NTTドコモビジネスとstcグループ、サウジアラビアにて コマツの建設機械向けIoTコネクティビティソリューションを提供開始
NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)は、サウジアラビアの大手通信事業者であるstcグループとの連携により、株式会社小松製作所(以下 コマツ)が同国で展開する建設機械向けに、IoTコネクティビティソリューション※1(以下 本ソリューション)の提供を開始します。
本ソリューションにより、通信規制国※2であるサウジアラビアにおいても同国内の制度に準拠した形で安定した通信環境を構築し、コマツの建設機械のコネクテッド化を支援します。

建設機械のイメージ ※画像はAIにて生成
1.背景
コマツは、グローバルに展開する建設機械に対し、情報を遠隔で確認するためのシステム「Komtrax※3」を活用した遠隔監視やデータ分析を行い、建設機械の効率的な運用を推進しています。一方で、こうした効率運用に向けて建設機械をコネクテッド化するには、各国・地域ごとに異なる通信制度への対応が重要な課題となります。サウジアラビアにおいても、通信サービスの提供にあたり同国の通信制度や通信事業者に関する要件への対応が求められます。
こうした背景のもと、NTTドコモビジネスはstcグループとの連携を通じて、本ソリューションを提供することとなりました。
2.本ソリューションの特長
本ソリューションでは、建設機械や自動車などのモビリティ機器を対象に、国や通信事業者ごとに分断されがちな通信環境や運用を一元的に管理する運用モデルを提供します。今回、サウジアラビアにおいて本ソリューションを適用するにあたり、同国の通信制度や接続要件に対応した以下の特長を備えています。
(a)現地の通信制度・法規制に準拠した通信サービスの提供
NTTドコモビジネスは、サウジアラビアの通信制度や接続要件を踏まえ、stcグループが提供する通信サービスを組み合わせたサービス提供スキームおよび運用プロセスを設計します。これにより、コマツは、現地の通信制度や通信事業者への個別対応の負担を軽減できます。
(b)stcグループのネットワークを活用した安定的な通信基盤
サウジアラビアを代表する通信事業者であるstcグループが提供する、同国内で広く利用されているネットワークおよび回線管理プラットフォーム※4(以下 CMP)を活用し、広範なエリアカバレッジのもと、建設機械の稼働データを安定的に送信するための通信基盤を構築します。
(c)企画から構築・運用までのワンストップ支援
NTTドコモビジネスは、本ソリューションにおいて、企画段階から構築、運用に至るまでを一貫して支援します。これにより、コマツによるサウジアラビアでの個別要件への対応を最小限に抑えながら、建設機械のコネクテッド化を円滑に推進します。

3.今後の展開
NTTドコモビジネスは、今後もグローバルに事業を展開するIoTサービスプロバイダーや現地通信事業者と連携し、各国・地域において、通信制度や接続要件に適合したIoTコネクティビティソリューションを企画・設計から構築・運用まで一貫して提供します。また、「AI-Centric ICTプラットフォーム(R)※5」構想のもと、AI時代に求められる多様なIoTニーズに対応するため、セキュリティ機能を標準搭載したIoT向けのNaaS(Network as a Service)である「docomo business SIGN(R)※6」においても、グローバル展開に対応した新メニュー「Pro」を提供するなど、お客さまの事業展開を支えるサービス基盤の強化を進めています。
今後も、これらのソリューションやサービスの提供を通じて、建設機械メーカーや自動車メーカーをはじめとする、先進的なIoT機器やデジタルサービスを提供するお客さまのグローバル展開を支援していきます。
「NTTコミュニケーションズ株式会社」は2025年7月1日に社名を「NTTドコモビジネス株式会社」に変更しました。私たちは、企業と地域が持続的に成長できる自律・分散・協調型社会を支える「産業・地域AXのプラットフォーマー」として、新たな価値を生み出し、豊かな社会の実現をめざします。
https://www.ntt.com/about-us/strategy.html

※1:本ソリューションは、NTTドコモビジネスとAirlinq Inc.の戦略的パートナーシップのもと、Airlinqがstcグループとの契約および運用面を支援することで、サウジアラビアの通信制度に準拠した形で提供されます。
※2:通信規制国とは、当該地域で通信ライセンスを保有しない海外事業者による、長期的なローミング利用や恒久的な通信サービス提供を制限・禁止している国のことです。
※3:Komtraxとは、コマツが開発した建設機械の情報を遠隔で確認するためのシステムです。
※4:回線管理プラットフォームとは、IoTデバイスに使用される通信回線やSIMに関する情報を、一元的に管理・制御するためのシステムです。
※5:AI-Centric ICTプラットフォーム(R)とは、企業がAIを活用して、生産性の抜本的改善、競争力強化やビジネスモデル変革を進めるAI時代に最適な次世代ICTプラットフォームのことです。
※6:docomo business SIGN(R)とは、NTTドコモビジネスが提供するセキュリティ機能を標準搭載したIoT向けのNaaS(Network as a Service)です。