米国のブロードバンド導入世帯の44%がネットワーク接続できトラブルシューティング能力を持つ家電機器に高い関心
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Parks Associatesが発行した報告書「Connected Appliances: Evolution and Uses (コネクテッド家電:発展と利用)」の販売を開始しました。
同レポートによれば、米国のブロードバンド導入世帯の44%が、エネルギー消費を減らして経費の節約ができるように電力会社が自宅の家電機器の監視や管理を行って良いと考えています。
Parks Associatesのホームコントロールならびにエネルギーリサーチ部門のディレクターであるTom Kerber氏は、「メーカー企業は、成熟市場の中で競争力を保つためネットワーク接続ができる家電製品を開発しています。ネットワーク接続による遠隔監視や機能強化、また省エネ化を通じて製品の差別化と付加価値の向上ができるからです。家電品メーカーのLGやSamsungはWi-Fi機能を持った家電機器を発売しており、また主要メーカーのほとんどが2013年には新たなネットワーク家電品を売り出そうとしています。これによって消費者の認知度が上昇し続け、ネットワーク家電が提唱するその価値がさらに説得力を持つものとなるでしょう。」と述べています。
メーカー企業はスマート家電の能力を、省エネ管理だけではなくてコントロール能力や便利さを向上できる新たな機能を持つものにまで拡張してきました。米国のブロードバンド導入世帯の44%が、家電品に関わるいろいろな問題の解決を助けてくれるような高度なトラブルシューティング機能を持つネットワーク家電に高い関心を持っているので、これによって市場を拡大することが市場成長のためには大変重要です。
また、Parks Associatesの消費者統計分析部門のディレクターであるJohn Barrettは、「私どもの調査では冷蔵庫や衣類乾燥機よりも照明を遠隔監視することが大事だと思っている消費者の方が多いという結果が出ています。これは、照明が家屋全体のエネルギー消費の大部分を占めていると間違って信じていることから来ているようです。家電品のエネルギー消費について消費者教育を行うことにより、家電品の消費エネルギー監視機能が持つ訴求力は大幅に向上するでしょう。それが最終的には消費者がもっと多く節約できるということになるのです。」と述べています。
同レポートはで、ネットワーク家電の実現に必要な新技術や、採用が進みつつある新しい通信規格、また家電品産業に対してネットワーク家電が与える影響について精査を行っています。
市場調査レポート: コネクテッド家電:発展と利用
Connected Appliances: Evolution and Uses
http://www.gii.co.jp/report/park245028-connected-appliances-evolution-uses.html
出版日: 2013年03月14日
発行: Parks Associates
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/topics/CS06_jp.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

