日本オラクルが高度なセキュリティとパフォーマンスを提供するネットワーク・バックアップ製品を発表〜低コストのテープ管理システム「Oracle Secure Backup」で超高速のデータベース・バックアップを実現〜
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅正明、以下日本オラクル)は本日、「Oracle Secure Backup」の提供開始を発表しました。「Oracle Secure Backup」は、「Oracle Database」やLinux、UNIX、Windowsといったプラットフォーム上のファイルシステムに向けて開発された、高性能なネットワーク・バックアップ製品です。
世界で初めてバックアップ・ロジック*をリレーショナル・データベース・エンジンに直接組み込んだ「Oracle Secure Backup」は、他社のバックアップ製品と異なり、データベースから取り出される前にデータの暗号化を行います。このデータの復号に必要な鍵は安全性が確保されたデータベースのみにあるため、バックアップテープが紛失したり盗まれたりした場合でも、第三者に読まれたり改ざんされる心配はありません。また、テープへの移動中のデータもテープ上のデータについてもセキュリティが確保されます。さらに、部外者による認証ホストのなりすましを防止できるように、データベースのバックアップや復旧に関与するすべてのホスト・システムに対し証明書による認証を行う機能も持っています。
また、「Oracle Secure Backup」では、「Oracle Database」のブロック・レイアウト・ストラクチャ**を直接読み出し、その情報を用いることによりデータベース・ストレージへのアクセスを最適化するため、超高速のデータベース・バックアップが可能です。
「Oracle Secure Backup」を「Oracle Database」および「Oracle Enterprise Manager」と統合することで、オラクルの強力なデータベース管理コンソールから、バックアップを直接管理することができます。また、毎日あるいは毎週行うフル・バックアップやインクリメンタル・バックアップに関するベストプラクティス(最高水準の方法)がWebベースの管理インターフェースに直接組み込まれているため、顧客はバックアップに要する煩雑な作業から開放されます。顧客は本ソリューションを利用することで、バックアップに関連した問題が発生した際にも、1カ所からのサポートで迅速に問題解決を進めることができます。
◆ 製品と価格
製品:Oracle Secure Backup
単位:Tape Drive
ライセンス価格:\375,000
SULS:\82,500
最少:1
◆ 対応Tape装置
ADIC、DELL、Exabyte、HP、IBM、SONY、SUN(Storage Tek含む)、他
対応Tape装置詳細は以下をご覧ください
http://www.oracle.com/technology/products/secure-backup/pdf/Tape_Devices.pdf
- バックアップ・ロジックとは:バックアップを行うための一連の処理とプロセス。「Oracle Database」では「Oracle Recovery Manage」が利用される。「Oracle Secure Backup」のインストール時に、RMANテープ・バックアップ用のSBTライブラリが自動的にリンクされます。
** ブロック・レイアウト・ストラクチャとは:データファイル内のブロックの利用構造、「Oracle Database 10g Release 2 (10.2.0.2)」以上のリリースで、使用されたブロックのみをバックアップし、バックアップ速度を高速化してテープ使用量を削減します。
● オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,502 名(2005年11月現在)。
Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、SiebelはOracle Corporationおよびその関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 野見山
Tel: 03-6238-8395 Fax: 03-5213-6990 E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
<添付資料>
◆「Oracle Secure Backup」出荷開始に関する各社からのコメント
株式会社アシストは、日本オラクル株式会社の統合ネットワーク・バックアップ製品「Oracle Secure Backup」の提供開始を歓迎いたします。個人情報保護法施行後の現在も、データベース・セキュリティをはじめとする各種セキュリティ対策についてお客様企業のニーズは益々高まっています。本製品と「Oracle Recovery Manager」との組み合わせにより、バックアップデータの暗号化や異機種間環境でのバックアップの集中化等、管理が容易で最大限セキュアな環境をお客様にご提供できるものと確信しております。
株式会社アシスト 取締役 技術統括 小林太一
サン・マイクロシステムズは、日本オラクルの「Oracle Secure Backup」の提供開始を歓迎いたします。 サンは、従来から高い評価をいただいているサーバーやミドルウェアに加え、日本でも2006年中にストレージ・テクノロジーとの統合が予定されており、データマネージメントに関してもお客様の複雑な IT ニーズに一層迅速にお答えする体制を整えていく予定です。今回発表された 「Oracle Secure Backup」により、かねてよりオラクルとのグローバルな提携を進展させ、サンのテープライブラリ製品との組み合わせによるユーザ企業のセキュア・コンピューティングとビジネスコンティニュイティの実現に貢献して参ります。
サン・マイクロシステムズ株式会社
取締役 マーケティング統括本部長 杉本 博史
デルは「Oracle Secure Backup」の発表を歓迎します。必要不可欠なデータのバックアップを一貫してオラクル製品で構築することで、作業時間の短縮、サポートの一本化など、多くのメリットが期待できます。デルとオラクルは共同検証を通して、データベースからバックアップまで、シンプルでコストパフォーマンスの高いインフラストラクチャを提供していきます。
デル株式会社 エンタープライズマーケティング本部 本部長 桜田仁隆
Oracleデータベースのバックアップ環境構築は、これまでも多くのお問い合わせがあり、東京エレクトロンでも数多く手がけて参りました。このたび、信頼性の高いデータベースであるOracleから「Oracle Secure Backup」がリリースされ、ADIC社のテープライブラリが認定を受けたことにより、これまで以上に確実で高速なバックアップ環境をご提供できることを、大変うれしく思います。
東京エレクトロン株式会社 執行役員
コンピュータ・ネットワーク事業部 事業部長 天野 勝之
日本HPは、「Oracle Secure Backup」の販売開始を歓迎します。
あらゆるビジネス上の課題には、People(人)-Process(プロセス)-Technology(技術)の3つの観点で対応する必要があります。「Oracle Secure Backup」は、セキュリティ課題への"Technology"での対応を劇的に強化するものであり、今後、私どものデータベース・システムの 提案において、必ず検討しなければならないバックアップ・ソリューションの選択肢となるものと考えています。 今後とも、日本オラクル様との協調ビジネスを推進し、お客様に最善のソリューションを提供してまいります。
日本ヒューレット・パッカード株式会社
SI・アライアンス営業統括本部 統括本部長 神山昌樹