アジア太平洋地域が世界最大のシェールガス可採資源量を保有
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社GlobalDataが発行した報告書「Gas Shale Development in Emerging Countries (Poland, China, Australia, Argentina and South Africa) - Market Analysis, Industry Scenario and Key Companies (新興国(ポーランド・中国・オーストラリア・アルゼンチン・南アフリカ)のシェールガス開発:市場分析、産業シナリオ、主要企業情報)」の販売を開始しました。
世界のシェールガス可採資源量は7629兆立方フィート(tcf)と推定されています。アジア太平洋地域が2808 tcfという、世界最大のシェールガス可採資源量を有すると推定されており、これは世界全体の可採資源量の37%にあたります。北米は世界第2位となる約25%のシェールガス可採資源量を有しています。南米と中米は世界のシェールガス可採資源量の16%を有しており、これは推定可採資源量として1225 tcf となります。中東およびアフリカ地域は14%を占めており、欧州がこれに次いで624 tcf 、すなわち8%のシェールガス可採資源量を保有しています。
シェールガス開発への投資額が、ポーランドやアルゼンチン、オーストラリア、また中国といった新興諸国で増加を続けています。アルゼンチンはシェールガスに対して相当な額の投資を行っており、その金額は2009年から2013年3月までの期間で約20億5000万米ドルに上ります。2010年のアルゼンチンのシェールガス投資額は推定で5億1385万米ドルでした。これが2011年には約14億2000万米ドルに増大しました。アルゼンチン政府はまた、同国でのシェールガス開発を支援するためGasPlusプログラムを導入しました。このプログラムではシェールガス開発に参画している企業は天然ガスをこれまでよりも高い価格で販売することができるようになっています。
オーストラリアでは、2009年から2013年3月までの期間のシェールガス開発投資額は推定で12億6000万米ドルです。2009年にはオーストラリアのシェールガス投資額は推定で約1億2800万米ドルであり、2012年までにこの投資額は約6億7881万米ドルに増加しました。2013年については、3月末時点で同国のシェールガス開発投資額は約3億7601万米ドルと推定されています。
ポーランドでは2009年から2013年3月までの期間におけるシェールガス投資額は推定値にて2億9666万米ドルとなっています。2009年にはシェールガス投資額は推定で約2133万米ドルでした。2012年までに、シェールガス投資額は約1億1291万米ドルに増加しました。
同調査レポートは、ポーランドや中国、オーストラリア、アルゼンチン、ならびに南アフリカといった諸国におけるシェールガス可採資源量、可採残存埋蔵量、探査および開発活動に関する情報を提供しています。これら諸国の中ではポーランドが、稼働中の資源探査ブロック数および採掘認可済み件数で現在シェールガス開発の先頭に立っています。
市場調査レポート: 新興国(ポーランド・中国・オーストラリア・アルゼンチン・南アフリカ)のシェールガス開発:市場分析、産業シナリオ、主要企業情報
Gas Shale Development in Emerging Countries (Poland, China, Australia, Argentina and South Africa) - Market Analysis, Industry Scenario and Key Companies
http://www.gii.co.jp/report/gd274242-gas-shale-development-emerging-countries-poland.html
出版日: 2013年06月17日
発行: GlobalData
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