本革の端材が“透過する黒”に 新素材『OBRO』、Makuakeで目標達成

販売終了まで残りわずか

2026-03-24 10:00
株式会社三洋

1947年創業の合成樹脂加工メーカー・株式会社三洋(本社:東京都中央区日本橋馬喰町、代表取締役社長:堀井裕之)を含むプロジェクトチームは、廃棄されてきた革の端材を粉末化し、PVC(ポリ塩化ビニル)と融合させることで、光を透過する“透ける黒”の新素材「OBRO(オボロ)」を開発しました。

サムネイル

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本素材を使用したキーケース、サコッシュ、トートバッグのプロジェクトは、応援購入サービス「Makuake」にて現在販売中です。
すでに目標金額を達成しており、2026年3月27日で販売終了予定、一般販売は現時点で未定となっています。
世界的デザインメディア「YANKO DESIGN」「designboom」にも掲載され注目を集めています。

プロジェクトページ:
https://www.makuake.com/project/obro/

YANKO DESIGN(ヤンコーデザイン):
https://www.yankodesign.com/2026/02/18/obro-just-turned-leather-waste-into-luxury-material/amp/

designboom(デザインブーム):
https://www.designboom.com/design/wearable-collection-leftover-leather-powder-translucent-composite-material-okunote/

【新素材】光を透過する“朧(おぼろ)”な質感。革の風合いとPVCの透け感を融合
OBROは、革の端材をパウダー状に粉砕し、PVCに均一に練り込んだ新素材です。あえて均一にしない設計により、光の角度で表情が変わる奥行きのある黒と、曖昧な透け感を実現しました。さらに、表面には革らしいシボ感を施すことで、透け感の中に立体的な陰影が生まれ、奥行きと上品さを併せ持つ独特の表情を生み出しています。夕暮れ時の霞んだ景色や、春の夜の月明かりのように、輪郭がはっきりしないからこそ心を惹きつける――日本語の「朧」に由来する名の通り、日本的な美意識を宿した素材です。

OBRO透け感

OBRO透け感

OBRO製品透け感

OBRO製品透け感

【開発背景】廃棄されてきた革端材を、新たな素材へ
革製品の製造現場では工程の中で、どうしても細かな革の欠片(端材)が発生します。その多くは活用されることなく、廃棄されてきました。PVC製品を長年手がけてきた当社と、グループ会社で革製品製造を担うエヌ・コバヤシとの協業をきっかけに、「この端材を、素材として再生できないか」という問いから開発は始まりました。
中でも、革の粉砕方法やPVCへの混合、さらにシボ加工との組み合わせには特に注力しました。

OBRO開発過程生地

OBRO開発過程生地

【デザイン】“気を使わず使える高級感”を目指した設計
PVCの軽さや扱いやすさと、本革のような佇まいを両立するため、縫製方法や素材比率を細かく検証しました。その結果、日常使いから旅行まで対応する実用性、PVC単体では得られない上質な佇まい、ユニセックスで使えるミニマルなデザインを兼ね備えたプロダクトに仕上がっています。

OBROロゴ

OBROロゴ

OBRO製品郡1

OBRO製品郡1

プロジェクト概要

プロジェクト名:
「見えすぎない美しさ」残革粉末×PVCのサステナブルプロダクト「OBRO」誕生
実施期間     : 2026年1月27日~3月27日
プロジェクトページ: https://www.makuake.com/project/obro/
リターン内容   : キーケース/サコッシュ/トートバッグ(先行・数量限定)
お届け予定    : 2026年4月~5月
※本プロジェクトは目標金額を達成済みです

OBROトートバッグ

OBROトートバッグ

OBROトートバッグ使用

OBROトートバッグ使用

OBROサコッシュ

OBROサコッシュ

OBROサコッシュ使用

OBROサコッシュ使用

OBROキーケース

OBROキーケース

OBROキーケース使用

OBROキーケース使用

OBRO製品郡2

OBRO製品郡2

プロジェクトチーム

・株式会社三洋
1947年創業。PVCをはじめとする合成樹脂の製造加工を行うメーカーです。生活雑貨、ファッション、文具、建材など多分野に向けた素材開発を得意とし、PVCの調色、表面加工、エンボス技術などで高い評価を得ています。本プロジェクトでは、長年培ったPVC加工技術を基盤に、新しい素材開発と製品化に取り組みました。

・株式会社エヌ・コバヤシ
本革卸の専門商社として創業し、現在では本革小物やバッグなどの製造も行う。2020年より株式会社三洋のグループ会社に参画。材料手配から裁断・縫製・仕上げまで一貫して行い、高級ブランドやオリジナル製品の製造を多数手掛けています。本プロジェクトでは、製造過程で発生する革端材の提供、製品設計・加工・縫製を担当しました。

・ヤスダビニール工業株式会社
東京都荒川区で操業している塩化ビニルシートメーカーです。塩ビ端材を有効活用した、環境にやさしいリサイクル塩ビシートをクライアント様のご要望に沿った形で製造し、小ロット短納期出荷に力をいれています。 本プロジェクトでは、残革混合PVCの生地の試作・製造を担当しました。

・オクノテ 清水覚氏
企業や地域資源と協業し、商品企画から販売促進、ブランド構築までを手がけるビジネスデザイナー。東京都中小企業振興公社のデザイン支援事業「デザインコラボマッチング」を通じて協業を開始。本プロジェクトでは、製品コンセプト、製品基本デザイン、商品ラインナップの構成、ネーミングやビジュアル制作などブランド全体のクリエイティブを担当しました。
Photo: Masato Ishibashi(Studio Function)