チャイナネット特別取材番組『住友電工の蘇州水処理技術と中国における20年の環境変化を伝える最新レポート』をYouTubeにて公開!

グローバル環境保護企業の中国進出最新動向に注目

China.org.cn
2025-06-10 18:21

中国大手ニュースサイト「チャイナネット(China.org.cn)」は、特別取材番組『住友電工の蘇州水処理技術を現地取材、中国における20年の環境変化を伝える最新レポート』を、2025年5月27日(火)に公式YouTubeチャンネルにて公開しました。
▶チャイナネット公式YouTube:
https://www.youtube.com/watch?v=_Qc5Tme_XYA

 なぜますます多くのグローバルな環境保護企業が中国に根差しているのか?

なぜますます多くのグローバルな環境保護企業が中国に根差しているのか?

■番組概要
番組タイトル:なぜますます多くのグローバルな環境保護企業が中国に根差しているのか?
公開日:2025年5月27日(火)
出演:住友電工貿易(深圳)有限公司 董事総経理 武尾敬三氏/レポーター 植野友和

本番組では、世界的に環境政策が見直される中、中国が一貫して推進するグリーントランスフォーメーション(GX)の実態を現地取材を通じて紹介します。記者・植野友和が「水の都」江蘇省蘇州市を訪れ、日本の技術系大手である住友電工が現地で展開する膜分離型水処理技術のプロジェクトをレポートしました。
取材対象となったのは、住友電工貿易(深圳)有限公司が現地下水処理企業と協業して運営する水処理施設です。ここでは、同社が独自開発した中空糸膜モジュールを用いて、1日最大600トンの都市排水・産業排水の高度処理が行われています。導入から15年以上が経過し、中国国内での累計導入実績は3,000件を超えています。
番組では、実演用デモ装置を使って、カフェのように濁った排水が無色透明な水に変化する様子が披露され、視聴者に分かりやすく技術の効果を示しています。「無臭で透明度も高く、目に見えて清浄化されています」と現場担当者は説明しました。
また番組では、住友電工の武尾敬三氏が記者とともに平江路や金鶏湖を散策し、20年前の初駐在時と比較した中国の環境変化についても振り返りました。「当時は川にゴミが浮かんでいたり、住民が川辺で洗濯している光景が見られましたが、現在は空港や商業施設、駅も非常に清潔で、市民の環境意識の高さに驚かされます」と語っています。
中国政府はここ数年、生態環境保護を国家戦略として位置付け、法律・制度・監督・市場メカニズムの整備を包括的に進めています。こうした取り組みにより、海外からの環境関連企業の参入が加速しており、日系企業も積極的にその一翼を担っています。
武尾氏は、「私たちは単なる外国企業ではなく、現地とともに持続可能な発展を目指すパートナーでありたいと考えています。中国内陸部などには今なお大きな市場ポテンシャルがあり、今後も現地企業と協力しながら革新的なソリューションを提供していきたい」と述べました。