配布し 「全員が開発者」の組織へ

専任開発部門に頼らず現場の課題を即座に実装。 メンタル不調の早期検知など、実務直結の独自ツール7種を順次実用化。

2026-04-27 10:30
株式会社Grant

大企業向けのシステム導入支援・業務効率化コンサルティングを展開する株式会社Grant(以下「当社」)は、米Anthropic社のAIエージェント「Claude Code」を全社員に配布するプロジェクトを推進しています。2026年2月の役員層への配布を皮切りに段階的に拡大し、2026年6月1日には、希望する全社員へAIエージェントを開放。「情シス待ち」によるロスタイムを撤廃し、現場の課題を即座に解決する「全員が開発者」の組織体制を構築します。

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本取り組みの最大の特徴は、現場のマネージャー層が自らAIエージェントを駆使し、業務ツールを内製している点にあります。当社では、基幹システムの構築を専門チームが担う一方で、現場の顧客対応やチーム運営における課題は、プログラミング経験のないマネージャーがAIの支援を受けて即座にアプリケーション化しています。クライアントからの問い合わせを自動で管理表に起票・通知する仕組みや、社員のメンタル不調を早期に検知する仕組みなど、現場の課題から生まれた実用ツールを次々と稼働させています。

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取り組みの特徴

  1. 「マネージャー自らが創る」AIによる現場主導の爆速DX
    従来の「情報システム部門に要望を出して待つ」でなく、現場の痛みを最もよく知るマネージャー自身が、AIエージェントをアシスタントとして活用しツールを開発。専門知識がなくても、AIとの対話を通じて要件定義から実装までを行うことで、圧倒的なスピードで業務改善を実現しています。
  1. 経営層から現場へ――段階的な「背中を見せる」展開
    AI導入の多くが「ツールを配ったが現場で使われない」という課題に直面するなか、当社は経営層・マネージャー層が自ら日常業務で使いこなし、システム開発まで行うという成功体験を蓄積。そのノウハウと熱量をトップダウンで現場へ展開する方針を採用しています。
  1. 「基幹システム」と「現場ツール」のハイブリッド開発体制
    当社の「AI研究所」が全社横断的な基幹システムの開発・ガバナンスを担い、現場のマネージャーが個別最適化された業務ツールを俊敏に開発するという、双方向の体制を構築。個別の業務課題を即座に解決する『アジャイルな現場開発』と、全社の基盤を支える『堅牢な基幹システム』の両輪を回す体制を構築しています。
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現場の課題から生まれた「内製ツール」の例

・メンタルヘルス早期検知システム
日々の業務コミュニケーションやログの変化から、社員のメンタル不調の兆候をAIが検知。管理職による迅速なフォローを可能にし、持続可能な働き方を支援します。

・問い合わせ自動起票・統合管理ツール
顧客からの問い合わせをAIが解析し、自動で管理表への起票と担当者通知を完了。複数案件の状況をリアルタイムで統合・可視化し、トラブルの予兆を捉えます。

・業務フロー自動生成エージェント
ヒアリングメモや議事録を入力するだけで、標準的な業務フロー図を瞬時に生成。コンサルタントのドキュメント作成時間を大幅に削減します。

今後の展望

当社は自社を「AI活用の実験場」とし、この「非エンジニアによる開発ノウハウ」を体系化します。今後は、自社で実証済みの内製ツール群および導入メソッドを、DXに悩むクライアント企業へ外販ソリューションとして提供することも視野に実用化を進めてまいります。