世界のデジタルテレビ世帯予測
株式会社グローバル インフォメーションは、インフォルマ・テレコム＆メディアが発行した報告書「Global Digital TV (11th edition) (世界のデジタルテレビ市場：第11版)」の販売を開始しました。
インフォルマ・テレコム＆メディアの調査によれば、悲観的な経済シナリオにもかかわらず、世界の多くの地域で、家庭におけるテレビのデジタル化が、急速な速さで進んでいます。
デジタルテレビ世帯（デジタルホーム）の総数は、2011年末に6億2,000万件を超え、2016年末には10億件以上になる見通しです。（下図、Fig 1参照）
家庭におけるデジタルテレビの普及率は、2011年末に47%ですが、今後5年間で74%に達すると予想されています。
2008年には、アジア太平洋、西欧および北米におけるデジタルホームの数は、ほぼ同じで、1億件ぐらいでした。
しかし、アジア太平洋は、大きく躍進をとげ、今後も拡大しつづける見通しです。 2012年末には、アジア太平洋地域が、世界のデジタルホームの48%を占め、3億900万件を超えると予想されています。これは、第2位の北米（1億5,200万件）の2倍で、次に、西欧が1億2,500万件でつづく見通しです。
新興BRIC諸国によって、2016年末までに、世界中で4億5,000万件のデジタルホームが新たに加わる見込みです。
中国は、今後5年間に、1億4,600万件といった大量の世帯がデジタルホームとなり、インドでは6,400万件、ロシアでは2,900万件、そしてブラジルでは2,500万件のデジタルホームが新たに増加します。
米国は、1,700万のデジタルテレビ世帯が加わり、2016年末まで世界第2位の市場となる見通しです。
2011年に、中国は、デジタルテレビホーム数で米国を上回り、世界最大の市場となりました。中国のデジタルホームは、2011年末に1億3,200万件（世界全体の21%）で、2016年末には、2億7,800万件に達し、世界のデジタルテレビ世帯の26%を占めると、インフォルマは予測しています。
市場調査レポート: 世界のデジタルテレビ市場：第11版
Global Digital TV (11th edition)
http://www.gii.co.jp/report/itm219311-global-digital-tv-11th-edition.html
出版日 2012年01月
発行: Informa Telecoms & Media
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