日本オラクル、分散した顧客情報を大規模に統合管理
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明、以下 日本オラクル)は、分散した顧客情報の大規模に統合管理するためのソフトウェア「Customer Data Hub」を本日より出荷開始することを発表します。
「Customer Data Hub」では、オラクルの業務アプリケーション製品「Oracle E-Business Suite」が稼動するシステムや他社製のアプリケーションが稼動するシステムが各々で管理している顧客データを統合して、複数のアプリケーションが共有して利用可能な単一の顧客データベースシステムを構築します。「Customer Data Hub」で実現される顧客データベースのモデルは、オラクルが約20年間もの業務アプリケーション・ビジネスにおける経験と顧客管理システムの導入実績で蓄積された統合顧客データベースモデルを基盤に構築されているため、高い統合技術と実用性を持ち合わせています。
「Customer Data Hub」では、データの追跡管理をおこなう機能「Oracle Customers Online」が搭載されているため、統合されたデータと元のデータの連携が可能です。統合されたデータに変更があった場合も、元データに対してその変更を反映させることができ、データの不整合を防ぎます。さらに「Oracle Data Librarian」により、複数の顧客データベース内で存在する同一の顧客情報に対しての重複チェック、名寄せやフォーマットの統一など、データの品質管理を行うことも可能になります。これにより、従来手作業でおこなっていたデータの品質管理が自動化されることで、顧客データ管理における業務効率化を支援します。さらに、「Oracle Application Server 10g」と組み合わせて利用することで、同製品のデータ連携機能である「InterConnect」を活用し、複数ベンダのシステム環境に分散している顧客データの統合をより効率的かつ柔軟に行うことが可能になります。
顧客情報は企業の重要な資産であり、顧客データを効率よく管理し、最大限に有効活用することは、企業をビジネスにおける成功に導きます。「Customer Data Hub」の提供により、企業は顧客データの統合することによる業務効率化、顧客満足度向上を実現するだけでなく、顧客データの有効活用よるサービスの拡充、新たなビジネスの創出をも可能にします。
● 「Oracle E-Business Suite」について
「Oracle E-Business Suite」は、経理や人事といった企業の根本を担う基幹系のシステムや、
在庫管理、生産管理、顧客管理、購買管理などの企業活動自体をサポートするシステムを構築するための機能が統合されたソフトウェアです。日本オラクルは、世界で13,000社以上、国内でも
450社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたEビジネスソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との 提携強化を通じ、販売およびサポート体制も積極的に強化しています。
●「Oracle Application Server 10g」について
オラクルの最新アプリケーション・サーバー製品。「Oracle Application Server 10g」を利用することにより、管理者は、サーバー利用率やエンドユーザーの応答時間といった情報に基づいてコンピューティング・キャパシティを調整する ことができます。また、月末の給与計算処理や四半期末ごとの決算処理など、あらかじめスケジュールしておいたイベントに応じた調整を行うことが可能なため、コンピュータリソースの有効活用が可能となります。
■ 本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーションズ 広報担当:石川
TEL:03-5213-6395 E-mail: Junko.Ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。