大賞 100万円!PVC(塩ビ素材)の 特長を活かした製品のコンテスト『PVC Award 2025』 2025年7月1日より作品の募集開始
PVC Award実行委員会では、「生活を豊かにするPVC製品」をテーマに、PVC(塩ビ素材)の特長を活かした魅力ある製品を公募し表彰するコンテスト『PVC Award 2025』を開催。
2025年7月1日(火)より作品の募集を開始します。

PVCは、省資源で加工性、印刷性、耐久性、難燃性、耐腐食性、リサイクル性などに優れたプラスチック素材です。このPVCの特長を活かして、機能を付与することで、私たちの生活の利便性向上やリサイクル、医療・福祉、安全、防災など社会に貢献している製品を募集します。
応募していただいた作品の中から選考により、大賞(副賞100万円)、優秀賞(副賞10万円)、特別賞(副賞5万円)、入賞(副賞2万円)、および、オーディエンス賞(副賞2万円)を決定します。今回、新しい試みとしてデザイン性に特化したデザイン賞(副賞5万円)を設定します。
また、入選作品を中心とした応募作品の展示会を東京と名古屋で開催します。PVCの特長を活かした独創性のある作品の応募をお待ちしております。奮ってのご参加をお願いします。
主なスケジュール
・応募期間 2025年7月1日(火)~2025年9月30日(火)
・審査結果 2025年12月24日(水)に公表予定
・表彰式 2026年2月(予定)
・展示会 東京(2026年3月2日~13日、GOOD DESIGN Marunouchi)
名古屋(2026年3月19日~21日、イオンタウン千種)
応募対象
・国内で販売開始から5年以内のPVC製品(2020年7月以降に上市された製品)、或いは、2026年12月までに商品化を予定しているPVC製品が募集対象となります。
・軟質塩ビから硬質塩ビ、複合品を含む全てのPVC製品で、製品の機能などの鍵をにぎる素材がPVCであれば、金属、繊維、他プラスチックとの複合品も対象となります。
審査基準
・テーマ「生活を豊かにするPVC製品」との整合性
・市場性:市場の規模・売上・伸び等実績、潜在市場獲得力があるか
・機能性:PVC素材の特長が活かされ、機能性を有する製品であるか
・独創性:新規性や創造的な発想・表現がデザインされているか
・環境・社会貢献度:リサイクル、健康、医療・福祉、防災、省エネなどへの貢献
応募方法
・応募用紙はPVC Award公式ホームページ( http://www.pvc-award.com )より
ダウンロードしてご使用ください。
・応募用紙と応募作品の送付先は別々の場所になります。
1) 応募用紙は、電子ファイルで、PVC Award事務局( info@vec.gr.jp )に
お送りください(9月30日必着)。また、必ず作品の写真を添付して下さい。
2) 応募作品は、PVC Award公式ホームページに記載された作品送付先に
お送りください(応募用紙のコピーを同封ください)。
尚、募集要項、応募方法、スケジュール等の詳細は、7月1日以降にPVC Awardの公式ホームページでご確認ください。
主催
塩ビ工業・環境協会
日本ビニル工業会
日本ビニール商業連合会
日本プラスチック製品加工組合連合会
一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会
後援
経済産業省(予定)
公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会
公益財団法人日本デザイン振興会
協賛
東京ビニール商業協同組合
九州ビニール製品工業会
協力
クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック
◆ 問合せ先
PVC Award 事務局(塩ビ工業・環境協会内)
〒104-0033 東京都中央区新川1-4-1 六甲ビル8F
Tel : 03-3297-5601
Fax : 03-3297-5783
Mail: info@vec.gr.jp
PVC Award公式ホームページ( http://www.pvc-award.com )
前回開催PVC Award 2023の結果
PVC Award 2023では、64点の応募があり、その中から準大賞1点(副賞50万円)、優秀賞4点、特別賞3点、入賞5点が決定しました(大賞は該当なし)。その後、入賞作品を中心にGOOD DESIGN Marunouchi(東京、丸の内)とウインクあいち(名古屋)にて展示会を開催し、合計約2,000名の方が来場しました。両展示会では人気投票をしてもらい、上位5作品をオーディエンス賞として表彰しました。
入賞作品は、環境展/エコプロ2024(東京ビッグサイト、12/4~6)、および、名古屋プラスチック工業展(ポートメッセなごや、11/20~22)でブース展示し、約6,000名に披露しました。PVC Award開催を通して、PVC製品とPVC素材の良さを知っていただくよい機会となりました。
本年開催の“PVC Award 2025”におきましても、PVC素材の特長を活かした独創性のある作品の応募をお待ちしております。奮ってのご参加をお願いいたします。

前回受賞作品(抜粋)
準大賞
「エスロン大型建物用雨とい 超芯V-MAX」 積水化学工業株式会社

従来、金属製シートの折り曲げ加工でしか作れなかった大型建物用の雨といを、塩ビを主としたオール樹脂製(ポリエステルシートの両面にPVCを積層)に材料変更する事で、重量を50%低減。また、金属加工職人の減少や省力化などの諸課題を解決しました。
審査では、斬新な発想と技術的に難しい多層成型がチャレンジングである点が高く評価されました。昨今の豪雨対策のみならず、軽量化・長寿命化の実現にも高い評価が与えられました。
優秀賞
「芯が見えるボール hinomarc.」 AtoKA

空気ビニールの特性(透明で強い)を活かし、透明なボールの重心に赤い球を配置しています。サッカーなどの球技では、ボールの重心を如何に捉えるかを知ることで、練習の効率が上がるとのこと。また、日本サッカー協会のヘディングガイドラインに沿い、頭への負担を抑えつつ練習できます。審査では空気ビニールを利用した発想が斬新である事、加工技術的な困難さを克服した点が評価されました。
優秀賞
「CELLワインバッグ」 株式会社河野プラテック

空気ビニールの特性を活かした「CELL」が、衝撃吸収と保冷に寄与(試験では2mの高さから落下させても瓶は割れなかったとか…)。また、汚れても簡単に水洗いでき、繰り返し使える。「どこでも、だれでもワインを一番おいしく」をコンセプトに商品化。審査では空気ビニールという塩ビならではの特長を活かしつつ人目を引くデザインが評価されました。
特別賞
「機能的装飾義手」 株式会社佐藤技研

塩ビの特徴(耐久性、耐薬品性等)を活かした長期間の使用に耐える装飾用義手です。義手に求められる重要な要素(人体に近い表面摩擦と柔軟性、リアリティ)を両立させ、利用者が希望される機能を持たせた利用者の心情に寄り添った製品です。審査では、塩ビ製でシリコーン製並みのリアルさを実現できたことが評価されました。
特別賞
「軽トラ積載給水タンク アクアテナー」 株式会社ナショナルマリンプラスチック

軽トラを利用した給水タンク。塩ビターポリンの耐久性とウェルダー加工性を活用。また、使用後は製品を折りたたみ、コンパクトに収納できる(耐久年数は10年以上、食品衛生法適合)。審査では身近でどこにでもある軽トラを給水車に変える事ができるアイデアの斬新さが評価されました。なお、この作品は能登半島地震でも活躍しました。
入賞
「キャップモタナ~い」 森松産業株式会社

蛍光顔料を練り込んだ集光性シートを使用して、ペットボトルのキャップ保持機能を持たせました。キャップを落としたり、無くしたりすることを防止できます。
審査では、シートを打ち抜くだけのシンプルな構成/デザインが評価されました。
オーディエンス賞
「chabring チャブリング~非常時に浮輪になるちゃぶ台~」 株式会社三洋

ちゃぶ台をひっくり返すことで非常時に浮袋やクッションとして使えます。洪水浸水想定区域にお住いの方など、救命浮き輪を室内に常備するには場所を取りますが、この作品は日常使いのちゃぶ台として生活環境に溶け込ませることができます。非常時に浮き輪として使う時、台の足は体のホールドに役立ちます。また、避難所ではクッションとしても使えます。展示会の人気投票ではダントツの一位でした。