データセンター冷却の世界市場:製品・用途・国別の分析・予測 (2025~2035年)

株式会社グローバルインフォメーション
2025-06-13 12:00

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:樋口 荘祐、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「データセンター冷却の世界市場:製品・用途・国別の分析・予測 (2025~2035年)」(BIS Research)の販売6月13日より開始しました。

【当レポートの詳細目次】
https://www.gii.co.jp/report/bis1719532-data-center-cooling-market-global-regional.html

データセンター冷却の市場規模は、2024年の257億7,000万米ドルから、2035年には1,001億2,000万米ドルに達し、予測期間中はCAGR 12.55%で成長すると予測されています。

データセンター冷却市場は、データストレージ、処理、クラウドコンピューティングサービスへの需要の増加を背景に、急速な成長を遂げています。世界的にデータ生成が加速する中で、効率的な冷却ソリューションは、データセンターの最適な稼働性能と機器寿命を確保する上で不可欠となっています。この市場は、環境への配慮や炭素排出削減を目指す厳しい規制の影響もあり、エネルギー効率が高く持続可能な技術への需要によって大きく動かされています。急成長が続く一方で、高い初期導入コストや、システムの運用維持に伴う複雑さといった課題も存在します。しかし、冷却技術の継続的な進歩や、省エネルギーソリューションへのニーズの高まりにより、こうした課題は徐々に克服されていくと見込まれています。

主要市場統計

予測期間 2025-2035年
2025年評価 306億9,000万米ドル
2035年予測 1,001億2,000万米ドル
CAGR 12.55%

エンドユーザー産業別では、IT・通信の部門が市場をリード:

5G、IoT、仮想現実 (VR) ・拡張現実 (AR) 、AIといった新技術の導入により、通信業界は大規模なデータ処理に対応する方向へと進化しています。その結果、通信業界のデータセンターも大容量データ処理や低遅延要件に対応するよう変化しており、冷却ニーズが高まっています。また、銀行・金融サービス・保険 (BFSI) 分野は、もっとも高い成長率が期待されているセグメントです。この分野では急速なデジタル化が進んでおり、最先端の技術導入によってデータセンターの利用が増加し、それに伴って冷却ソリューションの需要も拡大しています。

データセンタータイプ別では、集中型データセンターの部門が市場をリード:

集中型データセンター部門のリードは、データ量と処理能力のニーズの増加によりハイパースケールデータセンターの需要が高まっているためです。ハイパースケールデータセンターは、クラウドの導入により、必要に応じて仮想的に追加容量を提供するために必要とされています。これらのデータセンターは、巨大でミッションクリティカルな施設であり、高性能かつスケーラブルなアプリケーションの運用を効果的に支えるよう設計されています。Google、Amazon、Facebook、IBM、Microsoftといった大量のデータを生成する企業と密接に関係しています。また、エッジデータセンターは、データを生成・利用するエンドユーザーのデバイスに物理的に近い場所に設置されており、5Gの普及によってその需要が高まっています。このため、クラウドインターフェースや主要な計算処理をエッジに近づけることによって、データ伝送の遅延を削減する必要性があり、エッジデータセンターは最も高い成長率が見込まれる部門とされています。

地域別では、アジア太平洋地域が市場をリード:

アジア太平洋地域は、世界最大級のデータセンター市場のひとつであり、大規模な産業・商業企業の存在がこの地域におけるデータセンター需要に大きな影響を与えています。市場規模で見ると、アジア太平洋地域に続くのは北米と欧州です。さらに、アジア太平洋地域では、数多くのデータセンターの存在に加え、革新的な技術への需要やIT投資の増加が見られることから、データセンター冷却技術への需要も非常に高まると予測されています。

当レポートでは、世界のデータセンター冷却の市場を調査し、主要動向、市場影響因子の分析、法規制環境、技術・特許の動向、ケーススタディ、市場規模の推移・予測、各種区分・地域/主要国別の詳細分析、競合情勢、主要企業のプロファイルなどをまとめています。

市場セグメンテーション
セグメンテーション1:エンドユーザー産業別
セグメンテーション2:データセンタータイプ別
セグメンテーション3:用途別
セグメンテーション4:ソリューション別
セグメンテーション5:ラック密度別
セグメンテーション6:地域別

主要企業:
Vertiv Group Corp.
Schneider Electric
Asetek, Inc.
Submer
Munters
ZutaCore, Inc.
Coolcentric (Heico Companies LLC)
Midas Immersion Cooling
PEZY Computing K.K.
ALFA LAVAL
Condair Group
Fujitsu
Danfoss
Modine Manufacturing Company
Boyd
Johnson Controls International plc
Carrier
STLUZ GMBH
LiquidStack Holding B.V.
JETCOOL Technologies Inc (Flex Ltd.)
Chilldyne, Inc.
Accelsius LLC
CoolIT Systems
DCX Liquid Cooling Systems
nVent
Rittal GmbH & Co. KG

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