「宇宙兄弟×バイオジェン」 スペシャルムービーおよび描き下ろし画を公開 ALS(筋萎縮性側索硬化症)を知り、考える特別企画
バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:傳幸諭、以下バイオジェン・ジャパン)は、クリエイターのエージェント業を行う株式会社コルク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:佐渡島庸平、以下、コルク社)と、2026年6月21日のWorld ALS Dayより継続してきた「宇宙兄弟×バイオジェン」キャンペーンにおいて、2026年10月23日に、スペシャルムービーおよび、作者の小山宙哉氏の描き下ろし画を公開しましたのでお知らせします。
本キャンペーン開始後に、「せりかさんが聞くALSインタビュー」企画として、3本の記事を公開しました。
●第1弾 「ALSの原因はここまで判明している」
徳島大学大学院 臨床神経科学分野教授 和泉唯信先生
●第2弾 「活発に進んでいるALSの薬の開発」
名古屋大学 大学院医学系研究科長・神経内科学教授 勝野雅央先生
●第3弾 「不可能が可能になると、未来を信じられる」
一般社団法人WITH ALS代表理事、コミュニケーションクリエイター、DJ 武藤将胤氏

(C)小山宙哉/講談社
今回公開したスペシャルムービーは、漫画『宇宙兄弟』の登場人物であるシャロンを中心に、天文学者としての夢を追い続けながらもALSを発症し、病状の進行に葛藤する姿と、周囲に支えられながら歩んでいく姿を描いています。作者・小山宙哉氏による描き下ろし画は、スペシャルムービーのラストシーンに使用されています。シャロンの姿を通じて、ALSと向き合っている当事者や介護者の皆さんに希望を持っていただけることを願って制作いただきました。
「ALSを治療できる病気にする」という作品中のメッセージは、製薬企業としてALS治療薬の開発・販売に取り組むバイオジェン・ジャパンの「覚悟」にも重なります。
漫画『宇宙兄弟』では、「宇宙飛行士になる」という夢に挑む兄・ムッタと弟・ヒビトの物語を軸に、ALSで父を亡くし、その治療法を見つけるために自ら宇宙をめざす宇宙飛行士・せりか、ALSを発症してなお夢を追い続ける天文学者・シャロンなど、ALSと向き合う登場人物たちの姿が丁寧に描かれています。作品中で「ALSを治療できる病気にする」ために挑戦する登場人物の姿は、バイオジェンの企業姿勢とも重なります。まだ治療選択肢が限られているALSの当事者やご家族、関係者の皆さんに、将来への希望を持っていただくことは、作品『宇宙兄弟』、バイオジェン・ジャパンともに共通した目標であることから、この度、両社によるコラボレーションが実現いたしました。


(C)小山宙哉/講談社
本キャンペーンは、2026年6月21日より12月末までの約半年間、『宇宙兄弟』の登場人物に則して、ALSに関わる方々へのインタビュー記事やスペシャル動画を制作し、ALS治療の進展に向けた取組みや熱意をお届けします。バイオジェン・ジャパンのALS疾患啓発ウェブサイトである「Together In ALS」をご覧ください。
【「Together In ALS」ウェブサイト】 https://www.insideals.jp/home.html
スペシャルムービーはこちらのページから: https://www.insideals.jp/home/als-uchukyodai.html
筋萎縮性側索硬化症とSOD1-ALSについて
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、随意筋の運動をコントロールする脳と脊髄における運動ニューロンの喪失をもたらす希少かつ進行性で死に至る神経変性疾患です。ALSは患者さんに筋力の低下と萎縮をもたらし、徐々に運動、発話、摂食の能力を喪失させ、最終的には呼吸することもできなくなり、自立を奪います。ALS患者さんの平均余命は症状の発現後3年から5年です。*3
複数の遺伝子がALSの発症に関わっています。遺伝子検査により、ALSの家族歴がなくとも遺伝子変異に関係するタイプのALSであるかどうかを判断することができます。SOD1遺伝子変異は、全世界のALSの推計罹患者数16万8000人の約2%に関わっています(SOD1-ALS)1。ALS患者のうち15%以上の方々が遺伝子変異によるものと考えられていますが4、その中にはALSの家族歴が知られていない場合があります1。日本ではSOD1遺伝子変異が最も多く、約30%を占めます5。
SOD1-ALSの患者さんは、身体にSOD1 遺伝子変異によるSOD1タンパク質の有害な誤った折り畳みを生じます。この有害なタンパク質が運動ニューロンの変性を発現させ、進行性の筋力の低下、機能の喪失、そして最終的には死亡を招きます*4。
バイオジェンのALSへの継続したコミットメント
バイオジェンは10年以上にわたりあらゆる形のALSへの理解を深めるための研究の推進に邁進してきました。当社は2013年に開発後期段階のALS治療薬候補の開発を断念するという難しい決断を迫られたにもかかわらず、この分野への投資と研究を継続してきました。バイオジェンは、必要とする患者さんに治療薬をお届けする可能性を高めることを目標に、遺伝性およびその他のALSを対象とする当社の幅広い治療薬候補のポートフォリオにこれまでの大切な学びを活かしてきました。これらの活かされた学びには、特定の患者集団を対象に遺伝学的に検証されたターゲットを評価すること、各々のターゲットに対して最も適切なモダリティを追求することやセンシティブな臨床評価項目を採用すること、等が含まれます。
漫画『宇宙兄弟』について
2007年より『モーニング』(講談社)にて連載開始。30歳を超えてから「宇宙飛行士になりたい」という壮大な夢に挑戦するムッタと、そんなムッタよりも一足先に夢を実現して月面に降り立つ弟・ヒビト。そんな2人を中心に、宇宙を目指す仲間たち、それを支える人々が織りなす濃厚な人間ドラマが好評を博し、連載が進むほどに人気は爆発的に広がりました。2011年には、第56回小学館漫画賞(一般向け部門)および、第35回講談社漫画賞(一般部門)をダブル受賞。2026年6月11日に最終話を迎え、完結しました。2026年10月現在(既刊46巻)で発行部数累計3,800万部を超える大ヒット作となりました。
せりか基金について
「せりか基金」は、2017年に株式会社コルクの取締役副社長COOである黒川久里子が設立した基金で、漫画『宇宙兄弟』のストーリーで描かれた「難病ALSが治療可能な病気となる」希望のある世界を現実世界で実現するために、2017年5月より活動を開始いたしました。
チャリティグッズの販売や寄付等を通じて集めた金額を研究助成金として、毎年末に開催される「せりか基金賞」授賞式にて、ALS治療薬開発のための研究に従事されている先生方にお渡ししています。
公式サイト: https://landing-page.koyamachuya.com/serikafund/
バイオジェンについて
1978年の創立以来、バイオジェンは世界をリードするバイオテクノロジー企業で、患者さんの人生を変革し、株主や私たちのコミュニティに価値をもたらす新薬をお届けするために革新的なサイエンスを開拓しています。私たちは優れた治療アウトカムをもたらすファースト・イン・クラスの治療薬や治療法を推進するために、人類の生物学に対する深い理解を応用し、異なるモダリティを活用します。私たちは長期的な成長をもたらすために投資利益率のバランスを考慮した上で、果敢にリスクを取るというアプローチを採択しています。投資家の皆さんにとって重要な情報についてはバイオジェンのウェブサイト https://www.biogen.com に定期的に掲載しています。当社のSNS媒体Facebook, LinkedIn, X, YouTubeもご覧ください。
バイオジェン・ジャパンは、米国バイオジェンの日本法人です。世界で有数の歴史のある独立系バイオテクノロジー企業の日本法人として、日本では2000年より事業を展開しています。日本の患者さんにも革新的な医薬品やより良い治療環境を提供すべく活動を展開しています。
バイオジェン・ジャパンに関する情報については、 https://www.biogen.co.jp/ 、およびSNS媒体Facebook, Twitter, Instagram, YouTube, LinkedIn, LINEをご覧ください。
References:
- Brown CA, Lally C, Kupelian V, Flanders WD. Estimated Prevalence and Incidence of Amyotrophic Lateral Sclerosis and SOD1 and C9orf72 Genetic Variants. Neuroepidemiology. 2021;55(5):342-353. doi: 10.1159/000516752. Epub 2021 Jul 9.
- QALSODY Prescribing Information, Cambridge, MA: Biogen.
- National Institute of Neurological Disorders and Stroke. Amyotrophic Lateral Sclerosis (ALS). Available at: https://www.ninds.nih.gov/health-information/disorders/amyotrophic-lateral-sclerosis-als. Accessed: April 2023.
- Akcimen F, Lopez ER, Landers JE, et al. Amyotrophic lateral sclerosis: translating genetic discoveries into therapies. Nat Rev Genet. 2023. https://doi.org/10.1038/s41576-023-00592-y
- 日本神経学会監修:筋萎縮性側索硬化症(ALS)診療ガイドライン 南江堂, 2023