ウィルスの大流行診断薬と医薬品に対する世界的需要、2017年までの間に9.5%拡大
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Global Markets and Technologies for Pandemic Control (流行病管理の世界市場・技術)」の販売を開始しました。
ヒト免疫不全ウィルス/後天性免疫不全症候群(HIV/AIDS)、B型/C型肝炎、結核などの流行病の感染が、地域的に、および病原性としても拡大を続けており、世界的な流行病の感染は、世界中の医療提供者や医療団体にとって問題となっています。さらに、抗生物質が効かない感染病によって、医療提供者やメーカーは、現在、医薬品が深刻なレベルで不足していることに気付かされています。
HIV/AIDSの診断薬・医薬品は、過去のような劇的な年間成長率にはならない見込みですが、市場は併用療法の売り上げの結果、堅調に拡大しています。高活性抗レトロウイルス療法(HAART)製品を使用した併用療法は、 単一の化学薬品からシェアを奪い、この動向は予測期間中にわたって続くと予想されます。HIV/AIDSの治療においては薬剤耐性も大きな問題であり、既存の薬品に耐性を持ち始めた患者の数が増えているなか、新たな製品分野が市場に参入すると見られます。
多剤耐性株結核(TB)やHIV/AIDS、黄色ブドウ球菌、腸球菌、ロストリジウム・ディフィシレは、高まる需要に対応する新しい診断薬・医薬品の開発をメーカーに迫っています。
ウィルス感染診断薬・医薬品への需要は、2012年から2017年の間に9.5%の複合年間成長率(CAGR)で拡大する見込みで、一方でウィルス性・バクテリア性・寄生性病をあわせた診断薬・医薬品の世界市場のCAGRは9.3%と予想されています。2017年の市場は、アジアが最大のシェアを得ると見られます。
同レポートでは、現在、および今後の流行病に対抗するための既存予防・診断薬の概要や、これらの製品の市場予測を取り上げています。HIV/AIDS、B型/C型肝炎、マラリア、結核の治療に使われる診断薬・医薬品市場について予測します。予測、動向は、新製品および新技術の評価、業界筋からの情報を収集したものです。
市場調査レポート:流行病管理の世界市場・技術
Global Markets and Technologies for Pandemic Control
http://www.gii.co.jp/report/bc264524-global-markets-technologies-pandemic-control.html
出版日:2013年03月15日
発行:BCC Research
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