GPTでは対応が難しい“関係性の複雑さ”。恋愛電話相談に再注目が集まる背景とは
株式会社アクアグローバルサポート(本社:東京都千代田区/代表取締役:藤木 仁)が運営する恋愛相談サービス「ANSWERS(アンサーズ)」は、2025年上半期における電話相談件数が前年同期比158%増となり、そのうち「関係の構造が複雑な恋愛」に関する相談が大きく増加したことを発表しました。
恋愛相談におけるAI活用は拡大傾向。一方で「解決実感が得にくい」相談も増加
近年、ChatGPTなどのAIチャットサービスを通じた恋愛相談が急増しています。Google Trendsによると、「GPT 恋愛相談」「AI 恋愛 アドバイス」などの関連キーワード検索数は、2024年比で約2.4倍に上昇(2025年6月末時点)しました。しかしながら、ANSWERSの利用者アンケートでは37.6%が「AIによる回答では気持ちの整理が難しかった」と回答。背景や文脈の複雑さを要する相談では、単一の回答では本質的な納得や行動変化には結びつかない傾向が確認されています。
対人対応が求められる「関係性の構造が複雑な恋愛」
特に相談件数が増加したのは以下のようなケースです:
• 過去に関係のあった相手との再接触や再考
• 年齢差や立場の違いによる意思疎通の困難
• 関係性の定義が曖昧で、行動判断が難しい恋愛状況
このようなケースでは、「自分の気持ちをどう扱うか」という視点が必要とされ、単なる回答ではなく“感情の確認と整理”を含んだプロセスが求められています。
電話相談という手段が若年層に再評価されている実態
SNSやメッセージ中心のコミュニケーションが主流のZ世代ですが、ANSWERSでは20代女性の相談割合が42.3%に到達(前年同期比+18.7pt)。特に22時以降の利用者が多く、テキストでは伝えきれない内容を電話で話すという選択が目立ちます。
ヒアリング結果によれば、「人に声で話すことで、自分でも状況の優先順位に気づけた」といった声が多く見られ、“人に話す”という行為自体が情報整理の一手段として機能していることがわかります。
感情を整理するには、対話型の支援が有効とされる
ANSWERSでは、心理支援経験者による対応体制を整備し、単なる助言ではなく、「状況把握」「優先事項の明確化」「行動判断に向けた整理」のサポートを行っています。
こうした対話型支援により、相談者自身が「何に迷い、何を求めているのか」を可視化しやすくなるという傾向が見られています。これは、AIによる単方向の出力では代替しにくいプロセスと位置づけられます。
今後の展望:AIと人間支援の適切な棲み分けを前提としたサービス拡充へ
株式会社アクアグローバルサポートでは、LINEやチャットなどの非対面ツールも活用しつつ、「複雑な恋愛状況における気持ちの整理や判断支援」は対人対応が担うべき領域として明確化。
今後も「感情や関係性に向き合う力」と「AIによる情報サポート」を共存させながら、恋愛相談の質と多様性を高めてまいります。
【会社概要】
• 運営会社:株式会社アクアグローバルサポート
• 所在地:〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-2-1 岩見ビル4F
• 代表者:代表取締役 藤木 仁
• 設立:創業1999年11月1日/設立2006年2月1日
• 事業内容:電話恋愛相談サービス「ANSWERS」の運営
• URL:https://www.zctp.com