世界の商業ビルオートメーションシステムの収益は、2021年に1,460億米ドル規模へ

株式会社グローバルインフォメーション
2012-02-22 10:00

株式会社グローバル インフォメーションは、パイクリサーチが発行した報告書「Commercial Building Automation Systems - Security and Access, HVAC Controls, Fire and Life Safety, Building Management Systems, and Lighting Controls: Global Market Analysis and Forecasts

商業ビルは、世界の電力のおよそ23%を消費しています。したがって、その効率的なパフォーマンスを確保する、ビルのオートメーション(自動化)システムは、エネルギー管理において重要な役割を担っています。

1990年代の半ばまで、近代的なビルオートメーションは、スイッチ、タイマーおよび警報機などの単純な制御パネルによる個別システムで構成されていました。

しかし現在、商業ビルオートメーションシステム市場は、技術および実用性の面で、大きな変革のただなかにあります。

過去数年の間に、ビルオートメーションシステムの焦点は、個別システムから、より全体的な視点へと移行しました。

”ビルシステム“という概念には、実質的には、ビル内にあるすべてのデバイスやデータソースが含まれます。

オートメーションシステムによって生み出されるデータは、膨大な量となります。しかし、実際の競争的および経済的な価値は、そのデータを利用して、パフォーマンスの監視や、動向の把握をすることにあります。

商業ビルオートメーションシステム市場は、今後10年間に2倍に成長し、2011年の725億米ドルから、2021年には1,464億米ドルへ達すると、パイクリサーチの当報告書では予測しています。

「オートメーションシステムは、ビルの安全性と高いエネルギー効率を確保する上で、長い間中核技術としての役割を果たしてきました。」と、リサーチアナリストのEric Bloomは述べています。

「オートメーション技術の最近の進歩、特に情報・通信技術との統合によって、システム機能は劇的に向上しています。

これまで以上に、より深いレベルでエネルギー管理が可能となり、その結果、商業ビルオートメーション技術への需要は急増しています。」

市場調査レポート: 世界の商業ビルオートメーションシステム市場の分析および予測:セキュリティーおよびアクセス、HVAC制御、火災および生命安全、ビル管理システム、ならびに照明管理
Commercial Building Automation Systems - Security and Access, HVAC Controls, Fire and Life Safety, Building Management Systems, and Lighting Controls: Global Market Analysis and Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike231036-commercial-building-automation-systems-security.html
出版日 2012年02月
発行: Pike Research

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