インバウンド客がトラック用品爆買い? 日本の「デコトラ文化」が世界へ、免税売上が2年で18倍に急増

2026-04-20 15:45
株式会社ターン

トラック用品・内装パーツの製造販売を行う株式会社ターン(代表取締役:黒田 基仁、本社:兵庫県姫路市)は、運営するトラック用品専門店において外国人ドライバーによる免税売上が急増しています。
同社によると、ハンドルカバーやダッシュマートなどのトラック内装用品を購入する外国人客が増加。2025年2月から4月4件のみだった免税販売件数は2026年2月から4月には8件となり、約2倍に拡大しました。背景には訪日外国人観光客の急回復と、日本独自の「デコトラ文化」への海外からの関心の高まりがあると見られます。

ダッシュマット

ダッシュマット

訪日客数は2025年に過去最高の3,500万人超を予測

日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2024年の訪日外客数は過去最高を更新し、2025年には3,500万人規模に達すると推定されていました。特にアジア圏からのリピーター層において、一般的な観光から「趣味の深掘り」へと消費が移行。
さらに、日本のトラック文化(DEKOTORA)は、SNSを通じて「JDM(Japanese Domestic Market)日本車カストム文化」の一環として世界的に認知されており、物流業界の枠を超えた観光コンテンツとして注目を集めています。
こうした背景から、訪日観光客が自動車・トラック関連パーツを“日本でしか買えない文化商品”として購入する動きが広がっています。

※日本政府観光局(JNTO)日本の観光統計データ
https://statistics.jnto.go.jp
※観光庁 インバウンド消費動向調査
https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/gaikokujinshohidoko.html

免税件数は5倍超、2カ国から6カ国へ客層が拡大

株式会社ターンが運営するトラック用品専門店(兵庫県・奈良県・佐賀県の計4店舗)では、訪日外国人による免税販売が急増しています。

同社のデータによると、

  • 免税売上:2025年2月から4月 約10万円 →2026年2月から4月約17万円(約1.7倍)
  • 免税件数:2025年2月から4月 4件 → 2026年2月から4月 8件(約2倍)

中には1回の買い物で約22万円分のトラック用品を購入する顧客も見られます。
顧客の国籍は主に中国、フィリピン、タイなどのアジア圏が中心ですが、近年はオーストラリアからの来店も確認され、2023年に2カ国だった外国人顧客の国籍は2025年には6カ国へ拡大しました。

自社商品が全てメイド・イン・ジャパン

同社はトラック用ハンドルカバーやダッシュマットなどの内装用品を中心に、トラックカスタムパーツやデコトラ用品を製造・販売しています。自社工場での製造による品質管理と、日本独自のカスタム文化を反映したデザインが特徴です。
トラック用品専門店として兵庫県(高砂店・赤穂店)、奈良県、佐賀県に計4店舗を展開。

ハンドルカバー

ハンドルカバー

今後の展開:2026年には海外販売の拡大へ

インバウンドの需要を受け、同社もグローバル展開へと舵を切ります。これまで店舗販売や国内向けECを中心に展開してきましたが、2025年後半より、東南アジア地域でのトラック展示会への出展を開始し、現地ディーラーとの提携を含めた海外営業を本格化させる予定です。
訪日観光客による“日本文化としてのトラックカスタム”需要を取り込みながら、日本発のデコトラ文化を海外に発信していく方針です。

会社概要

名称  : 株式会社ターン
所在地 : 〒671-0253 兵庫県姫路市花田町一本松字川原田172-3
事業内容: トラック用品・内装パーツの製造販売、トラック用品専門店の運営
URL   : https://www.truckstop.gr.jp/index.html