佐藤貴夫が「ASTEEDA Executive Salon by ミキワメ 2025 in HOKKAIDO」に登壇

~地方に根ざす経営哲学とDXによる未来戦略を披露~

株式会社さすがや
2025-06-23 12:30

2025年6月19日(木)、北海道で開催されたビジネス経営者向けイベント「ASTEEDA Executive Salon by ミキワメ 2025 in HOKKAIDO」にて、株式会社さすがや 代表取締役社長・佐藤貴夫が登壇いたしました。
本イベントは、「地域資源を活用した持続可能なビジネスモデル」をテーマに、国内外の経営者・CEOらが集まり、地方経済の可能性と企業の持続性について議論する貴重な機会となりました。パネルディスカッションには、佐藤を含む計4名の経営者が登壇。それぞれの現場視点から、実体験に基づくリアルな知見が語られました。

■ なぜ地方出店なのか? さすがや北見店の挑戦

佐藤はディスカッションの中で、地方戦略の起点となった「さすがや北見店」の立ち上げに触れました。
当初は「人が来ない」「知られていない」といった厳しい状況からのスタートでしたが、あえてWeb広告やGoogle口コミには頼らず、「リアルな口コミ(対面での評判づくり)」による集客に徹底。地域に密着し、信頼を一歩ずつ築くことで、以後の地方展開の礎となったと語りました。
「競合が都市部に集中している今だからこそ、競合が少ない地方には大きな可能性がある」と、独自の“逆張り戦略”の確信をもって語る姿が印象的でした。

■ 店舗での査定士の“人柄”が地域との信頼を築く

地方では、質屋や買取業に対して「怖い・不透明」というイメージが根強く残っています。
その中で佐藤が大切にしているのが「感じの良い査定士」の存在です。
「笑顔で親しみやすいスタッフが店頭にいるだけで、お客様の不安は大きく和らぎます。買取業のイメージは、“人”で変えられるのです」と語り、スタッフ教育に対する情熱がにじみ出ていました。

■ 地域密着の広告戦略と“現場主義”

広告費が膨らみやすい中、さすがやでは「地方メディアを活用した戦略的広告展開」を行っています。
TVCMやローカルラジオ番組への出演を通じ、地域ごとに最適な形でブランドを浸透させる工夫がされています。
特筆すべきは、佐藤自身が地方に実際に住み、生活の中で地域文化や人々の価値観を体感していること。
北海道では人気番組「どさんこワイド」にて料理研究家・星澤幸子氏との共演CMを展開。さらに青森県ではねぶた祭りの協会に関係性を持つなど、表面的な関与にとどまらず、地域社会の一員として活動しています。
「地方を知るには、地方に入り込むしかない。机上では本当の価値は見えてこない」と語る佐藤。
実際に地方で暮らし、地元の空気を肌で感じながら経営判断を下すその“現場主義”が、地域の信頼と確かな支持を生み出しているのです。

■ 真贋のDX改革とサポート体制

質の高い査定を保つために、さすがやでは「DXを活用した真贋判定のシステム」を導入。
買取における“目利き”という感覚的な部分を、AIや社内データベースで定量化し、誰でも一定レベルの査定が行える仕組みを構築しています。
さらに、店舗スタッフが困ったときに即時サポートを受けられる「ヘルプボタン」の設置も話題に。専門性の高いバイヤーとリアルタイムでつながる仕組みで、現場の査定精度を高めています。

地方発ビジネスの未来を切り開く

本ディスカッションを通じて、佐藤の「地方からの成長戦略」「DXによる業界変革」「現場を重視する姿勢」が高く評価されました。
観客や他の登壇者からも「非常に現実的で実行可能なアイデア」「地方で成功するヒントが詰まっていた」との声が多数上がりました。
今後も私たちは、これまで培ったノウハウを活かし、国内外でさらなる挑戦を続けてまいります。
引き続き、弊社の取り組みにご注目ください。

本社概要

商号:株式会社さすがや
本社:〒110-0015 東京都台東区東上野1-12-2 THE GATE UENO 4F
TEL:03-5816-6362
代表取締役:佐藤 貴夫
従業員数:193名(2025 年 6月現在)
設立 :2018年7月