サステナブルは“理屈”じゃなくて“愛”だった。女子高生の78%が「大切な人のためならサステナブルな行動をしたい」と共感

~NPO法人フォーエヴァーグリーンがサステナブル体験イベント開催に向けて調査を実施~~

特定非営利活動法人フォーエヴァーグリーン
2025-06-18 12:06

特定非営利活動法人フォーエヴァーグリーン(東京都渋谷区、理事長:渡邊圭)は、「愛する人と、生まれ変わってもまた会えるように地球を残そう」という想いから高校生向けのサステナブル体験イベント「ピースフォーアース2025」の開催に先立ち、東京都内の女子高校生を対象に「サステナブルと愛に関する意識調査」を実施しました。

本調査では、家族や恋人、友人、仲間など「生まれ変わってもまた会いたい」と思える大切な人のためなら、ゴミの分別やビーチクリーン、サステナブルな商品を贈るといった行動に共感する声が多く集まりました。また、サステナブルな取り組みが人の幸せやCO2削減、経済成長につながるという前向きな意識や、愛する人や将来出会うかもしれない大切な人のためにより良い未来をつくりたいという動機も広がっています。
さらに、サステナブルを理屈やロジックだけでなく、感性や心に訴えるアプローチが必要だと感じている若者も多く、「サステナブルと愛」を結びつける呼びかけが、行動や消費のきっかけになる可能性が示されました。

「サステナブルと愛に関する意識調査」概要

調査手法 :授業内で解説し、アンケートを実施
調査地域 :東京都世田谷区
調査対象 :15~17歳 女性
調査期間 :2025年5月
有効回答数 : 264サンプル
調査実施 : 東京都某高等学校

質問項目

1. 家族や友人、恋人など大切な人のためなら、ゴミの分別やビーチクリーン、サステナブルな商品を贈るなどのサステナブルな活動をしたいと思いますか。
2. 大切な人の誕生日や記念日など特別な日に、サステナブル商品を購入したいと思いますか。
3.「サステナブル=愛」として、「大切な人だから贈る」と伝えることで、お互いがより幸せを感じられると思いますか?
4. サステナブルな取り組みを進めることで、人の幸せやCO2削減、経済成長につながると思いますか?
5. 愛する人や将来出会うかもしれない大切な人と、また生まれ変わっても会いたいという気持ちから、より良い未来をつくるためにサステナブルな取り組みをしたいと思いますか。
6. サステナブルをロジック的ではなく、感性に呼びかけることも必要だと思いますか?
7.「サステナブルと愛」を結びつけて感性に呼びかけることで、サステナブルな行動や消費につながるきっかけになると感じますか。

結果概要(割合:回答数/サンプル数)

1. 家族や友人、恋人など大切な人のためなら、ゴミの分別やビーチクリーン、サステナブルな商品を贈るなどのサステナブルな活動をしたいと思いますか。

高校生の78%が「大切な人のためならサステナブルな活動をしたい」と共感し、サステナブルな行動の動機として“愛”や“身近な人への想い”が強く意識されている。

2. 大切な人の誕生日や記念日など特別な日に、サステナブル商品を購入したいと思いますか。

特別な日や記念日にサステナブル商品を選びたいと考える高校生は54%。サステナブル消費が“贈り物”や“ギフト”としても広がる可能性が示唆された。

3. 「サステナブル=愛」として、「大切な人だから贈る」と伝えることで、お互いがより幸せを感じられると思いますか?

「サステナブル=愛」として贈ることで、より幸せを感じられると答えた高校生は78%にのぼり、サステナブルな選択が“幸せの共有”として受け止められている。

4.サステナブルな取り組みを進めることで、人の幸せやCO2削減、経済成長につながると思いますか?

サステナブルな取り組みによって「人は幸せになり、CO2は削減し、経済も成長する」と考える高校生は64%と、社会や経済への好影響も期待されている。

5.愛する人や将来出会うかもしれない大切な人と、また生まれ変わっても会いたいという気持ちから、より良い未来をつくるためにサステナブルな取り組みをしたいと思いますか。

「生まれ変わってもまた会いたい人たちのためにより良い未来をつくりたい」と思うとサステナブルな行動をしたくなる高校生は66%。未来世代や大切な人への責任感が行動の後押しとなっている。

6. サステナブルをロジック的ではなく、感性に呼びかけることも必要だと思いますか?

サステナブルをロジックだけでなく“感性”に訴えることも必要と考える高校生は67%。理屈だけでなく、共感や感情を刺激するアプローチの重要性が浮き彫りになった。

7.「サステナブルと愛」を結びつけて感性に呼びかけることで、サステナブルな行動や消費につながるきっかけになると感じますか。

「サステナブルと愛を結び付ける」ことで行動や消費につながると感じている高校生は39%。感性への訴求が新たな行動変容のきっかけになる可能性がある。
本調査により、女子高生の間では、サステナブルな行動の背景に「理屈」や「義務感」ではなく、「大切な人への想い」や「幸せを分かち合いたい」という感情が強く影響している傾向が明らかになりました。サステナブルな商品を特別な日やギフトとして選ぶことにも前向きで、こうした行動が愛情表現や幸せの共有として受け入れられつつあります。また、サステナブルな取り組みが人の幸せや社会全体のより良い未来につながるという意識も広がっており、理屈だけでなく感性に訴えるアプローチが若い世代の行動や消費のきっかけになる可能性が示されています。
一方で、国や自治体がサステナブルな社会の実現を掲げて政策を推進しているものの、実際には消費者の行動変容は限定的で、サステナブルな商品やサービスの選択が日常生活に十分に浸透していない現状があります。こうした背景を受け、当法人はサステナブルな行動を「愛」や「幸せ」と結びつけて発信し、若者が自分ごととしてサステナブルに関わるきっかけを創出したいと考えています。
その一環として、高校生向けに「SDGs体感エリア『ピースフォーアース』2025原宿 -ハイスクール-」を、2025年11月15日(土)と16日(日)に原宿「おもはらの森」にて開催を予定してします。本イベントは今回で9回目を迎える実力派イベントであり、世界中から多くの人が集まる原宿を舞台に、体験ブースや人気インフルエンサーの登場など、企画を多数予定しています。さらに、サステナブル系啓発紙を11万部配布(東京都港区、渋谷区など)し、原宿でのリアル開催とともに動画配信も行うなど、情報配信型イベントとして多角的にサステナビリティの重要性を発信してまいります。
なお、体験ブースの出展は6月18日(水)より募集を開始し、20店限定となっておりますので、ご興味のある企業様はお早めにお問い合わせください。

【イベント概要】

名称:SDGs体感エリア『ピースフォーアース』2025原宿 -ハイスクール-
期間:2025年11月15日(土)、16日(日)予定 ※雨天時は翌日または翌週へ調整中
場所:「おもはらの森」東京都渋谷区神宮前4-30-3 東急プラザ表参道「オモカド」5階
主催:特定非営利活動法人フォーエヴァーグリーン
運営:ピースフォーアース実行委員会
後援:東京都環境局(予定)
協力:CARTA MARKETING FIRM、パル、ユキハナ、Sumapla、フォーエヴァーグリーンYouth、ブロッサムレポート、他
メディアパートナー:ELEMINIST
WEBサイト :https://www.peace4earth.org/2025-harajuku-high-school

特定非営利活動法人フォーエヴァーグリーンについて

特定非営利活動法人フォーエヴァーグリーンは、2001年に地球温暖化防止を目的として設立され、現在は持続可能性全般に幅広く、自由な発想で取り組んでいます。SDGsでは「気候変動」「教育」「経済活動」「つくる責任・つかう責任」「パートナーシップ」を中心に事業を展開し、環境教育や自然エネルギーの普及、エシカル商品開発、地域連携イベントなど多彩な活動を実施しています。
環境教育と日本文化(茶道)を掛け合わせた独自プログラムや、補助金に依存しない自立した運営体制も特徴です。サステナブルを「愛情表現」と捉え、社会や子どもたちに新しい価値観を広めることを目指しています。
URL:www.forever-green.jp

<本リリースに関するお問い合わせ先>

特定非営利活動法人フォーエヴァーグリーン
担当:渡邊 TEL:050-3702-0982 e-mail:info@forever-green.jp