米国におけるフードサービスのコーヒー/ティー市場は187億米ドル規模へ

株式会社グローバルインフォメーション
2012-03-01 09:30

株式会社グローバル インフォメーションは、パッケージドファクツが発行した報告書「Coffee and Tea Foodservice Trends in the U.S (米国のコーヒー/ティー・フードサービス市場の動向)」の販売を開始しました。

当報告書によれば、コーヒーおよびティーは、積極的なメニュー革新や、朝食に飲まれる飲料として定着していることによって、米国ではフードサービス産業の主要な成長要因となっています。

レストランや喫茶店におけるコーヒー/ティーの売上げは、2012年には187億米ドルに達する見通しです。

外食産業の利用者数の回復、積極的なコーヒー/ティーのメニュー革新、レストランにおけるコーヒー/ティーの普及拡大、そしてメニュー価格の上昇によって、フードサービスのコーヒー/ティーの売上げは、2011年に11%も急増しました。

パッケージドファクツのDavid Sprinkleによれば、米国ではおよそ1億7,350万人がティーを飲み、1億8,300万人がコーヒーを飲んでいます。この驚くべき数字は、今後、コーヒー/ティーが拡大する可能性には限度があることを示唆しています。

したがって、家庭やオフィスでコーヒー/ティーを飲んでいる消費者を、フードサービスの利用者に変え、コーヒー/ティーの種類や飲む機会を拡大することが、フードサービス事業者の課題となっています。

同市場の4大企業である、Dunkin Donuts、Green Mountain Coffee Roasters、McDonald's、そしてStarbucksでは、それぞれコーヒー/ティーの売上げは10億米ドルを超えています。

こうした大手企業に導かれ、コーヒー/ティー企業は、外食産業の成長をしのぐ勢いで業績を伸ばし続けています。一方で、フードサービス業界のレストランブランドは、コーヒー/ティーの品質や種類を改善し、収益拡大に取り組んでいます。

コーヒーハウスやドーナツショップのほとんどの大手ブランドでは、2005年以来、同一店舗売上高が増加していることを、当報告書のデータは示しています。

この点で、ドーナツチェーンであるTim Hortonsは際立っており、同一店舗売上高の累積成長率が、21%に上るというだけではなく、2008年から2010年においても、7%という売上げ成長率で景気後退を乗り越えています。

市場調査レポート: 米国のコーヒー/ティー・フードサービス市場の動向
Coffee and Tea Foodservice Trends in the U.S
http://www.gii.co.jp/report/pf230307-coffee-tea-foodservice-trends-us.html
出版日 2012年02月
発行: Packaged Facts

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