テクニカ合同  ポリマー系固化剤+無機系固化材の併用技術で特許取得

~従来比30~70%の使用量で同等強度を実現、CO2排出削減~

2026-05-14 12:00
テクニカ合同株式会社

テクニカ合同株式会社(本社:神戸市東灘区、代表取締役:寺尾 好太)は、泥土改良における「使用量削減」と「強度発現」の両立を可能にする新工法として、ポリマー系固化剤と無機系固化材の併用技術に関する特許(特許番号:第7770058号)を取得いたしました。

本技術は、ポリマー系固化剤と無機系固化材(セメント・生石灰・ペーパースラッジなどの固化材)を最適比率で併用することで、無機系固化材の使用量を30~70wt%削減しながら、従来と同等の強度を発現することを可能にしたものです。これにより、泥土改良に伴う材料運搬量を大幅に削減し、運搬・施工時のCO2排出量削減にも貢献します。

【背景】課題は把握されていたが、明確な技術基準が存在しなかった
従来、泥土改良には10~30wt%という大量のセメント、生石灰、ペーパースラッジが使用されてきました。このため、
・建設廃棄物量の嵩増し要因に伴う増加
・建設廃棄物の運搬量に比例したCO2排出の増加要因
・コストと環境負荷がともに増大
といった課題が顕著でした。

一方で、少量添加が可能なポリマー系固化剤も提案されてきましたが、強度発現が困難という弱点がありました。そのため現場では長年にわたって、
-「ポリマーを併用すると安定する」
-「しかし、明確な比率や基準がないため公的に適用しづらい」
という“経験則止まり”の状況が続き、正式な技術として確立されていませんでした。

今回の特許のポイント

今回取得した特許は、この経験的知見を科学的に整理し、ポリマー系固化剤+無機系固化材の併用比率・混合条件を技術として体系化した初の方式です。

▼主な効果
・従来比30~70wt%の使用量削減で従来通りの強度を発現
・運搬・施工時のCO2排出量を大幅削減
・現場で判断が難しかった“併用割合”を明確化
・技術基準化により、誰が実施しても安全・確実な施工が可能

従来曖昧だった“併用の有効性”に正式な技術的根拠が与えられ、泥土改良分野における新たな標準技術となる可能性を持っています。

本技術がもたらす効果

・環境負荷の低減   :使用材と運搬回数の双方が減り、CO2排出量を削減
・コスト削減     :材料コストや運搬費用の圧縮が可能
・現場の施工性向上  :改良土砂の即時搬出により改良後土量が増加しにくく、作業工程がシンプルに
・改良土砂の輸送性向上:改良土砂の即時改良でのベルコン輸送可能
・品質の安定化    :従来“職人の感覚”に依存していた品質を技術的に標準化

今後の展開

本技術は、中間処理センターや道路・鉄道・災害対策・河川・造成・上下水道など、幅広い工事に適用可能です。
当社では、より効率的かつ環境負荷の少ない施工を実現するため、本特許技術を基盤にさらなる改良・製品化を進めてまいります。

特許情報

・特許番号 :第7770058号
・登録日  :令和7年11月6日
・発明の名称:ポリマー系固化剤と無機系固化材を併用する泥土改良方法

テクニカ合同株式会社について

会社概要

会社名 : テクニカ合同株式会社
所在地 : 〒658-0015 神戸市東灘区本山南町8-6-26 東神戸センタービル12階
代表者 : 寺尾 好太
事業内容: 土木薬品、産業薬品の開発・販売
URL   : https://www.technica-goudou.co.jp