コレオスが検証可能なデジタル証明書発行ツール 「Digit.ink」の取り扱いを開始
~あらゆる証明書やオープンバッジを作成・発行、 付加価値向上と付帯業務のDXを支援~
法人向けITソリューションを提供するコレオス株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:百瀬 太郎、以下 コレオス)は、Digit.ink Japan合同会社(事業所:東京都港区、代表者:ザン・マクノート、以下 Digit.ink Japan)とパートナー契約を締結し、第三者が証明書の正当性を検証できる、分散型ID(DID)*1および国際標準規格Verifiable Credentials(VC)*2技術をベースとしたデジタル証明書発行ツール「Digit.ink(デジットインク)」の取り扱いを開始したことを発表いたします。これにより、教育機関におけるマイクロクレデンシャルやオープンバッジへの対応をはじめ、企業・組織のあらゆる証明書に高い信頼性と付加価値を提供し、付帯業務のDX化・コスト削減を支援いたします。

◆デジタル証明書発行ツール「Digit.ink」製品紹介ページ
https://www.correos.co.jp/service/digit.ink
背景と目的
~「学修歴の証明」と「証明書発行業務の効率化」、双方の課題を解決へ~
日本社会全体にDXが求められている現在、その推進には高度なIT知識や時流に応じたスキル・技術を持つ人材が不可欠であり、各所で学び直しやリスキリングによる人材育成の取り組みが行われています。このような状況のなか、特に課題となっているのが、各人の学修歴の可視化と証明です。
これまでは、学位や資格という取得までに長期間を要する方式で、学習者の知識やスキルの習得が証明されてきましたが、DXによる産業構造や技術の急速な発展により、学習内容をより詳細な単位に細分化して個別に学修成果を証明するマイクロクレデンシャルへの対応が求められるようになりました。
個別の単位ごとの学修歴を可視化する手段としては、電子データ形式のバッジを発行・付与するデジタルバッジ(オープンバッジ)という技術があるものの、その運用方法はまだ十分に確立していません。また、日本ではそもそも修了証明書などのデジタル活用も進んでおらず、従来の紙形式や単純なPDF形式では、証明書の発行業務自体に人的負荷やコストがかかっている、真正性の証明まで対応しきれていないという課題も散見されています。
教育・人材育成と業務管理領域のITソリューションを市場に提供するコレオスは、このような状況に着目し、その課題解決に寄与するためにDigit.inkの取り扱いを開始いたしました。
Digit.inkの概要と特長
~DID/VC技術に基づく信頼性の高い証明書・オープンバッジを手軽に発行~
Digit.inkはブロックチェーンを基盤とするDID/VC技術をベースとして開発されたSaaS型デジタル証明書ツールであり、改ざん防止と証明内容の検証機能を持つ、信頼性の高い証明書やオープンバッジを手軽に作成・発行できます。Verifiable CredentialsやOpen Badges*3 3.0をはじめとする国際標準規格に対応し、証明書の内容と発行者、保有者が真正で偽りのないこと・有効であることを誰もが検証者として確認できる、グローバルレベルで安全なプラットフォームとして、日本を含む世界14カ国での導入実績があります。
学修歴の可視化・証明はもちろん、検定や免許、ID管理、保証書、許可証、健康情報など、あらゆるシーンに対応可能です。


[主な特長]
●第三者検証可能な信頼性の高いデジタル証明書、オープンバッジを発行・提供
国際標準規格Verifiable Credentials、Open Badges、Blockcerts*4やPDFデジタル署名に対応。Digit.ink自身を含むベンダーに影響されない相互運用性を持ち、資格情報等が真正であることを半永久的に証明可能。
●デザイン制作から名簿データ差し込み、発行・配布まで最短5分で手軽に完了、DX化
Webブラウザ上でできる直感的な操作と豊富なテンプレートで、証明書やバッジの雛型を作成。CSVやスプレッドシート、学習管理システムなどの名簿データを取り込むだけで、個々の証明書や最新バージョン3.0に対応したオープンバッジを発行。配布や印刷に使用できるPDFファイルの生成までDigit.inkひとつで行えるため、あらゆる証明書に関わる付帯業務の大幅な効率化とコスト削減を実現。
●証明書に発行者情報や関連資料を付与、付加価値の高い証明書で信頼性を向上
デジタル証明書に発行者情報として組織名、ロゴ、WebサイトURL、概要を記載可能。証明内容に関する各種ファイルも追加できるため、発行者が認定内容の詳細資料を付与することや、保有者の持つ成果物や活動内容を追加してポートフォリオや業務経歴を提示する活用も可能。付加価値の高い証明書を発行でき、保有者や検証者からの信頼と評価も向上。
[価格体系]
デジタル証明書の発行数に応じた価格プランを用意しています。
詳細はコレオスまでお問い合わせください。
今後の取り組み
~教育機関、認定団体、企業等における、あらゆる証明書業務を支援~
コレオスは、証明書業務のデジタル化やマイクロクレデンシャルへの対応に課題を持つ教育機関をはじめ、認定証などの発行業務に負担を感じている資格認定団体、従業員のID管理やスキル認定、製品保証書などの文書や記録をより高いレベルで行いたい企業などに向けて、Digit.inkを活用した課題解決方法を提案していくことで、人材育成と業務改善の双方を支援していきます。
また、最初の活動として、まずは大学等の教育機関を対象としたオンラインセミナーをDigit.ink Japanと共催し、ブロックチェーン技術や国際標準規格に準拠しているデジタル証明書のメリットや実際の活用事例を紹介いたします。
セミナー概要
名称 : Webセミナー
「オープンバッジだけじゃない!ブロックチェーン技術による
デジタル証明書がもたらすメリットと活用事例」
開催日時 : 2025年6月20日(金) 14:00~14:45(ライブ配信)
2025年6月25日(水) 14:00~14:45(録画配信)
2025年6月26日(木) 15:00~15:45(録画配信)
開催方法 : オンライン(Zoom)
費用 : 無料/事前登録制
詳細・申し込み: https://www.correos.co.jp/event/advantages-of-blockchain-certificate
参加者特典 : 講演資料、Digit.ink無料トライアルプレゼント
*企業・団体向けのセミナーも順次開催予定です。
[用語説明]
*1 分散型ID(Decentralized Identifier、略称:DID、読み:ディセントラライズド アイデンティファイア)
…特定の組織や政府といった中央集権的な管理主体に依存せずに、個人が自身の識別情報を管理できるIDや、その仕組み。ブロックチェーンなどの分散型台帳技術を基盤として識別情報を管理することで、身元情報を偽造や改ざんから保護し、信頼性・不変性を保証する。
*2 Verifiable Credentials(略称:VC、VCs、読み:ベリファイラブル クレデンシャルズ)
…日本語で「検証可能な証明書」。W3C(World Wide Web Consortium)がデータモデルを定義、仕様策定するデジタル資格・認証情報の国際標準規格。暗号化技術を用いたデジタル署名により、証明内容への改ざんを防止し、第三者による証明内容の検証を可能にしている。DIDにVCを関連付けることで、個人の所持する特定の資格や認証を、信頼性を確保した状態で他者に選択的開示ができる。
*3 Open Badges(読み:オープンバッジ)
学習成果やスキルをデジタルで証明する国際標準規格。Mozilla財団が開発、1EdTechが管理している。JSON-LD形式のメタデータにバッジの発行者や所得条件を記録し、異なるプラットフォーム間でのバッジの受領、保管、表示が可能な相互運用性を持つ。
*4 Blockcerts(読み:ブロックサーツ)
ブロックチェーン技術を利用した証明書の標準規格。マサチューセッツ工科大学Media LabとLearning Machine社が共同開発。
◆Digit.ink Japan合同会社について
Verifiable Credentialsが標準化される以前から開発に取り組んできたパイオニアベンダーであり、Verifiable Credentials技術を活用したオープンソースプロジェクトにも貢献しています。確かな開発技術と実績に基づくITソリューションを通じて、あらゆる業務や社会活動の信頼性と効率性の向上をめざしています。
社名 : Digit.ink Japan合同会社
代表者 : Zan McNaught
所在地 : 東京都港区虎ノ門1-17-1
URL : https://www.digit.ink/ja/home
創業 : 2021年(アメリカ)、2024年(日本)
事業内容: SaaS、DXコンサルティングおよび開発
◆コレオス株式会社について
「共に歩み、新たな価値を創造する。」をミッションとして、高品質なソフトウェアと確かな技術力に基づくサービスをITソリューションとして提供しています。組織において重要な“教育・人材育成”・“業務管理・改善”という領域を中心に、お客様の課題解決とその先にある理想の実現をめざして、コンサルティングから運用・定着支援、継続的な改善までサポート。お客様のビジネスに貢献し、価値を共創するITパートナーとして歩み続けています。
社名 : コレオス株式会社
代表者 : 代表取締役社長 百瀬 太郎
本社所在地: 東京都中野区本町3-31-11
URL : https://www.correos.co.jp/
設立 : 1976年
事業内容 : ソフトウェアパッケージ製品の企画、開発、販売、保守
海外ソフトウェア製品の販売、保守
ソフトウェアの受託開発、保守
上記に付随する導入コンサルティング、運用支援、普及支援