天然ガス自動車用ガス補給ステーション数が2020年までに世界で約3万に達する見込み

株式会社グローバルインフォメーション
2013-08-12 15:00

株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「Natural Gas Vehicle Refueling Infrastructure (天然ガス自動車の燃料補給インフラ)」の販売を開始しました。

世界の多くの地域で天然ガスコストが歴史的な最低ラインに達したことを受け、天然ガス自動車(NGV)への関心が高まっています。NGV市場の成長は、その燃料が圧縮天然ガス(CNG)であるか、あるいは大型車両向けの液化天然ガス(LNG)であるかによらず、本質的にその入手性に依存しています。その結果、多くの企業がNGVの将来需要からもたらされるビジネス機会をものにしようと目を向けるのに伴い、天然ガス燃料の補給インフラ市場が力強い成長を遂げています。同調査レポートによれば、天然ガス燃料補給ステーション設置数が2020年までに世界全体で3万近くにまで達する見込みです。

同レポートの調査によれば、2013年から2015年の間に世界全体で設置されるNGV用燃料補給ステーション数の内、40パーセントを北米地域が占める見通しです。

Navigant Researchのリサーチ・アナリスト長であるDave Hurst氏は、「しっかりしたNGV用燃料補給インフラを構築することにはいくつかの面で課題があります。NGV用燃料補給インフラのコストは他の燃料と比較すると高額であり、またガス供給網から燃料補給ステーションへ燃料を供給するのに新たなパイプラインが必要だということになると、補給ステーション新設の実現性が難しいものとなってしまいます。それでもやはり、CNGもLNGもガソリンやディーゼルと比較すると低コストであることから、天然ガス自動車に対する需要も、また補給ステーションの新設需要もともに増大してくるものと予測されます。」と述べています。

天然ガス燃料補給インフラ市場の中の競合企業の多くが都市圏内および郊外地域におけるCNG補給インフラの開発に注力しています。CNGは主として、都市圏内の走行や、二つの都市圏の間を燃料補給無しで走行するような小型車および中型車用に使われます。上記調査レポートによれば、このインフラが拡大することにより大都市圏内におけるNGV需要が喚起されるものと見られます。さらに距離が離れた都市間を結ぶには、LNGがディーゼル燃料に取って代わるものとして売り込まれており、長距離走行を行う運輸業者用の自動車に使われています。

同調査レポートはCNGおよびLNG燃料補給ステーション機器市場、ならびにNGV向けインフラ市場発展の推進要因について精査しています。また、現行市場の最新情報、燃料補給施設のコスト要因、インフラのサプライチェーンについての評価、さらに主要企業の企業プロファイルが盛り込まれています。

市場調査レポート:天然ガス自動車の燃料補給インフラ
Natural Gas Vehicle Refueling Infrastructure
http://www.gii.co.jp/report/pike277642-natural-gas-vehicle-refueling-infrastructure.html
出版日: 2013年07月25日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)

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