波長分散補償器(DCM)の利用でシェアを得るアジア太平洋地域

株式会社グローバルインフォメーション
2012-08-07 19:00

株式会社グローバル インフォメーションは、ElectroniCastが発行した報告書「Chromatic Dispersion Compensator Filter Modules: Global Market Forecast & Analysis 2011-2016 (世界の波長分散補償器フィルターモジュール市場予測・分析:2011年~2016年)」の販売を開始しました。

2012年、フィルターベースのDCMの消費は、アメリカが世界市場シェアの46%を占めてリードしています。今後もアメリカは高いシェアとWDMベースの光リンクの導入で強い年間成長率を続けると見られますが、アジア太平洋地域におけるフィルターベースDCMの使用は成長の加速が予想され、いずれは関連市場のシェアを奪うと考えられます。

特に最近の欧州における産業全般にわたる経済危機を受け、欧州・中東・アフリカ地域は他の地域に比べ、年間の消費価値成長が停滞する見通しです。さらに、欧州・中東・アフリカ地域では、比較的拡張性が少ない、あるいは長期的で高いデータレート/高いチャネル数の光通信リンクの導入・アップグレードが予想され、これにより可変DCMに市場機会がもたらされることになります。

同レポートでは、ElectroniCastによる、2011年から2016年までの光通信ネットワーク市場における光ファイバー波長分散補償器の市場レビューと消費(価値、量、平均価格)予測、およびDCFベースのソリューションであるEDCの世界的な消費価値の予測データをまとめています。

フィルター端末(モジュール)パッケージは一般的に、FBG(ファイバーブラッググレーティング)またはエタロンベースの要素を含んでいます。このレポートにおいて、ElectroniCastは以下の製品分野について予測と分析を提供しています。

・固定波長分散補償器(DCM)
・可変波長分散補償器(DCM)

ElectroniCastによると、固定および可変波長分散補償器の間では平均販売価格(ASP)に大きな違いがあるとされています。可変DCMはチャネル容量/能力を需要度合に応じて拡大する傾向があるため、可変DCMのASP(平均販売価格)は、周期的に上がると予想されています。

市場調査レポート: 世界の波長分散補償器フィルターモジュール市場予測・分析:2011年~2016年
Chromatic Dispersion Compensator Filter Modules: Global Market Forecast & Analysis 2011-2016
http://www.gii.co.jp/report/el86526-filter-module.html
出版日: 2012年07月
発行: ElectroniCast

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波長分散補償器

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