【2026年2月調査】足立区は「低住宅費×高利便性」。売買価格相場は23区最安でも資産価値上昇の理由

データを活用し、世帯年収・家計支出・マンション価格を多角的に分析

2026-02-16 17:00
マンションリサーチ株式会社

マンションリサーチ株式会社(本社所在地:東京都千代田区神田美土代町5-2、代表取締役社長:山田力) は、マンション市場の長期的な変化を把握するため、全国14万3,000棟のマンションデータを公開している「マンションナビ」 の保有データを用いて、足立区の世帯年収や家計支出、マンション価格相場をもとにした最新レポートを公開しました。

この記事でわかること

1.足立区は、住宅費を抑えつつ都心アクセスが良い「高効率」なエリア
2.世帯年収700万円で「3LDK・70平米」のマンション購入が現実的な選択肢となる
3.過去9年間で足立区の中古マンション平均売買価格は62%上昇。23区内で価格はもっとも低いが上昇率は高い

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調査背景

足立区は東京23区の北東部に位置し、交通アクセスと豊かな自然環境が共存するエリアです。「治安が悪い」というイメージを持たれがちですが、実際には「治安が良い」という区民の声も増え、子育てしやすい街としてファミリー層からの人気も高まっています。
本調査では、世帯年収データ、通勤利便性を踏まえた家計構造、そして中古マンション相場を総合的に分析し、「足立区ではどの層が実際に購入可能なのか」 を生活実感ベースで明らかにしました。

調査概要

調査期間:2020年〜2026年のデータを基に分析(マンションナビ過去データは2016年~現在を対象)
データ出典:マンションナビ、LIFULL HOME’S「住まいインデックス」
調査機関:マンションナビ(https://t23m-navi.jp/)
調査対象エリア:東京都、東京都足立区および周辺区

足立区の世帯年収データ(2026年2月時点)

世田谷区の平均世帯年収は490万円。東京都平均の564万円より74万円低い水準です。

グラフ1:足立区の年収階級別世帯数割合(2026年2月時点すみかうる調べ)

グラフ1:足立区の年収階級別世帯数割合(2026年2月時点すみかうる調べ)

年収300万円未満の層が37.0%とボリュームが大きいものの、700万円以上の層も約17%存在しており、世帯年収が高めのファミリー層からも一定の需要があることがうかがえます。

足立区の家計支出の特徴「低住宅費×高利便性の効率化」

足立区の家計構造を近隣の葛飾区や江戸川区と比較すると、住宅費・教育費・交通費のいずれも低い水準となっています。

グラフ2:足立区、葛飾区、江戸川区の住宅費・教育費・交通費・年収比較(2026年2月時点すみかうる調べ)

グラフ2:足立区、葛飾区、江戸川区の住宅費・教育費・交通費・年収比較(2026年2月時点すみかうる調べ)

足立区の最大の特徴は、住宅費が抑えられる一方で、北千住駅を中心とした交通利便性が高いことです。通勤平均距離は12.1kmと、葛飾区・江戸川区よりも短く、都心へのアクセスが良いにもかかわらず地価が抑えられています。
これにより、浮いたコストを教育費や生活のゆとりに充てる「今の年収を生活のゆとりに変えて暮らす」スタイルが実現可能です。

世帯年収700万円の“買えるライン”を明確化

足立区の中古マンション売買価格相場は3,955万円〜4,255万円。 現実的なボリュームゾーンである世帯年収700万円(共働き・子育て世帯想定)とし、以下条件でシミュレーションしました。※数値はすべて概算

・マンション価格:4,500万円(70平米前後)
・頭金:450万円
・ローン金利1%/ローン返済期間:35年/ボーナス返済:なし
・月々の管理費、修繕積立金:3万円
・月々の支払額:約14.4万円

世帯年収700万円の手取り月額(約46.7万円)に対し、住宅関連費の割合は約31%となり、現実的な範囲内に収まります。 足立区であれば、3LDKや4LDKといったファミリータイプの物件でも、無理なく購入することが可能です。

マンションナビデータで見る足立区の資産性

図1:東京都足立区の平均売買価格推移(マンションナビ)

図1:東京都足立区の平均売買価格推移(マンションナビ)

東京都足立区の売買価格推移をみる

足立区の平均売買価格は過去9年間(2017年~2026年)で62%上昇しています。 特筆すべきは、急激な高騰・下落が少なく、安定したなだらかな上昇トレンドで推移している点です。再開発による街の魅力向上や子育て世代の流入が、堅調な価格上昇を支えています。

隣接区・人気区との比較|足立区は「高価格上昇率」

足立区と、隣接する荒川区、人気の文京区・世田谷区の価格上昇率を比較。

表1:4区比較表(2026年2月時点マンションナビ調べ)

表1:4区比較表(2026年2月時点マンションナビ調べ)

足立区は東京23区内で最も売買価格相場が低いものの、価格上昇率では世田谷区(53.8%)や荒川区(58.5%)を上回る62.0%を記録しています。単に「安い」だけでなく、資産価値が確実に上昇しているエリアと言えます。

まとめ 足立区の“買える現実”と資産性

足立区は、住宅費の低さと交通利便性の高さのバランスが取れた稀有なエリアです。

• 世帯年収700万円で、70平米・3LDK以上のファミリー向け物件が無理なく購入可能
• 売買価格相場は23区内でもっとも低いが、0年前比価格上昇率は62%と高い成長を見せている
• 「無理なく住宅ローンを返しながら生活の余白を残す」合理的な選択肢

マンション価格が高騰している今だからこそ、“背伸びしない都内のマンション購入”として現実的に検討しやすいエリアといえるでしょう。
今回の調査を参考に、ご自身のライフスタイルに合った検討をしてみてください。

本レポートURL

不動産オウンドメディア「すみかうる」
足立区の世帯年収とマンション相場の関係は?都内で“買える価格ライン”を家計データで解説【2026年最新版】

https://t23m-navi.jp/magazine/news/navi-report-adachiku/
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マンションリサーチ株式会社について

マンションリサーチ株式会社では、 不動産売却一括査定サイトを運営しており、 2011年創業以来「日本全国の中古マンションをほぼ網羅した14万棟のマンションデータ」「約3億件の不動産売出事例データ」及び「不動産売却を志向するユーザー属性の分析データ」の収集してまいりました。 当社ではこれらのデータを基に集客支援・業務効率化支援及び不動産関連データ販売等を行っております。

会社名: マンションリサーチ株式会社
代表取締役社長: 山田力
所在地: 東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5階
設立年月日: 2011年4月
資本金 : 1億円
コーポレートサイト:https://mansionresearch.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

マンションリサーチ株式会社 すみかうる編集部
TEL:03‐5577‐2041
Mail:media@mansionresearch.co.jp

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