三井住友海上あいおい生命保険、MS&ADシステムズが、「SPARC T5」サーバーを採用し生命保険契約者情報管理システムのクラウド基盤を構築

日本オラクル株式会社
2013-07-04 11:00

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、三井住友海上あいおい生命保険株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:佐々木 靜)およびMS&ADシステムズ株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:山内 憲二)が、生命保険の契約者情報管理システムのクラウド基盤構築に、オラクルの「SPARC T5」サーバーを採用したことを発表します。2013年4月に提供開始した「SPARC T5」サーバーの本採用は、日本企業として初めてとなります。

三井住友海上あいおい生命保険は、2013年3月末時点で244万件の契約数を有しています。MS&ADシステムズは、同社の保険システム全般の構築・運用を担っています。三井住友海上あいおい生命保険は、2020年までに契約件数が大幅に増加すると想定し、それに伴い契約者に関する業務処理件数も3倍以上に増加*すると予測しています。契約者や販売代理店のニーズに応える安定的・高品質なシステム・インフラを整備・強化する一環で、コールセンターや代理店などと連携した契約者情報管理システムの基盤を統合・集約し、クラウド化による柔軟な拡張性に加え、事業継続性・耐障害性を強化しています。

  • 三井住友海上あいおい生命保険調べ。2012年時点との比較

三井住友海上あいおい生命保険の契約者情報管理システムのクラウド化にともない、「Oracle Database 11g R2 Enterprise Edition」のサーバー基盤にオラクルのオペレーティング・システム「Oracle Solaris 11」を搭載した「SPARC T5」サーバーの採用を決定しました。同サーバー採用の理由は以下のとおりです:

 -既存の他社製UNIXサーバーからの容易な移行に加え、2020年までに契約件数の大幅な増加を想定し、それに伴い業務処理件数が3倍以上増えても*、安定的・高品質な運用を実現する高い性能

 -データベース、オペレーティング・システム、サーバーをオラクルが提供することによる、事前検証済みの構成、安心の統合サポート体制を提供

 -オラクルの仮想化技術「Oracle VM Server for SPARC」の採用により、将来、リソースを再配置することで柔軟に性能を拡張でき、さらにコア単位でソフトウェア・ライセンスを購入できるため、初期投資を抑えながら事業の成長に合わせて段階的な投資が可能

  • 三井住友海上あいおい生命保険調べ。2012年時点との比較

三井住友海上あいおい生命保険およびMS&ADシステムズは、健全な生命保険事業の運営を追求しガバナンスやリスク管理を強化する目的で、「Oracle Maximum Availability Architecture(MAA)*」を採用しました。MAAの採用にあたり、本番データベースと同期された複数のスタンバイ・データベースを構築するテクノロジ「Oracle Active Data Guard」、複数サーバーで1つのデータベースを構築する「Oracle Real Application Clusters」、企業システムの移行やアップグレードによる業務停止時間の最小化や既存システムとのデータ連携を円滑に進める「Oracle GoldenGate」を導入します。その結果、社内および代理店向けに安定かつ先進的事務システムを構築し、柔軟な機能拡充による効率的な事務フローを確立します。

  • オラクルが提案する、不測の事態が発生した際にITシステムへの被害を最小限に留め、事業継続を維持し、システムの可用性・耐障害性を最大化。「99.9999%の稼働率の実現」を実証したお客様の成功事例を収集・無償公開し、国内外のきわめてミッション・クリティカル性の高い基幹システムに適用

三井住友海上あいおい生命保険およびMS&ADシステムズは、契約者情報管理システムにおける契約件数・契約者情報の一層の拡充に対応するために、「Oracle WebLogic Suite」を採用しました。これにより、オラクルの高性能アプリケーション・サーバー最新版「Oracle WebLogic Server 12c」と、同時並行処理能力を増強し、メモリ容量拡張を可能にするインメモリ・データグリッド製品「Oracle Coherence」をアプリケーション実行基盤として導入し、レスポンス・タイムの短縮化と合わせて、耐障害性も向上させています。

●参考資料
「SPARC T5」サーバーと「Oracle Solaris」について
世界最速のマイクロプロセッサを搭載した、中規模コンピューティング環境向けの「SPARC T5」サーバーは17個の世界記録を樹立し、エンタープライズ・コンピューティングにおける業界最高水準のプラットフォームとして、オラクルのデータベースやミドルウェア、業務アプリケーションを高速に実行します。「SPARC T5」サーバーのプロセッサは16個のプロセッサ・コアを搭載し、最大128スレッドを同時並列に実行します。クロック周波数は3.6GHz、16コア共有L3キャッシュを8MB搭載しています。「Oracle Solaris」の最新版である「Oracle Solaris 11」は、要件の厳しいエンタープライズ・アプリケーションの実行環境としてセキュリティ、性能、運用性、拡張性などの要件に柔軟に対応するよう設計されています。また、サーバーの仮想化機能に加え、ストレージ・リソースの仮想化機能も標準で提供します。

  • ベンチマーク結果:詳細は「Oracle Benchmark」(英語)でご覧いただけます(http://www.oracle.com/benchmarks)

「SPARC T5」サーバーの詳細:
http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/servers/sparc
「Oracle Solaris」の詳細
http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/solaris

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。