日本航空、オラクルのインメモリ・データベース技術を活用し、インターネット国内線運賃・空席検索システムを刷新
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は本日、株式会社 日本航空(本社:東京都品川区東品川、代表取締役社長:西松 遙、以下 日本航空)が、オラクルのデータベース製品「Oracle TimesTen In-Memory Database」(以下、「Oracle TimesTen」)、「Oracle Real Application Clusters」、「Oracle Database」を活用し、インターネット上での国内線運賃・空席検索システムの全面刷新に成功したと発表しました。
国内線航空運賃は、2000年の航空法改正により、許可制から届出制に変更となり事実上自由化されました。
- 運賃の自由化により、航空会社はさまざまな運賃体系を導入
- 航空運賃の多様化やオンライン販売の普及により、国内線市場の競争は激化
この結果として、日本航空の国内線運賃体系は利用者にとって分かりづらく、それを支えるシステム面においても、処理速度の低下、システム拡張に必要な開発生産性の低下、運用コストの増加などが避けられない状況となりました。
同社では2007年春、オラクルの「Oracle TimesTen」、「Oracle Real Application Clusters」、「Oracle Database」を採用することで、既存システムの最適化とインターネット国内線運賃・空席検索システムを全面的に刷新しました。
新検索システムの特長は次のとおりです。
- 新システムは様々な航空運賃と利用者の希望日を軸に、最適な(最安値)運賃を提案するシステムです
- 日程が確定していない場合に 往復の最安値の組合せをカレンダー形式で表示する機能や、「北海道方面」や「九州方面」などおおよその方面を指定するだけで最安値運賃を案内する機能もあります
- 最安値運賃の高速検索を実現するため、「Oracle TimesTen」を活用しインターネット国内線運賃・空席検索システムを改善しました
- アプリケーション層を含めミリ秒単位の処理を実現しました
日本航空は、今回のシステム刷新にあたり 重要な課題であった高速処理を実現するため、日本オラクルのコンサルティングサービスを採用しました。
日本オラクルは世界中の成功事例や各種ノウハウを元にしたコンサルティングサービスを活かし、日本航空が求める高い要求を実現するために、要件定義の段階からテストフェーズ、本番稼動まで一貫して、先手を打ったガイド、レビュー、技術提供を通じた支援を行い、日本航空の性能、可用性に関する高い要件の達成に貢献しました。
これにより、日本航空は、ホームページ上で提供する国内線航空券の検索・予約機能を2009年2月24日に全面刷新しました。また、同社では本年5月末から新たな機能として最安値検索「簡単モード」を導入するなど、継続して利用者の利便性の向上を目指しています。
●参考リンク
「Oracle TimesTen In-Memory Database」製品概要
「Oracle Database」製品概要
「Oracle Real Application Clusters」製品概要
日本航空プレスリリース: JAL、ホームページの国内線航空券 検索・予約機能をリニューアル!
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数2,226名(2009年 5月末現在)。
■本件に関するお問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報室 小林
TEL: 03-6834-4836 FAX: 03-6834-6144 E-mail: Mamoru.Kobayashi@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
YouTube日本オラクル広報チャネル http://jp.youtube.com/user/oraclejapanpr
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