【岡山理科大学】「いきものQOLセンター」と「アントレプレナーシップセンター」が発足

多彩な研究力駆使して地域・社会にインパクトを

2026-04-01 09:45
学校法人加計学園
写真㊨は「いきものQOLセンター」の江藤センター長(左)と古本佳代・獣医保健看護学科教授。写真㊧が「アントレプレナーシップセンター」、右が本下センター長、左が林センター次長

写真㊨は「いきものQOLセンター」の江藤センター長(左)と古本佳代・獣医保健看護学科教授。写真㊧が「アントレプレナーシップセンター」、右が本下センター長、左が林センター次長

 岡山理科大学に4月1日、動物とヒトの豊かな生活を目指す「いきものQOLセンター」と、企業家精神を培うとともに産学官民のハブ機能を持つ「アントレプレナーシップセンター」が発足しました。どちらも多彩な理大の研究力を駆使して、地域・社会に大きなインパクトを与えることが期待されています。

 「いきものQOL」は、岡山キャンパスの工学系教員と今治キャンパスの獣医学部教員がタッグを組んで、ペット・家畜と飼い主の生活の質(QOL)の向上を支える新しい視点の獣医療関連デバイス開発などに取り組んでいるプロジェクトです。これまで動物看護実習で用いる包帯巻圧計測装置、点滴しながら散歩もできる装置、散歩しながらリハビリ治療も可能な車いす、ペットフレイルの早期診断デバイスの開発などに加え、産学官の連携で毛が絡みにくいタオルや地域の特産物を活用したペットフードを商品化するなど、活発に活動しています。

 この活動拠点となるのが、「いきものQOLセンター」です。岡山と今治両キャンパスに設置し、センター長は江藤真澄・獣医学科教授、センター次長は赤木徹也・情報理工学科教授が就任。総合大学の強みを活かして、様々な分野の教員・学生がセンターに集合し、新しいデバイス開発や地域未利用資源の再発見に取り組む研究開発プラットフォームとして「いきものQOL」の輪を広げていくのがミッションです。

 江藤センター長は「本センターは、動物だけでなく、その管理者やオーナーの生活の質にも目を向ける点に特徴があります。動物をキーワードに獣工連携から新たなシーズを生み出す拠点であると同時に、地域の課題を受け止める窓口として機能します。そこに学生が参画し、現場の課題を価値へと転換する経験を通じて、地域とともに成長する人材を育てていきたい」と話しています。

 また、「アントレプレナーシップセンター」は経営学部の本下真次准教授がセンター長、林恒宏教授がセンター次長を務めます。「アントレプレナーシップ」は「企業家精神」の意味で、センターの理念は「教育、起業支援、産学官民連携を通じて、学生や研究者のアイデアと技術を事業へと育てる支援を提供し、地域とともに新しい価値を生み出すエコシステム形成に貢献する」ことです。
 設立の背景には、岡山理科大学が中四国の大学が連携してアントレプレナーシップ教育と大学発スタートアップ創出の事業を行うPSI(Peace & Science Innovation Ecosystem)に2年半前から参画したことがあります。こうした学外の機関と連携しながら、学生や研究者の挑戦をバックアップします。
 自身で会社を設立し、経営してきた経験を持つ本下センター長は「起業はあくまで手段の一つ。失敗を恐れず、挑戦する姿勢や行動こそが重要です。教員は正解を教える人ではなく、挑戦者である必要があります。学生はもちろん、教職員にもアントレプレナーシップの発揮を促してまいります」と話しています。

動物看護実習で、包帯巻圧計測装置の動作状況を確認する情報理工学科の赤木徹也教授(右)と大学院理工学研究科の石橋卓実さん(左)

動物看護実習で、包帯巻圧計測装置の動作状況を確認する情報理工学科の赤木徹也教授(右)と大学院理工学研究科の石橋卓実さん(左)

岡山高島屋では今年2月、プロジェクトで開発した商品が展示・販売されました

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学生からの起業相談にも親身に対応します

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