アミロイドMRI研究分担施設への追加決定
東北大学加齢医学研究所・慶應義塾大学病院・UCLAらと連携するAMED研究
医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市、代表者:谷 幸治)は、5月7日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究課題「MRI画像によるアルツハイマー病コンピュータ支援診断プログラムの開発」において、3Tアミロイド MRI 開発へのデータ収集分担施設として追加決定しました。本研究は東北大学 加齢医学研究所を中心に、慶應義塾大学病院、量子科学技術研究開発機構(QST)、UCLAなど国内外の研究機関が参画する多施設共同研究です。医誠会国際総合病院ではSiemens-3TMRIを活用した画像データ収集を担い、アルツハイマー病診断支援技術開発に取り組みます。

認知症診断技術開発を目指すAMED研究体制
アルツハイマー病は認知症の主要な原因疾患の一つであり、高齢化の進行とともに早期発見・早期介入の重要性が高まっています。一方で、アルツハイマー病の原因物質の一つとされるアミロイドβを確認するPET検査は、実施可能施設数、被爆、および費用面などの課題があります。
今回のAMED研究課題「MRI画像によるアルツハイマー病コンピュータ支援診断プログラムの開発」は、MRI画像からアミロイドβ蓄積を評価する技術開発を進めることで、認知症診断支援につなげることを目指しています。研究代表機関は東北大学 加齢医学研究所で、研究代表者は舘脇 康子氏です。
研究には、慶應義塾大学病院、量子科学技術研究開発機構(QST)、UCLAなど国内外の研究機関が参画しており、多施設共同でMRI・PET・血液バイオマーカーなどのデータ収集と解析が進められています。
医誠会国際総合病院による3TアミロイドMRIデータ収集
医誠会国際総合病院は2026年度より本研究の3TアミロイドMRI開発へのデータ収集分担施設として追加されます。院内のSiemens-3TMRIを活用し、約40例のデータ収集を目標として研究へ参画します。対象となるのは、40歳以上の患者さんです。性別や診断名は問わず、研究ではアミロイドPET、血液バイオマーカー採血、MRIなどを実施します。研究に伴う検査費用の自己負担はありません。
研究では国内で広く導入されているMRI装置を活用し、アミロイドβ評価技術の開発が進められています。医誠会国際総合病院では、本研究への参画を通じて認知症研究に取り組みます。
医誠会国際総合病院では、こうした研究ネットワークへの参画を通じ、臨床現場と研究をつなぐ役割を担いながら、認知症医療の発展への貢献を目指します。
担当医師からメッセージ

アルツハイマー病では、早期の段階で変化を捉え、適切な診療や支援につなげることが重要です。一方で、アミロイドPET検査は実施できる施設が限られている現状があります。本研究は、認知症医療における新たな可能性につながる研究であると考えています。
医誠会国際総合病院では、3T MRIを用いたデータ収集を通じて、多施設共同研究に参画します。臨床現場で得られるデータを研究へつなげることで、認知症診断技術の発展に貢献していきます。
医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立し、ホロニクスグループとして全国で医療・介護事業を展開しています。医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数2,144名(2026年4月現在)を有する基幹病院で、2026年4月に大阪府がん診療拠点病院に指定されました。
また救急搬送件数は日本一※であり、「断らない救急」を掲げ地域の高度急性期医療を担っています。
※ 厚生労働省資料:令和6年度DPCの評価・検証等に係る調査「退院患者調査」の結果報告について 参考資料1 (4)救急車による搬送の有無(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001682674.xlsx) による