太陽光発電・蓄電池の自家消費率と電気料金削減額を可視化  建物の実データで試算するWebアプリを提供開始

太陽光は「売る」から「自家消費」へ

2026-07-22 09:30
ZEB株式会社

ZEB株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役:山口 卓勇、以下「当社」)は、太陽光発電・蓄電池の導入による自家消費率や電気料金の削減効果を、建物の実データに基づいて試算できるWebアプリ「太陽光発電・蓄電池 自家消費シミュレーター」の提供を開始しました。本アプリは、電力会社から提供されるスマートメーターの30分値データ(30分単位の電気使用量)を貼り付けるだけで、1年間の発電量や自家消費率、電気料金の削減額を30分単位で算出します。年間の概算だけでは把握しにくい「実際の電力使用パターンで、どれだけ自家消費でき、電気料金をいくら削減できるのか」を具体的な数値で確認できます。無料で試せるプランに加え、全国835地点のデータと詳細レポートに対応した有料版を、月額11,000円(税込)で提供します。

本リリースのポイント

・【試算例】太陽光120kW+蓄電池100kWhを想定した事務所ビル(年間使用量 約125,000kWh)で、電気代は年 約439万円→約138万円、年間削減額は約335万円(「余剰充電のみ」シナリオ。電気代削減 約301万円+売電収入 約35万円)。※平均年データに基づく推定値で、実際の効果を保証するものではありません。

・決め手は“実データ”。電力会社のスマートメーター30分データ(1年分)をそのまま使い、太陽光・蓄電池の自家消費率・電気代の削減額を30分粒度で試算。年間の概算では見えない蓄電池の効果や余剰の実態まで分かります。

・蓄電池は“回収 vs 売電”を2シナリオ並列比較(余剰充電のみ/夜間充電ハイブリッド)。要否も容量選定も、数字で判断できます。

・無料で試せて、有料版は全国835地点・詳細レポート(PDF/CSV/Excel)対応で月額11,000円(税込・税抜10,000円)。毎月自動更新・いつでも解約可。

・補助事業で求められる「自家消費率50%以上」の見極めや、『ZEB』『Nearly ZEB』で大きくなる余剰の使い道(蓄電池で回収か売電か)の検討にも活用できます(自家消費率は運用シナリオにより変動。補助事業の要件該当性は各公募要領・執行団体の判断によります)。

■ 背景:「売る」より「使う」が得な時代に
電気料金の高騰と売電単価の低下により、太陽光発電は「売る」から「自家消費する」時代へ移行しています。ただし、その効果は建物によって大きく異なります。

  1. 効果は建物ごとに違う ―「入れれば得」とは限らない
    同じ設備でも、電気の使い方が違えば導入効果は変わります。導入判断には「実際の使用パターンでどれだけ自家消費でき、電気代がいくら減るか」の見極めが欠かせませんが、年間の概算では蓄電池の効果や余剰の実態を正しく評価できません。本アプリは、これを30分×1年の粒度で具体的な数字にします。
  1. 補助金・ZEBの検討にも(専門用途)
    国の補助事業には自家消費率50%以上を要件とするもの(例:環境省「ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業」)があり、『ZEB』『Nearly ZEB』のように発電量が大きい建物では、余剰を蓄電池で自家消費に回すか売電するかが経済性を左右します。本アプリはこうした専門的な検討にも活用できます(本アプリの算定結果は推定値であり、補助事業の要件への該当性は各公募要領及び執行団体の判断によります。該当性を保証するものではありません。また補助事業では、売電を行わないことや蓄電池の系統充電の制限など別途の要件が課される場合があります。適用にあたっては最新の公募要領をご確認ください)。
    いずれの場合も、スマートメーターの30分データを用いて1年間・30分粒度で発電・自家消費・蓄電池運用をシミュレーションし、導入効果を具体的な数字で示します。

できること ―「自家消費率」も「削減額」も、設計前に数字で

・自家消費率を、設計前に把握:住所・建物用途・太陽光/蓄電池の仕様を入力し、30分データを貼り付けるだけ。年間・月別の自家消費率を試算し、補助事業の「自家消費率○%以上」を設計段階で見極められます。

・“蓄電池で回収 vs 売電”を比較:運用を「余剰充電のみ」「夜間充電ハイブリッド」の2シナリオで並列計算。余剰をどれだけ自家消費に回収でき、売電に回る分と経済性がどう変わるかを月別グラフで確認。蓄電池の要否・容量選定にご活用いただけます。

・計算方法と出典を開示:発電量は、JIS C 8907(建築研究所資料No.188)に示された手法をベースとする推計式を30分値に展開した当社の推計モデルにより算定します。日射・気象データは、NEDO「METPV-20 日射量データベース」(2010~2018年の統計に基づく平均年データ。直達・散乱日射)を加工して当社が作成したものを使用しています(記して謝意を表します)。

有料版の入力画面。住所を地図で指定し、太陽光・蓄電池の仕様と30分使用量データを入力します。

有料版の入力画面。住所を地図で指定し、太陽光・蓄電池の仕様と30分使用量データを入力します。

■ 試算例:年間削減額 約335万円(事務所ビル・匿名)
年間使用量 約125,000kWhの事務所ビル(匿名)に、太陽光120kW+蓄電池100kWhを想定した試算例です(所在地:東京、NEDO METPV-20の平均年データを使用)。

自家消費率    :62.5%
年間発電量/使用量:137,542 kWh/125,487 kWh
電気代(年間)   :太陽光なし 約439万円 → 導入後 約138万円(余剰充電のみ)
売電収入(年間)  :約35万円(余剰充電のみ)
年間削減額    :約335万円
          (余剰充電のみ。電気代削減 約301万円+売電収入 約35万円)

※ 昼35円・夜35円・売電7円/kWh(夜間時間帯 23:00~6:00)で試算し、基本料金は計算に含めていません(0円/月)。年間削減額 約335万円は、電気代の削減分 約301万円と売電収入 約35万円の合計です。なお本試算は昼夜同単価のため、夜間充電による単価差のメリットは生じません。上表は「余剰充電のみ」シナリオの値を主に記載しています(同じ条件の「夜間充電ハイブリッド」シナリオでは自家消費率49.2%・年間削減額約277万円)。所在地・顧客名は非表示。数値は平均年気象データに基づく推定値であり、実際の効果を保証するものではありません。影・積雪による損失は計算に含みません。補助事業の要件への該当性は、各公募要領及び執行団体の判断によります。

アプリ結果1 使用量発電量自家消費 余剰充電

アプリ結果1 使用量発電量自家消費 余剰充電

アプリ結果2 使用量発電量自家消費 夜間充電

アプリ結果2 使用量発電量自家消費 夜間充電

アプリ結果3 自家消費率

アプリ結果3 自家消費率

アプリ結果4 系統買電量

アプリ結果4 系統買電量

アプリ結果5 電気代

アプリ結果5 電気代

アプリ結果6 節約額

アプリ結果6 節約額

主な特長

・ブラウザだけで動作。30分使用量データは貼り付けで取り込み。
・1年間を30分粒度で計算し、発電・自家消費・売電・買電を集計。
・蓄電池2シナリオ(余剰充電のみ/夜間充電ハイブリッド)の経済性を比較。
・月別グラフで、季節ごとの効果と自家消費率の推移を確認。
・計算方法(計算フロー・補正係数・出典)まで開示。補助金検討や社内・第三者への説明資料としてご活用いただけます。
・月額11,000円(税込・税抜10,000円)。決済完了後ただちに利用可・個人事業主でも契約可能。毎月自動更新(無料お試し期間なし)、いつでも解約可(当期末まで利用可・日割返金なし)。
・有料版は全国835地点(NEDO METPV-20)に対応し、PDF・CSV・Excelの詳細レポートを出力。プロジェクトファイル(入力条件・使用量データ)の書き出し・再取込による復元にも対応。

無料版と有料版

無料版

料金    :無料
計算地点  :東京・大阪のサンプル計算
画面表示  :月別グラフ・2シナリオ比較・経済性まですべて表示
レポート出力:不可
データの保存:保存されません(その場限りの試算)。

有料版

料金    :月額11,000円(税込・税抜10,000円)/
       毎月自動更新・無料お試し期間なし。いつでも解約可
       (解約は当期末で効力発生。当期末まで利用可・日割返金なし)
計算地点  :全国835地点(NEDO METPV-20)から建物所在地を指定
画面表示  :月別グラフ・2シナリオ比較・経済性まですべて表示
レポート出力:PDFレポート、30分粒度CSV(2シナリオ)、
       Excel詳細レポート(前提条件・年間サマリー・月別集計・
       30分データ・計算方法)。プロジェクトファイルの書き出し・
       再取込、会員限定資料のダウンロードにも対応
データの保存:保存の正本はユーザーが保管するプロジェクトファイルです
       (ユーザー保管原則)。

※ 機能の詳細は各アプリページをご覧ください。

詳細レポート(Excel/PDF) ―出力サンプルを公開

有料版では、前提条件・年間サマリー・月別集計・30分粒度の全データ・計算方法までを収録した詳細レポート(Excel)と、要点をまとめたPDFレポートを出力できます。計算フロー・補正係数・出典まで明示しているため、社内検討や第三者への説明資料としてご活用いただけます。本リリースにあわせ、出力サンプル(Excel/PDF)を公開します(公開先URL: https://www.zeb.co.jp/wp-content/uploads/2026/07/solarsample.zip )。

無料で試せる

太陽光発電・蓄電池 自家消費シミュレーター 使い方ガイド(無料版)
https://youtu.be/Wlmpqn-jWaY?si=QBq3jE-OFLH4nMGK

全国835地点・レポート出力

太陽光発電・蓄電池 自家消費シミュレーター 使い方ガイド(有料版)
https://youtu.be/iXwrmIOilK8?si=-Vu0eRxCzb6JWGeN

価格・ご利用方法

・無料版: https://www.zeb.co.jp/apps/pvcalcu/
(登録不要・すぐに利用可能。その場限りの試算で、データは保存されません)

・有料版: https://www.zeb.co.jp/apps/pvcalcu-paid/
月額11,000円(税込・税抜10,000円)

有料版はクレジットカード決済(Stripe)による月額サブスクリプション(毎月自動更新・無料お試し期間なし)です。会員アカウントページからいつでも解約でき、解約は当期(課金済み期間)の末日をもって効力を生じます(当期末までは有料機能を利用でき、次回更新日以降の課金はありません。期間途中の解約による日割り返金は行いません)。

特定商取引法に基づく表記: https://www.zeb.co.jp/apps/terms/pvcalcu-tokushoho/

専門家レビュー(オプション)

有料版会員向けに、当社の専門家がシミュレーション結果を検証し所見書を発行する「専門家レビュー」(E1 ライトレビュー:55,000円・税込/E2 フルレビュー:110,000円・税込。個別申込・個別課金)も提供しています。入力値や機器選定の妥当性を、第三者の視点で確認できます。所見書は、提供された情報及び公開情報に基づく専門的意見の提供であり、発電量・経済効果・補助金の採択・機器の性能等を保証するものではありません。納期は必要資料の受領後 E1 3営業日/E2 5営業日、業務着手後のキャンセル・返金はできません。適用約款:専門家レビュー業務約款( https://www.zeb.co.jp/apps/terms/pvcalcu-expert-review/ )

今後の展開

当社は、建物の脱炭素と経済性の両立を後押しするため、室内環境・省エネ・経済性をその場で確かめられるWebアプリを今後も順次公開してまいります。

アプリ一覧: https://www.zeb.co.jp/apps/

会社概要

会社名 : ZEB株式会社(英文表記:ZEB Inc.)
代表者 : 代表取締役 山口 卓勇
所在地 : 〒700-0904 岡山県岡山市北区柳町2-11-20 ダイトクビル8階北
事業内容: ZEB・省エネコンサルティング/
      環境・エネルギーシミュレーションWebアプリの開発・提供
URL   : https://www.zeb.co.jp/
登録番号: 適格請求書発行事業者 登録番号 T2260001038623

※ 本アプリの算定結果は、平均年の気象データ(NEDO METPV-20)にもとづく簡易評価の参考情報であり、実際の発電量・経済効果を保証するものではありません(気象の年変動により±5~10%程度変動しえます)。影・積雪による損失は計算に含みません。複数アレイは各アレイが独立して最大電力点追従できる構成を仮定し、パワーコンディショナ効率は「定格効率×0.97」の簡易モデルによります。汚れ損失(既定3%)は入力仮定であり、入力値の正確性は利用者の責任となります。経済性は単純な電力量単価モデルによる試算で、燃料費調整額・再エネ賦課金・各種税・基本料金(契約電力・デマンド)等は考慮していません。無料版の計算は東京・大阪の気候に基づくサンプルであり、ご自身の所在地の値とは異なります。補助金申請・投資判断等の根拠とする場合は、専門家による精査(当社の専門家レビューを含む)をお勧めします。データの保存はユーザー保管原則(プロジェクトファイル)であり、有料版のサーバー上のデータは最終更新から7日、無料版の匿名データは約3時間で自動削除されます。ご利用にはサービス共通利用規約及び各アプリの個別利用条件(有料版は有料サービス特約・特定商取引法に基づく表記、専門家レビューは専門家レビュー業務約款を含む)への同意が必要です。価格はすべて税込総額です。

規約一覧: https://www.zeb.co.jp/apps/terms/