配電自動化向けスマートメーターの設置基盤、2020年までに世界で1億4300万台を突破の見込み

株式会社グローバルインフォメーション
2013-09-12 10:30

株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「AMI and Distribution Automation Integration: Leveraging Neighborhood Area Networks for Outage Management,Restoration Verification, Power Quality Alarming, Load Monitoring, Asset Monitoring, CVR, IVVC, and FLISR (AMIおよび配電自動化の統合:停電管理、復旧、検証、電力品質警報、負荷モニタリング、資産モニタリング、CVR、IVVCおよびFLISRのためのNANの活用)」の販売を開始しました。

初期のスマートグリッドプログラムが終盤に近づき、この分野全体が成熟するにともない、公共事業はその焦点を、設備投資・運営資金の両方を削減でき、送電網の効率と品質を改善する配電自動化(DA)のためのAMI(advanced metering infrastructure)技術導入へと移しています。DAシステムとAMIシステムによる用途との統合は、公益事業にとってはスマートグリッドへの投資による財政的メリット拡大が期待されます。当レポートによると、全世界の配電自動化のためのスマートメーターの設置基盤数は、2013年の1000万台以下から2020年までに1億4320万台まで成長する見込みです。

Navigant Researchのシニアリサーチアナリスト、Richelle Elberg氏は、「新世代の通信技術がAMIネットワークに導入されたことで、公共事業はより効果的にAMIとDAシステムを統合させ、今も残る課題を克服する方法を知り、その計画を進めています。2020年には、AMIとDAの統合が新たなスマートグリッド導入の標準になると見られますが、既存の設置基盤の更新には時間がかかると見られます」と述べています。

AMIとDAシステムの効率的な統合の最初の障害は、既存のAMI導入で使用された様々な通信ネットワークの種類、特に待ち時間とスループットと、プロトコル基準や相互運用可能な端末の不足です。Navigant Researchは先を見越して、ベンダーや標準化団体がこれらの障害の多くを克服し、本当の統合を実現させると考えていますが、それには時間を要し、初期導入者の中には既存のAMI通信システムが完全な統合の役に立たない場合があると当レポートは結論付けています。

同レポートは、AMIとDAシステムをスマートグリッドに統合する方法を探る公共事業が直面している市場機会と課題を検証します。世界のAMIおよびDA市場の現況の概要、それぞれに導入された通信ネットワーク技術のレビューなどを取り上げます。

市場調査レポート: AMIおよび配電自動化の統合:停電管理、復旧、検証、電力品質警報、負荷モニタリング、資産モニタリング、CVR、IVVCおよびFLISRのためのNANの活用
AMI and Distribution Automation Integration: Leveraging Neighborhood Area Networks for Outage Management,Restoration Verification, Power Quality Alarming, Load Monitoring, Asset Monitoring, CVR, IVVC, and FLISR
http://www.gii.co.jp/report/pike279390-ami-distribution-automation-integration.html
出版日: 2013年08月28日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)

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