高齢社会を支える訪問看護の現場からの取り組み内容を公開 : 医療の灯を“暮らしの場”に届ける

地域包括ケアの要として進化する訪問看護サービス

医療法人社団鴻愛会 こうのす共生病院
2025-08-20 10:03

病院の外に、命を支える医療がある。
医療は、病院の中だけで完結するものではありません。
こうのす共生病院(埼玉県鴻巣市)では、在宅医療ニーズの高まりを受け、現在訪問看護体制の整備・強化に力を注いでいます。これは単なる人材確保ではなく、医療の本質そのものを問い直す取り組みです。

自宅が「療養の場」となる時代

高齢化の進行により、医療のかたちは変わりつつあります。
病院中心だった医療提供体制は、今や「住み慣れた自宅で家族とともに過ごしながら医療を受ける」方向へと移行しています。こうした暮らしに根ざした医療の重要性は、厚生労働省が推進する「地域包括ケアシステム」でも強調されています。
特に埼玉県は、後期高齢者人口の増加が全国トップクラスと見込まれており、鴻巣市においても「医療と生活の距離を縮めること」が地域全体の課題となっています。

訪問看護師は生活に寄り添う医療者

訪問看護の現場では、医療技術はもちろん、患者の暮らしに対する感度が求められます。体調や生活環境の微細な変化を察知し、患者さんやご家族が安心して日々を送れるよう支援する——それが訪問看護師の役割です。

こうのす共生病院を運営する医療法人社団 鴻愛会では、「地域とともに生きる」を理念に掲げ、在宅医療の充実に取り組んでいます。
鴻愛会 理事長・神成文裕は、次のように語ります。「訪問看護は、医療の灯を暮らしのなかに届ける大切な手段です。地域の方々が“その人らしく”生き続けられるよう支えることこそ、私たちの使命です。」

医療の価値は「治す」だけではなく、「支える」ことへと広がっています。こうのす共生病院では、その価値を日々の訪問看護において、地域に根づかせています。

穏やかな日常を支える在宅医療

訪問看護は、在宅医療の要として、暮らしの中に医療を自然に溶け込ませる役割を担います。
こうのす共生病院では、医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフがチームを組み、病状や生活環境に応じた支援を行っています。なかでも訪問看護師は、医療的知識と「生活への感度」の両方を活かして、患者様とご家族に寄り添うケアを実践しています。
安心して過ごせる日常を守る存在として、訪問看護師は地域の中で欠かせない役割を果たしています。

“選択できる日常” を支える多職種連携

こうのす共生病院では、現在訪問看護師を中心に、医師・ケアマネジャー・介護サービス事業所と連携した包括的な支援体制を構築しています。この連携は単なる情報共有にとどまらず、「患者様とご家族が主体的に意思決定できる医療」を支えるための仕組みです。
この体制により、病院内では見えにくい“生活の文脈”が医療判断に反映され、患者さんの人生観や価値観に寄り添った看護が可能となっています。
さらに当院では、「緩和ケア外来」を設置し、がんや慢性疾患の終末期に向き合う方々が安心して過ごせるよう、訪問看護との連携によって外来から在宅まで一貫した支援を提供しています。

採用について

こうのす共生病院では、「訪問看護」というケアのかたちに共感し、地域医療に貢献したいと願う看護師の方との出会いを大切にしています。
詳細は当院の採用ページをご覧ください。
https://recruit.kouaikai.net/

本件に関するお問い合わせ
こうのす共生病院 広報室
電話:048-541-1131 メール:info@kouaikai.jp
公式サイト:https://kouaikai.jp/