スマートグリッド配電自動化の収益、2020年までに110億米ドルを超える見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「Distribution Automation: Distribution Switchgear, Volt/VAR Systems, Fault Detection/Isolation, and Feeder Protection/Control: Market Analysis and Forecasts (世界の配電自動化市場の分析・予測:配電用スイッチギア・Volt/VARシステム・故障検出/分離・給電線保護/制御)」の販売を開始しました。
今日のスマートグリッド導入の流れの中で、配電自動化(DA)は、完全なコントロールが可能で柔軟な、そして埋め込まれた知能により効率的なグリッド運用を可能とする、高度な配電システムと見なされています。過去5年間のスマートグリッドの試験でわかったことは、信頼性の改善とグリッド効率性の多様化であり、それはDA市場において、さらなる成長因子になると考えられます。Navigant Researchのレポートによると、配電自動化システムは2013年の63億米ドルから成長し、2020年には110億米ドルを超えると見られます。
Navigant Researchのシニアリサーチアナリスト、Kristoffer Torvik氏は、「配電自動化の世界市場は多様でダイナミック、成長中の市場です。年間の公共施設支出が今後数年で100億米ドルに達するため、市場機会は地域や用途により大きく異なります。低電圧用途はDAの成長にもっとも影響しますが、中電力の自動化が全体量の大部分を占めています」と述べています。
DA技術は停電復旧において重要な役目を持ち、損傷個所を検知、特定し、ダイナミックな区分化を通して電力の流れを切り替え、さらに修復、復旧を早めるための重要な位置情報の提供をおこなう能力があります。こうした種類の用途は、位置の特定・隔離・サービス復旧(FLISR)と総称されます。しかし、北米の配電事業者には現在そうした能力はほとんどなく、その主な原因が導入コストの高さです。当レポートによると、DAへの関心は高まっており、北米を中心に、FLISRが主要な用途エリアになる見込みです。
同レポートは、低電力・中電力の自動化・通信の市場動向を分析しています。技術的議論では、変電所内外における高度電子端末や、配電自動化の機能的進化について取り上げます。当レポートでは、DA市場を取り巻く需要活性因子や事業事例、地域的差異、技術的問題を包括的に評価するほか、2020年までの主なプレーヤーのプロファイル、世界的な収益と容量を、用途・地域別に予測します。
市場調査レポート: 世界の配電自動化市場の分析・予測:配電用スイッチギア・Volt/VARシステム・故障検出/分離・給電線保護/制御
Distribution Automation: Distribution Switchgear, Volt/VAR Systems, Fault Detection/Isolation, and Feeder Protection/Control: Market Analysis and Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike137127-automa-distr-switchg.html
出版日: 2013年06月27日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)
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