【納入事例レポート】あ、ここにも杉田エース!Vol.139埼玉県・大型ショッピングセンター。各テナント入口の段差解消用に特注押し出し合成ゴムを納入!
建築金物の総合エンジニアリング企業である杉田エース株式会社では、50,000アイテムにおよぶ様々な建築金物、建築資材を取り扱っています。その一部である最新納入例をご紹介します。
【納入事例レポート】あ、ここにも杉田エース!Vol.139
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http://www.sugita-ace.co.jp/report/archives/2012/09/13/entry4195.html
今回の納入レポートですが、埼玉県にある某大型ショッピングセンターが舞台です。
ある日取引先の現場金物店様からお問い合わせがありました。ショッピングセンター内には数多くのテナントがあるのですが、通路から店舗に入るまで段差があったのです。そのままですと当然つまずいてしまいます。車いすの場合ヘ中に入ることができません。その段差を解消するためにステンレス製の商品が置いてありました。しかし、滑って危険だったり、音がうるさかったりと困っていたのです。そこでなんとかならないかと相談でした。
8月に現地を訪れ調査。そこで私が考えたのがステンレスでなくゴム製の段差解消材の提案でした。ゴムと言ってもいろいろあります。代表的なものが天然ゴム。これは今回の商材には適していません。そこで考えたのが合成ゴムでした。
しかし加工する技術を持っているメーカーはなかなかありません。あらゆる会社をあたり、やっと一社見つけることができました。
10月に試作品の製作。今回の加工は押し出し形式です。わかりやすく言うと「ところてん」のように合成ゴムを押し出し、商品を作ったのです。何回も何回も試作品を作りました。そしてやっと合格できるレベルに到達しました。そして11月から製作に入ったのでした。
今回の問題点は2つです。
・ステンレス製の框(かまち)に対して、同じステンレスの段差解消材を使っているので音がしてうるさい。
・表面がノンスリップなので滑る。
このような課題を克服するために合成ゴムの押し出し加工を試み、新商品を特注で製作することにし、成功しました。
このショッピングセンターには50を超えるテナントがあります。このすべての入口に今回特注で製作した合成ゴム製の段差解消材が納入されたのです。
たいがいは女性販売員の方が閉店時に手で店内にしまい、開店時にまた入り口に設置します。なのであまり重いと大変です。その点この商品の重さは約1kgなので問題ありません。
ないものを作るという仕事はとても大変でしたが、やりがいも感じましたし、大きな感動もありました。これでこの各店舗に訪れたお客様がつまずくことなくショッピングを楽しめます。本当に良かったと思います。
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杉田エース(株) お客様サポートセンター 担当/鎌田
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