代替パワートレイン技術の大きな成長機会は、経年劣化車両の置き換え需要が創出
株式会社グローバル インフォメーションは、フロスト・アンド・サリバンが発行した報告書「Strategic Analysis of Alternative Powertrain Technologies in the European Diesel Locomotive and Railcar Market (欧州のディーゼル機関車・気動車市場における代替的パワートレイン技術の戦略分析)」の販売を開始しました。
欧州の機関車および気動車向けステージ IIIB 排ガス規制は、2012年末より有効となる予定です。
ステージ IIIBでは、ステージIIIAレベルからさらに、窒素酸化物(NOX)や粒子(PM)を約90%削減することを要求しています。
車両およびエンジンメーカーは、この排出基準を満たすために、排出ガス再循環などの技術の利用を計画しています。
しかし、競争が激しくなるにつれ、新しい代替技術を持つ企業が、車両ディーゼルパワートレイン市場に参入しようとしています。
当報告書によれば、10,862台のディーゼル機関車と9,314台のディーゼル気動車(新規注文および置き換えを合わせて)が、2020年までに欧州中に納車される見通しです。
「経年劣化した保有車両の運営・メンテナンス費用の増大が、オペレーターによる新しい車両の注文を後押しし、引退間近の機関車・気動車が代替パワートレイン技術による車両に置き換えられています。」と、フロスト・アンド・サリバンのリサーチアナリストとのShyam Ramanは、述べています。
「フロスト・アンド・サリバンでは、フランスおよびドイツだけで、40年近くかそれ以上を経ているディーゼル機関車が2,326台存在すると分析しています。」
フランス、ドイツ、イタリア、スペインおよび英国の全ディーゼル機関車の平均経年は、およそ37年です。
これらの国には10,298台のディーゼル機関車があり、30年以上現役で走行しています。
最近の燃料費の急騰によって、オペレーターやリース会社は、最もエネルギー効率が良く、経済的な車両の調達を目指しています。
市場調査レポート: 欧州のディーゼル機関車・気動車市場における代替的パワートレイン技術の戦略分析
Strategic Analysis of Alternative Powertrain Technologies in the European Diesel Locomotive and Railcar Market
http://www.gii.co.jp/report/fs223847-strategic-analysis-alternative-powertrain.html
出版日 2011年11月
発行: Frost & Sullivan
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