【2025年度版】6回目となる決済手段の EC利用実態調査結果を公開
~全キャリアユーザーでPayPayが人気!他キャリアのQRコード決済を上回る結果に~
ソフトバンク株式会社の子会社であるSBペイメントサービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO 榛葉 淳)は、物販およびデジタルコンテンツ・サービスを提供するECサイト※1における決済手段の利用実態に関するアンケート調査を実施し、その調査結果の一部を抜粋してお知らせします。なお、2018年度、2020年度、2021年度、2022年度、2024年度に続き、今回が6回目の公開になります。
※1 物販:衣料品、日用品、化粧品、食料品、医薬品などを販売するECサイト
デジタルコンテンツ・サービス:ゲーム、電子書籍、動画視聴サービス、フードデリバリー、チケットなどを提供するECサイト
調査概要
調査名 :ECサイトで物品、デジタルコンテンツ・サービスを支払う際の決済手段に関する調査
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査期間:2025年5月21日~6月5日
調査対象:1年以内に物販サイトで商品を購入した10~80代の男女2,455人
1年以内にデジタルコンテンツ・サービスの支払いをした10~80代の男女1,857人
調査元 :SBペイメントサービス株式会社
調査結果サマリー
・よく利用する決済手段は、2018年から2025年にかけて「クレジットカード決済」が2~3割減少し、「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」が伸長
・全てのキャリアのユーザーにおいて、各キャリアが提供するQRコード決済よりも「PayPay(オンライン決済)」が利用されている
・高単価の商材や衣類・服飾雑貨は「後払い決済」、デジタルコンテンツは「キャリア決済」、フードデリバリーは「PayPay(オンライン決済)」など消費者は決済手段を使い分けている
・「クレジットカード決済」以外に、「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」「d払い」「au PAY(ネット支払い)」などQRコード決済の高いニーズあり
・よく利用する決済手段がない場合、男女ともに約6割が購入せず離脱する
・過半数が「Amazon」「楽天市場」をよく利用し、「Yahoo!ショッピング」も約3割が利用
・2024年よりも、オンラインでの購入や安く買えるECサイトを探して購入する傾向が全世代で1割以上増え、他世代と比較して20代はSNS経由のECサイト利用が増加
<調査結果>
よく利用する決済手段は、2018年から2025年にかけて「クレジットカード決済」が2~3割減少し、「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」が伸長


ECサイトで物品もしくはデジタルコンテンツ・サービスを支払う際、よく利用する決済手段について尋ねたところ、1位は「クレジットカード決済」(52.2%以上)、2位が「PayPay(オンライン決済)」(32.0%以上)、3位が「楽天ペイ(オンライン決済)」(13.3%以上)という結果になりました。
過去5回(2018年度、2020年度、2021年度、2022年度、2024年度)、同様の調査を行った結果と比較したところ、「クレジットカード決済」を利用している方の割合が2018年から2025年にかけて2~3割減少しており、年々減少傾向にあることが分かりました。また、「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」は増加傾向にあり、「クレジットカード決済」を追い越す勢いです。また、物品の購入における「コンビニ決済」「代金引換」と、デジタルコンテンツ・サービスの支払いにおける「口座振替」「Pay-easy決済」も減少傾向にあることが分かりました。
全てのキャリアのユーザーにおいて、各キャリアが提供するQRコード決済よりも「PayPay(オンライン決済)」が利用されている


利用している携帯電話のキャリア別で見ると、物品もしくはデジタルコンテンツ・サービスを支払う際、全てのキャリアのユーザーにおいて、「クレジットカード決済」が1位、「PayPay(オンライン決済)」が2位に選ばれました。特にデジタルコンテンツ・サービスの支払い時は、ソフトバンク系ユーザーでは「PayPay(オンライン決済)」(45.3%)が「クレジットカード決済」(45.9%)とほぼ並ぶ形となりました。また、NTTドコモ系、KDDI系、楽天モバイルのユーザーにおいては、各キャリアが提供するQRコード決済が3位にランクインする結果となりました。
高単価の商材や衣類・服飾雑貨は「後払い決済」、デジタルコンテンツは「キャリア決済」、フードデリバリーは「PayPay(オンライン決済)」など、消費者は決済手段を使い分けている

ECサイトで物品を購入する際によく利用する決済手段を、商材別に尋ねたところ、衣類・服飾雑貨、日用品・生活用品・ペット関連、食品・飲料などの生活関連消費財の購入では「クレジットカード決済」が1位で、次点で「PayPay(オンライン決済)」が約2割利用されている結果となりました。また、高単価の商材(家具・インテリア、自動車関連、生活家電・PC・周辺機器)や衣類・服飾雑貨の購入では、「後払い決済」のニーズがあることが分かりました。


ゲーム、電子書籍、動画・音楽などのデジタルコンテンツの支払い時においては、「クレジットカード決済」が1位、「PayPay(オンライン決済)」が2位、「キャリア決済」が3位に選ばれており、「キャリア決済」との親和性が他の商材と比べて高いことが分かりました。
サービスの支払い時において、チケット、旅行・宿泊では、「クレジットカード決済」が74.4%以上と圧倒的な人気で、フードデリバリーでは「クレジットカード決済」の次に「PayPay(オンライン決済)」が37.4%とよく利用されていることが分かりました。また、保険・証券や公共料金・税金の支払い時には「口座振替」のニーズがあることが分かりました。
「クレジットカード決済」以外に、「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」「d払い」「au PAY(ネット支払い)」などQRコード決済の高いニーズあり

ECサイトでの物品購入時に最も利用する決済手段を男女別に確認したところ、男女ともに1位は「クレジットカード決済」、2位は「PayPay(オンライン決済)」、3位は「楽天ペイ(オンライン決済)」という結果になりました。また、「d払い」も2.6%以上と上位に選ばれていました。

デジタルコンテンツ・サービスの支払い時に最も利用する決済手段を男女別に確認したところ、男女ともに1位は「クレジットカード決済」、2位は「PayPay(オンライン決済)」、男性3位は「d払い」、女性3位は「楽天ペイ(オンライン決済)」という結果になりました。男性には「au PAY(ネット支払い)」も人気で、QRコード決済の高いニーズがあることが分かります。
よく利用する決済手段がない場合、男女ともに約6割が購入せず離脱する


ECサイトで物品もしくはデジタルコンテンツ・サービスを支払う際に、よく利用する決済手段がない場合どうするかを尋ねたところ、男女ともに56.5%以上が、そのECサイトでは購入せず離脱する傾向にあることが分かりました。また、そのうち44.8%以上※2の人は他のECサイトもしくは実店舗で購入する意向があることから、購買意欲が高い人でも決済手段の不足が要因で離脱しており、ユーザーのニーズに応じた決済手段を取りそろえることは購買率を上げる重要な要素であると言えます。
※2 他のサイトで同じ商品を探して購入する、実店舗で購入する、購入をやめる人の合計から購入をやめる人を除いた数値
過半数が「Amazon」「楽天市場」をよく利用し、「Yahoo!ショッピング」も約3割が利用

よく利用するECモールを尋ねたところ、男女ともに過半数の人が「Amazon」と「楽天市場」をよく利用していると回答しました。また、「Yahoo!ショッピング」も男女ともに28.4%以上がよく利用しており、男性と比較して女性は「ZOZOTOWN」「Qoo10」「SHEIN」「Temu」の利用率が高いことが分かりました。
2024年よりも、オンラインでの購入や安く買えるECサイトを探して購入する傾向が全世代で1割以上増え、他世代と比較して20代はSNS経由のECサイト利用が増加

物販サイトの利用に関して、2024年と比べてなにか変化はあったか尋ねたところ、「少しでも安く買えるECサイトを探して購入するようになった」と回答した割合が全世代で高い傾向となりました。また、10~30代で「実店舗での購入よりオンラインでの購入が増えた」人が多い他、20代では「SNS(LINE、Instagramなど)経由でECサイトを利用するようになった」人が15.2%と、若年層でSNSと物販サイトの親和性が高くなってきていることが分かりました。

物販サイトでの決済に関して、2024年と比べてなにか変化はあったか尋ねたところ、10代では「利用する決済手段の種類が増えた」人が多く、20代では「ECサイトごとに複数の決済手段を使い分けるようになった」、「手間なく簡単に支払いできることを重視して選ぶようになった」、「決済手段のキャンペーンやポイント還元を重視して選ぶようになった」人が多い結果となりました。
SBペイメントサービス株式会社は、決済代行会社としてECサイトに必須の決済手段を数多く提供しています。オンラインビジネスを開始される事業者や決済手段のラインアップを拡充されたい事業者は、ぜひSBペイメントサービス株式会社へお問い合わせください。
調査結果の全文はこちらからダウンロードしてください。
著作権について
・本調査の図解/文章とも自由に転載していただくことが可能です。
・本調査の著作権は、SBペイメントサービス株式会社に帰属しますが、以下の利用条件を満たす方には利用を許諾します。
利用条件
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・その他、記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
会社概要
SBペイメントサービス株式会社
代表者
代表取締役社長 兼 CEO 榛葉 淳
所在地
東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー
設立
2004年10月1日
事業内容
決済サービス、集金代行および企業の計算事務代行、アクワイアリング(カード加盟店業務)事業、イシュイング(カード発行業務)事業
URL
https://www.sbpayment.jp/
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