ファイテックラボ・ジャパンと日本オラクル 金融業界向けプラットフォームを共同で開発
株式会社ファイテックラボ・ジャパン(本社: 港区虎ノ門 社長兼CEO: 松島 利幸、以下ファイテックラボ)と日本オラクル株式会社(本社: 千代田区紀尾井町 代表取締役社長: 新宅 正明)は、本日、ファイテックラボのJava コンポーネントフレームワークである「xTrade(TM)」とオラクルの最新プラットフォーム製品「Oracle 10g」を融合させ、金融システム構築の分野で協業することを発表しました。 開催中の2003年OracleWorld Tokyoにおいて、今回の協業により可能になる多機能な持つプラットフォームを紹介しています。
ファイテックラボのJava コンポーネントフレームワークxTradeとオラクルの高いセキュリティと24時間365日稼動し続ける高可用性を持つOracle Application Server 10g 及びOracle Database 10gによる次世代プラットフォームによる金融業界向けのソリューションを共同で開発します。 ファイテックラボと日本オラクルは、国内の金融機関向けに、この両社の特長を活かした多機能で高信頼性な金融ソリューションの共同提案活動を開始していきます。
xTradeは金融取引システムに必要となる各種業務ロジックを提供するJava コンポーネントフレームワークとしての機能に加え、コアエンジンに搭載した「分散キャッシング」テクノロジーにより、データベースアクセスを最適化し、大幅に加速化させるアクセラレータとしても機能します。データベース、サーバ、ストレージなどにおける分散リソース間で、必要に応じて動的、選択的にキャッシュ機能を提供するほか、データベース更新時に高速性を保ちながらキャッシュ内データの整合性を保証するもので、ビジネスフロー処理効率を高め、ITリソースのコスト削減、サービスレベルの向上に貢献します。
増大する金融取引と多機能化する取引業務の両面に対応するために、Oracle10gおよびxTradeとの組み合わせによるソリューションを利用することで金融業務のサービス向上にこたえることができます。Oracle10gが実現するエンタープライズグリッドコンピューティングにより、大規模でかつ負荷の増減に柔軟に対応できるシステム構築が可能なほか、高速で安定したシステム基盤を構築できます。そのOracle10gを基盤に、xTradeを使用したJ2EEコンポーネントフレームワーク上に各種金融取引システムを配置することにより、柔軟で多機能なサービス提供が可能になります。両社はこのソリューションを共同提案しさらにJ2EEコンポーネントフレームワーク上の各種業務ロジックの開発拡大も開始いたします。
ファイテックラボは、xTradeによるオラクルの次世代プラットフォームへのサポートの早期提供を実現させるため、Oracle Application Server 10g上でのxTrade動作検証をオラクルと共同で既に開始しており、Oracle Database10gへの対応は来春を予定しています。
■ 「Oracle Application Server 10g」について
「Oracle Application Server 10g」は、変化するビジネス上の要求へ効果的に対応するための基盤をあらゆる規模の企業に提供する、統合された標準準拠のソフトウェアです。「Oracle Application Server 10g」はJ2EEとグリッド・コンピューティングの完全なサポート、企業ポータルソフトウェア、高速なキャッシング、迅速なアプリケーション開発、アプリケーションとビジネスの統合、ワイヤレス機能、Webサービスなどを単一のパッケージで提供します。「Oracle Application Server 10g」はグリッド・コンピューティングに最適化されているため、顧客はITシステムにおいてより優れた可用性を実現し、ハードウェアと管理に要するコストを削減することができます。
■ xTradeについて
ファイテックラボの「xTrade」は、「Oracle Application Server 10g」などを基盤にエンタープライズシステム構築に必須となるコンポーネントをJavaフレームワークとして集約した開発基盤です。データベースアクセスに対し高速アクセスするための特許取得技術を搭載し、ハイパフォーマンスを確約します。複雑なトランザクションの処理が必要となるWebシステムの構築に利用されており、証券会社のフロントシステムを中心に、現物、信用、先物オプション取引、現金振替やメール送金などのオンライン金融取引の汎用コンポーネントが用意されているため、これらの組替や追加で自由度の高い、金融取引フロント・ミドルシステムを短期間・低コストで構築できます。ミッションクリティカルな金融システムに対応したパフォーマンスとスケーラビリティを実現しつつ、TCO削減に効果をもたらし、IT投資効果を最大化します。
■ Fitech Laboratories, Inc.および株式会社ファイテックラボ・ジャパンについて
ファイテック ラボラトリーズは、ハイパフォーマンスJavaコンポーネントフレームワークのリーディングプロバイダーであり、株式会社ファイテックラボ・ジャパンは、日本におけるプロモーションとサービスを提供しています。「xTrade」は、特許取得している”分散キャッシング”技術により、容易にハイパフォーマンス、かつ拡張性に優れたシステム構築を実現します。また、プラグイン層では、金融機関向けに各種業務体系に合わせたビジネスロジックが予めコンポーネントとして提供されている為、システムの短期構築を実現し、大幅な導入、メンテナンスコストの削減をもたらします。詳細は、ホームページ(http://www.fitechlabs.co.jp/)をご覧ください。
- xTradeは米国 Fitech Laboratories, Inc.の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
《本プレスリリースに関するお問い合わせ》
株式会社ファイテックラボ・ジャパン
マーケティング担当 稲辺
e-mail: marketing@fitechlabs.co.jp
TEL: 03-5402-7711
日本オラクル株式会社
マーケティング本部 コーポレートコミュニケーションズグループ
広報担当 石川
e-mail:junko.ishikawa@oracle.com
Tel:03-5213-6395